挑戦 巨大外資 下 (小学館文庫 た 13-2)

著者 :
  • 小学館
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本棚登録 : 111
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (544ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784094084573

作品紹介・あらすじ

製薬会社の買収、追い落としを狙う上司の陰謀、腹心の追放、そして東証上場-。次々と降りかかる難題に直面しながらも、池田岑行は日本ワーナー・パークをグループ屈指の地位に引き上げていく。しかし、米国本部には新CEOの失策を機に、世界最大の製薬会社による史上最大級の敵対的買収が仕掛けられようとしていた。総額十兆円に及ぶ、世界の市場を揺るがす巨額TOB。企業の存亡を賭けた攻防戦が幕を開けた。「奇蹟のCFO」と呼ばれた男が、そこで見たものは何か?三角合併の解禁により、外資企業からの相次ぐTOB攻勢に喘ぐ日本の現在を予見した、衝撃作の完結編。

感想・レビュー・書評

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  • (上下巻合わせてのレビューです。)

    経済小説の重鎮・高杉良先生の作品。
    実は僕は苦手です…(笑)
    なのですが、なぜか読みたくなって、読破しました。

    外資系メーカーでCFOとして、
    30年間勤め上げた主人公の物語。
    巻末の解説によると、かなりノンフィクションに近い
    仕上がりになっているようです。

    CFOが主人公なので、財務戦略に関する物語かと思いきや、
    社内人事や社内の争いごとがメインテーマ。
    著者の作品は、そういう部分が多々見受けられるので、
    少し苦手なのですが、その部分を除けば、
    人と人とのやり取り・誰に何を話すのかor話さないのか等、
    交渉時や社内で生き残っていくためのエッセンスが詰まっています。

    上下巻で1000ページにも及ぶ大作ですが、
    飽きることなく読み進めることができました。

  •  題名が「巨大外資」とあるので世界狭しと飛び回るストーリーを期待した。しかしお話の大半は昼ドラの様相を呈している。内容は職場の人間模様と池田という実力者の成功物語である。読みやすさは折り紙つき、暇つぶしには丁度よい。

  • めぐから借りて。
    面白かった◎
    池田さんかっこいいなぁ。。。
    経理の人になりたかったわけじゃないけど、でもこういうふうに会社のことを見られたら面白いだろうなって思う。

  • まあ小説だからね~

  • 導入はどうなるのかなと不安だったのですが、読み出すとあっという間に読んでしまいました。まさか30代から定年までの話だとはびっくりです。

  • 面白い!!
    外資で働いている身としてもモチベーションがあがってきます。

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著者プロフィール

1939年東京生まれ。専門誌記者や編集長を務める傍ら小説を書き、75年『虚構の城』でデビュー。83年、退職し作家に専念。緻密な取材に基づく企業・経済小説の問題作を次々に発表する。代表作は『小説日本興業銀行』『小説ザ・外資』の他『金融腐蝕列島』シリーズ全5部作など。

「2023年 『転職』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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