ハピネス (小学館文庫)

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著者 : 嶽本野ばら
  • 小学館 (2010年7月6日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (189ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784094085242

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ハピネス (小学館文庫)の感想・レビュー・書評

  • ロリータのお洋服メーカーとかわかったら、もっとハッキリ想像できたのかなあ、と思いつつ。ヒロインが本当に楽しそうに過ごしているから、最初想像したよりは重く感じない。でも、余命一週間の女の子の話なんだよなあ……。

  • 人は忘れた。
    人が死ぬことがこんなに悲しいということ。
    一人の人が死ぬことは悲しいことを。
    なぜ人は忘れてしまった。
    なぜ人は人が死ぬことをたやすく無視できるのか。
    悲しさそのものを忘れてしまったのかもしれない。
    人は死ぬ。
    悲しい。

  • 凄く良かった。文庫でも出ているしこれは買わなければ!
    愛し合ったまま引き裂かれる幸福って言葉が凄く心に残りました。
    私もそんな恋人に出会いたい。
    火葬の時家族と僕でありがとうって言ったのも凄く良かった。
    私も大切な人がなくなったときありがとうって言えたらいいな。
    大好きなイノセントワールドで身を包み、最愛の人と一緒に
    最後にまで一緒にいれた彼女は最高にハピネスだったと思います。
    ロリータは2年ぐらいしてもう卒業したけど、おばあちゃんになっても
    可愛い物を愛する心は忘れないでいたいな。

  • 図書館で借りた。(単行本の方)
    「嶽本 野ばら」(たけもと のばら)
    エッ?男の人なの???まずはそこでビックリ!
    余命を告げられた女の子が好きなものや人と
    残された日々を過ごすお話。
    著者は男性なのに乙女心がとても良くわかっているなぁ。

  • こんな高校時代を送りたかったような気がします。ヒロインは不治の病ですが。

  • きれいな話だった。もう読む前からあらずじで亡くなることがわかってるのはせつないけど、結末がわかっていてもぐいぐい読んでしまう。さわやかな関係の2人だった。

  • 電車内で読み始めて、約50ページで号泣してしまった。
    ただただ切ない。
    愛する人との死別という恋愛小説としてはベタな展開なのに、
    群を抜いて綺麗で真っ直ぐである。
    私も彼女と同じくInnocentWordをこよなく愛し、
    最近ロリィタデビューした身。
    その辺りも相俟って、最後まで涙が止まらなかった。

  • タイトルがハピネスってゆうのも深いなあと思う。
    彼女のような考え方を持ちたい。
    文章はお行儀のいい、という印象で、すらすら読めた。

  • 主人公は私たちだ。
    ロリータ好きな姉がいたり、そのせいでロリータに詳しかったりするけど、基本的に主人公は私たちが感情移入しやすいように作ってある。
    冒頭で私はもうすぐ死ぬ、といった後の怒涛のファッション用語攻撃。
    戸惑ってさっと読み飛ばした人も多いだろうけど、そのことで最初の一文が薄れることはない。
    読んでる側も一緒に「そんなことより今なんていった?」と聞き返したくなる。
    だからこそ感情移入し、最後の場面では感動できる。

    普段ミステリを多く読む私としては、死は唐突なもので、読めないものだ。
    けれど、この作品では死は身近なもので、ゆっくりと、確実に迫り来るものである。
    その状態で必死に生きようとする、くじけずに辛いそぶりを見せない彼女。

    これはいわゆる憲法で言う幸福追求権、ひいては自己決定権の問題にもつながる。
    尊厳死や安楽死などの問題ともかかわってくる。
    フィクションではあれど、周りが認め、自己の意思を貫いて幸せになった一つのケースといえるだろう。

    縛ることなく自由にさせる親、躊躇いながらも彼女の最後の願いを普段どおりにこなそうとする彼氏、医師。
    全ての人がこうならばいいだろう。けれど、実際にこの世間で生きていく以上こんな恵まれた環境が与えられることはないだろう。
    でももしそうなれば、人は幸せに死ねるのである。

  • 切なくて悲しいのに、明るく綺麗な純愛ストーリー。読み終わった後に幸せな気持ちになれる本でした。

  • 切ないけど、前向きな作品。思わず、感情移入してしまったので号泣。愛する人と一緒に過ごす時間が限られているからこそ、大切にしないといけないものが見えていたのかもしれない。

  • 死ぬときに好きな人のそばにいれたら幸せだなぁ。

  • イノワ全盛期のときに読みたかった一冊。

    ココイチに行きたくなる。(シーフードカレー、ゆで玉子トッピングだっけ??)

    借りただけだから買おうか悩みちゅう

  • 久々に恋愛ものを読みたくて、手にとった本。
    妊娠中のいま、生と死に対して考えることができた。
    大好きな人の胸の中で死ねたら、それはすごく、幸せだ。

  • ☆4
    「私ね、あと1週間で死んじゃうの」というセリフから始まる本小説。彼女は残されたわずかな時間を自分らしく生きるため、innocent worldのお洋服で身を固め、ロリータさんとなったのでした。
    ほんとにわがまま言っていいんだったら、こういう風に死ぬのもありかなぁ。なんか幸せそうだなぁ。と思った。

  • ボロボロ泣きました
    ありきたりな話かもしれませんがやはりひと味違いますね

  • 嶽本野ばらさんの本というのは、「いかにも」というような少女、乙女的シチュエーション・センスで描かれていることもさることながら、緻密な、ロリータに関する考察、そして芸術に対する深い信仰、そしてそれらを全く以って穢す(否定する)ような性描写にあると思います。
    そんな話が成り立つのか、と言われそうですが、誰も仰るように彼の描くセックスに穢れたところが感じられないのです。セックスは愛する者どうしが結合する、必然にして当然で生まれた結果――それが彼の描く世界の成り立つ所以だと僕は思います。
    彼のファンに女性が多いのはロリータ服のブランドの名前が沢山出てくるからではなく、共感させられる面が多いからなのだと理解するのは、男の僕にも易いことです。
    最後に、(単行本の方は分かりませんが)解説の立川談四楼氏の「三年目」の引用が、この本に出てくるロリータブランドのことは(自分でもどうなのかと思いますが)すべて知っていても、落語に明るくない僕に「ほぉ」と言わせる内容であったことを付記します。
    解説の人がまともで良かったと安心もしてしまいました。

  •  嶽本野ばら先生の未読の小説を読むのは久しぶり。装幀が綺麗。

     それにしても「これでいいのか?」と思うくらい毒の無いシンプルな話だった。愛する女性が病で死ぬというお決まりのアレ、だ。

     嶽本未読の読者にとっては、目新しく感じるところが随所にあるだろうとは思うものの、熟練の読者がこの純愛一色のストーリーに満足できるのかというとちょっと疑問を感じてしまった。少なくとも自分にとっては物足りなさが残った。もっと何かと戦って欲しかった。

     男が世慣れしてて冷静、女が料理できなくてちょっと頭悪そうって構図が、どうにもステレオタイプな印象を受けてちょっと嫌だったんだけど、エッチな彼女羨ましいなとは思いました。まる。

  • 普通のお涙頂戴ものにありふれた展開。なのに、なんでこんなに惹きつけられるのか…

  • 死ぬことを描くということは、生きることを描くということなのだなあ。

  • 若い恋人たちの唐突なお別れ。野ばらさんお得意のパターンだな。

    ロリータファッションの描写も安定してはる。死によって引き裂かれる恋人たち…くどいけど切ない。著者近影がちょびっと石田いっせいに似てるのは奇跡の一枚なのかしらん。遺書、も読んだけどこの方はエッセイより小説の方が良い世界観だなー。

  • 嶽本さんの本で初めて読んだ本です。

    結論から。
    とっても感動しました。
    所々ファッションブランド名が出てきますが、あまり知らない方でも読むことができます。

  • 悲しいくらい、綺麗な愛の物語。

    短命だったとはいえ、主人公のような理解者と出会い、愛し合った彼女の人生はとても幸せだったのではないでしょうか。

    とはいえ、個人的には綺麗すぎたので☆は4つ。

  • 超泣いた。
    泣くからもう読みたくない。

  • 野ばらさん初心者さんに、良いのではないかなと思う本。
    切なくて純愛で、ロリータファッションへの思いと「好きなことを好きなだけやる」という楽しさがぎゅっと詰まってます。

    最後はやっぱり切ないけど、読んでよかったと思えるのです。

    読後感も良いです。

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