潜伏 (小学館文庫)

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著者 : 仙川環
  • 小学館 (2010年6月4日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784094085112

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潜伏 (小学館文庫)の感想・レビュー・書評

  • お気に入りの医療ミステリー、シリーズ的には第5弾、
    といっても、つながりはなくそれぞれが独立したお話しです。

    今回のテーマは、美容クリニックとプラセンタ。
    そこに、狂牛病やらヤコブ病、アルツハイマーが関わってきます。

    パッと見では、なんのつながりもないこれらのキーワード、
    とあることから、一つの恐ろしい事件が浮かび上がってきます。

    主人公は、そろそろトウが立ちそうな一組の男女、佐野先生と歩美さん。
    どこか微笑ましい二人の擦れ違いぶりも、意外と面白かったです。

    “美容”というフレーズ自体にあまり関心が無いのですが、
    このような問題もはらんでいるのだなぁ、、と、興味深く。

    げに恐ろしきは“美”へのこだわりですかね、、なんて。

  • 仙川環の医療推理小説。

    毎回のことながら、さらっと読める。
    今回は若干恋愛色が強かったような?
    さらっと読めてさらっと駆け足に終わるが、それでも物足りなさを感じさせない。

    喉ごし(と、表現するのが正しいのかわからないが)スッキリといった感じ。

    あり得ない話でもないので、施術を考えるのであれば、なんにしても自分で調べて納得するまで…というのが大切だな。と、改めて思った。

  • 今回は狂牛病疑惑。

    伝染病は本当に怖い。

    今の宮崎の口蹄疫然り。
    新聞でもTVでも薄っぺらくしか報道してくれない。
    他人事ではいけないのに。

  • 美容クリニックに通っていたおばがアルツハイマーで死んだとの診断。
    実はプラセッタ(牛の骨盤)によるヤコブ病だった。

    なかなかのサスペンスものだ。

  • いちばん読みやすい話だった。
    が、やはり犯人が「追い詰められておかしくなっていた」で済ませてしまうのはいかがかと。もう少し追い詰められている様などを描写すれば腹落ち感があったと思う。
    シリーズを通して、自分は大丈夫とか、発生するはずのない病気だからとか、そんなのに「絶対」というものはないのだよ、ということを言いたいのですかね。

  • 三十五歳、独身、彼氏なし、失業中。長山歩美(あゆみ)は敬愛していた叔母を若年性アルツハイマー病で亡くす。
    大学病院の主治医でもある佐野将彦(まさひこ)は、病院長の誤診を疑い、解剖をして死因の調査をする。
    そんな中、同じ若年性アルツハイマー病の患者に毒物混入飲料による殺人事件が3件も立て続けに発生する。
    歩美の叔母にも差出人不明のジュースが送られてきて廃棄処分にした経緯があったことから、叔母も殺人の対象になっていたのではないか、という疑念が浮かぶ。
    それまで互いに悪い印象を持っていた2人は、次第に協力して調査をしていく。そして意外な原因が浮かび上がってくる・・・。

    物語の前半と中盤はやや間延びした印象を受け、筆者の作品にしては読むスピードは遅かったです。
    ただ、物語の後半になって事件が一転してからはあっという間に読み終えてしまいました。

    医療関係ミステリーはそれほど多く読んだことがないのですが、本作で取り上げられていた病気(アルツハイマー病とは別の病気)のことは全く知りませんでした。
    そのせいで身近に感じられずに緊迫感みたいなものが少なかったのが、後半以外に魅せられなかった原因かもしれません。
    それでも「終わり良ければすべて良し」と言う通り、読後感は良い印象を受けました。

  • とても読みやすく、すらすらと読了。
    歩美と佐野のお互いへの印象の移り変わりが面白いです。
    佐野が「美人にはろくな女はいない」と言い切っていたのが面白かった。

    美容整形についての考え方も、男女では結構違うんだなぁと実感。
    しかしこの本のような事が実際あるのかもしれないと思うと怖いですね。。。ないとは言い切れない感じがしますし。

    犯人については最後駆け足な感はありましたが、全体的に面白かったです。

  • 仙川さん、久しぶりに読んだがやっぱり面白いし読みやすい!
    ミステリーとしては何となく先が透けて見えるような感はあるものの、犯人が途中からずばりとわかってしまうほどの稚拙さはなく 展開にもスピード感があって、ページをめくる手がどんどん早くなるぐらい、楽しんで読めた。人間観察がよくできているのか、色々経験されているからなのか、様々な立場での人の心理が的確に描かれているところも、さすがと思わされる。

  • 一日で読破!
    医療ミステリー小説です。
    やっぱり仙川さんは読みやすい。

  • 2014.3.24ー17
    アルツハイマーと診断された叔母の死は、プラセンタを介して罹った狂牛病によるものではないかとの疑いをもち調べる姪と担当医。結末は今ひとつではあるが、テンポよく読める。

  • なんとなくコンプリートしたくなって

     今度は BSE。美容関係とか思わぬ真犯人とか、なかなかいいミステリーにしあがっている。もちろん、ヒロインたちもハッピーエンドだ。

     それでも犯罪そのものは非現実というか、無理があり過ぎかな。ま、そこを読むお話ではないんだろうから、それはそれとして、少ない登場人物にも助けられて、まぁまぁ楽しめる作品だ。

  • 医療ミステリーではあるが難しい専門用語がないのでサクサク読める。
    この作品も結局のところ保身のために隠蔽工作をしようとする以外の部分に悪意は感じられない。

  • 世の中には目に見えないことが多すぎる。

    (以下抜粋)
    ○転機とは自分の意思で作り出すものかと思っていた。
     そうではなくて、否応なくやってくるもの。
     そういうことかもしれない。(P.49-50)
    ○治る見込みがあろうとなかろうと、
     最善の治療を患者に受けさせるのが当然だと思っていた。(P.105)
    ○身なりを整えるのは、普段は自己満足のため。
     でも、それより他人の気持ちに配慮しなければならない場合も、時にはある。
     式典などで、周りから冷たい目で見られ、恥をかくのは構わない。
     でも、目の前にいる誰かをいやな気持ちにするとしたら、
     その格好は失敗なのだ。(P.188)

  • 若年性アルツハイマー病を患った叔母の死をきっかけに謎解きが始まるというストーリー。

    そういえば、最近モノ忘れがひどくなってきたわぁと思っていたので(笑)、タイムリーなテーマかしらんと読み進めて行くと…。あとは読んでのお楽しみ!

    人の身体は自然と共に生きている。見た目重視で安易に美容関係に頼ると恐ろしいことになる…かもしれないと、戦々恐々として読み終えました。

    やっぱり自然が一番さね♪

  • ちょうど肉で騒いでる時にたまたま牛関連でした。
    同じで女性でも、色んな美を追求する人がいるんだなぁと感心。

  • 潜伏を読了した。主人公の歩美さんがとても素敵です。中身も今時の事件だし、後半は一気読みだった。

  • 若年性アルツハイマー病で亡くなったと思ってた叔母さん。
    歩美と将彦が真相を調べていくうちに美容クリニックで使ってたプラセンタが原因でヤコブ病になってたなんて怖いよねぇ。
    最初は、お互いに偏見を持ってた2人が協力して色々と調べていくウチに誤解が解けていく過程も面白かったよ(*^。^*)
    まさか、あの人が犯人やとは思ってもなかったけど(^_^;)
    今まで読んだ仙川さんのシリーズの中でも読みやすかった方やと思うなぁ。

  • 読書をしなくなっている時期に借りてきた一冊
    医療物のミステリーなんてありふれた題材だと思っていたが
    専門的な内容を病院外の人間目線で進める若干珍しい小説。
    綺麗な文章で非常に読みやすく一日で読了。
    著者は医学部出身で大手新聞社に就職したそうだが
    なるほど小説ってのは著者の人生が現れるものだなぁと

  • 今回はラブストーリー物?(苦笑)
    美容整形での怖さ(今は使われてないとのことだけど)という点では面白いテーマなのになぁ。
    相変わらず主人公達には感情移入できず。

    医療って気をつけていても防ぎきれない部分がたくさんあるけど美容整形に関しては特に自己責任の問われるところだよね。
    必ずしも必要とは言えない医療だし。
    でもこの分野にかかわらず後から「これは駄目な物でした」って事多い気がする。ワクチンなんかもそういうのありそうだしねぇ

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