大番: 北上次郎選 昭和エンターテインメント叢書2 (上) (小学館文庫 し 8-1 北上次郎選「昭和エンターテインメント叢書」 2)

著者 :
  • 小学館
4.25
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本棚登録 : 76
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (602ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784094084948

作品紹介・あらすじ

愛媛の貧しい農家に生まれた丑之助は、富豪の令嬢・可奈子に手渡した"ガリ版刷りラブ・レター"事件をきっかけに、十八歳で家を飛び出し東京へ向かう。昭和初期の日本橋、たまたま住み込んだ小さな株屋で小僧として働くうち、株の面白さに目覚めた丑之助は、独り立ちを決意、愛嬌のある性格と持ち前のカンで、相場師の道を突き進む!不恰好な体つきに強い田舎なまり。そのうえ金好きで女好き。だけど、どこか憎めない"ギューちゃん"が、カブト町を舞台に大活躍する、ど根性サクセス・ストーリー。書評家・北上次郎がオススメする名作シリーズ第二弾。

感想・レビュー・書評

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  • 2013/08/29ー09/09
    プレイス

  • 四国の貧農生まれの丑が大量に印刷 したラブレターを村の娘に渡したが村一番の有力者の娘に渡した事がきっかけで家出同然な形で東京へ出て株屋のでっちからスタートする波乱万丈な人生、大儲けすると大散財する事の繰り返し、一向に反省する事なく常に前向き、生涯独身を決め込むが、心の底には東京へ出るきっかけになった例の娘への叶わない気持ちがあった。

  • 50年ぶりに再読しました。戦前戦後の株屋(証券取引所)の世界が面白く書けています。懐かしく思い出しました。

    • hanayoさん
      私も50年後に読みたいと思える本にめぐり合いたいです。
      私も50年後に読みたいと思える本にめぐり合いたいです。
      2012/02/09
  • 上下巻。
    おおおおおもしろい!まさにエンターテインメント!

  • 大番は、映画をたまたまテレビで観て、大変面白かった。特に主人公の赤羽丑之助ことぎゅ~ちゃんをやってい加東大介さんが、イメージ通りで、本を読んでてもうかんでくる。とても良い作品です。

  • 2010.03.14 日本経済新聞で紹介されました。

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著者プロフィール

1893─1969年。横浜生まれ。小説家・劇作家・演出家。本名・岩田豊雄。慶應義塾大学文科予科中退。フランスで演劇理論を学び日本の演劇振興に尽力、岸田國士、久保田万太郎らと文学座を結成した。一方、庶民生活の日常をとらえウィットとユーモアに富んだ小説は人気を博し、昭和を代表する作家となる。『コーヒーと恋愛』『てんやわんや』『娘と私』『七時間半』『悦ちゃん』『自由学校』(以上、ちくま文庫)。『娘と私』はNHK連続テレビ小説の1作目となった。『ちんちん電車』『食味歳時記』などエッセイも多く残した。日本芸術院賞受賞、文化勲章受章。


「2017年 『バナナ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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