逆説の日本史13 近世展開編 江戸時代鎖国の謎 (小学館文庫)

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著者 : 井沢元彦
  • 小学館 (2010年9月7日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (398ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784094085433

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逆説の日本史13 近世展開編 江戸時代鎖国の謎 (小学館文庫)の感想・レビュー・書評

  • 鎖國這個字眼是德國人先開始講的,其實這並不是一個明確定下的制度,而是なしくずし的過程,家康其實還是認可貿易的重要,只是想禁教(宗教的強大和年輕時一向宗的恐怖體驗)。

    復原軍人與殺伐之氣,是江戶幕府開府之後的重要課題。武斷轉向文治主義的關鍵是綱吉治世和生類憐れみの令。(★作者認為,常識並不是自然隨著時代演進,人類的常識,沒有發生什麼「大事象」是不會變化的,或者是有什麼「無茶苦茶な政策」,例如新教徒認可商業上的利益為善,因此產生資本主義)

  • 徳川幕府初期についてで、お犬様の綱吉に関する名君説が新しく興味深い。

  • 鎖国という言葉が初めて使われたのは1800年に入ってから、それも外国人が使った言葉を訳したものが後に定着したというのがおどろき。家康さんはキリスト教を追い出したかっただけで、けっして鎖国したかったわけではなかったらしい。
    現象に名前をつけたい、名前をつけて分かりやすく括りたい欲求が人間にはある。ぴったりくる名前をつけられると気持ちがよいし、わかりやすくて楽。でもあまりにも定着してイメージが固まりすぎると、括られる前にあった多様性や、併せ持っていた意外な一面が失われてしまう。人間楽なほうに流れてしまうから、日本史も楽なほうに流れていくよな~と思いました。
    井沢さんはすごく流れに逆らっててすごい。

  • 流し読み。戦国時代から江戸時代初期までの変容を、主に文化的側面から解明している。筆者の知見の広さにはいつもながら驚かされるが、戦国時代編と比べると若干退屈な内容か。

    第1章 徳川幕府の展開1
    第2章 徳川幕府の展開2
    第3章 戦国文化の江戸的変遷1
    第4章 戦国文化の江戸的変遷2
    第5章 戦国文化の江戸的変遷3
    第6章 武断政治から文治政治への展開

  • 何となく、文化を中心においた巻は、少し弱いきがする。

    非武装中立論の危うさを聞かされるのも、もうお腹いっぱいという感じ。

  • 若き日の徳川家康を苦しめた浄土真宗信徒らによる「一向一揆」。家康は勢力を増していくキリシタンに「一向一揆化」の悪夢を見た。折しも江戸城大奥では、女中のおたあジュリアを中心にしてキリシタンが増加していた―。徳川幕府による「伴天連追放令」と鎖国の裏面史を抉り、「戦国日本」をリストラし、「徳川三〇〇年」の礎がいかにして築かれたかを解明する。

  • ご本人とその政治的主張は非常にクセがあり(マイルドに言って)、好き嫌いが別れそうですが、彼の通史は本当に面白い。「怨霊信仰+コトダマ+ケガレ忌避+和の精神」という日本人の宗教観をベースに古代史から現代までを新たな視点で考察しています。粗い・甘い箇所もあるけど掛け値なしに面白く、目から鱗。考えさせられます。
    13巻は散漫な印象。

  • 儒学の日本的変容が面白い。孝に対する考えが日本は違う。怪力乱神を語らず、初めて意味を理解した。著者の知識はすごい(^∇^)

  • 徳川幕府の初期には何をしていたか、
    それはどういう理由によるためか、ということを
    読み解いていく。

    鎖国とキリシタン禁制、大名改易と浪人対策、
    茶の湯の変質、演劇の変質、儒学の日本的変容、
    武断政治から文治政治への転換と、幅広く語られる。

    著者は常々「狭い時代だけを見ているから歴史学は
    おかしなことになる」と言っているし、
    あわせて「世界史の同時代も見なくてはならない」とも
    力説している。
    さらに、この巻などでは特徴的なのだが、著者は文化面に
    ついても実に広範に自説を展開している。
    これもまさに、武力闘争、政治、経済、文化は不可分な関係にあり、
    どれかだけを取り出して論じても全体構造を見誤ると
    見抜いているためであろう。
    それが、この逆説の日本史シリーズの見事な説得力の根底にある。
    (冗長のような話も多いけど、それもまた魅力だろう・笑)

    この巻で面白いのは、徳川綱吉の政治手腕への評価である。
    私も学校の授業か、あるいは子供向けの歴史本かなにかでは
    「生類憐みの令で民衆は苦しんだ」というようなことを
    刷り込まれた覚えがあり、綱吉は無能な将軍なのかと思っていたが
    著者によれば、まったく反対の評価だという。

    名君と称される徳川光圀でさえ、「武士の誇り」を損ねる
    わけにはいかないと思い、非人を試し切りにしていた。
    今の感覚からすると「なんと残酷な」と思うが、
    当時の身分社会、および武士社会を考えれば、なんらおかしな
    ことではなかったのである。
    江戸時代に入り、大名どうしの戦争はなくなっていたものの、
    別に武断主義がなくなったわけではなかった。
    それを名実ともに終わらせたのが綱吉であり、その30年間の
    統治の間にそれを根付かせ、江戸時代の太平の基本を固めたと
    いうことができる。

    その綱吉の行動原理には、儒教と仏教を、「日本化して」受け入れた
    という背景がある。
    親を守ることが絶対という儒教そのものでもなければ、
    仏のもとには平等であるという仏教そのものでもなく、
    徳治主義的なモノはありつつ、自然信仰的なモノもありつつ、という
    まさにこれまで続いてきた「作り変え」をここでも発揮し、
    それをうまいこと政治として実現したのが綱吉といえるのだろう。

    「将軍のいらない合議システム」
    これは明治維新国家で、天皇が主権者でありつつも、政策決定権はなかった
    のと同じだ。
    日本はずっと、そういうのが馴染むらしい。

    日本社会は出る杭を打つと昨今よく言ったりもするが、
    少なくとも聖徳太子の時代からそうだったのだから、
    これはいかんともしがたいねぇ…(笑)。

  • 歴史好きにとってはとてもおもしろい本だと思う。「もしも」の話しがたくさんあって、勉強にもなった。

  • この時代は、あまり面白いこともなかったな。強いて言えば、徳川綱吉、名宰相説だが、これは、本書では触りだけで、詳しく触れていないので、別途他の文献をあたってみることとしよう。

  • 14巻が出たんで、とりあえず13巻から再読して復習。
    半永続的に徳川政権が定着できるよう策が繰り出される江戸初期。家康の賢さや先見力は恐ろしい。鎖国のホントの意味や、茶道や能楽などの文化考察などテーマ盛りだくさん。

    どーでもいい話だけど、家康と春日局がデキてて、その子が家光って「異説」をもとにしたら、トレンディー大河ドラマが出来るかもしれん。保科正之あたりも割と物語になると思うんだけどな。

  • 江戸文化と鎖国の謎

    ・徳川幕府の展開Ⅰ
     鎖国とキリシタン禁制編
    ・徳川幕府の展開Ⅱ
     大名改易と浪人対策編
    ・戦国文化の江戸的変遷Ⅰ
     茶の湯の変質編
    ・戦国文化の江戸的変遷Ⅱ
     演劇の変質編
    ・戦国文化の江戸的変遷Ⅲ
     儒学の日本的変容編
    ・武断政治から文治政治への展開
     古兵と遅れてきた青年たち編

  • 物事に対する先入観は、しばしば真実を覆い隠してしまう。そしてそれは、真実の正しい評価をできなくしてしまう。

    私が中学校で学んだ歴史では、生類憐みの令の項で、蚊を殺しただけで流罪にされた例などが取り上げられていた。当時の私は江戸時代のことだから…と何となく鵜呑みにしていた。そしていつのまにか、変な政策を打ち出す、変な将軍というイメージが、綱吉に対して出来上がっていったなであった。
    しかし流罪の話は、かなり曰く付きの者が噂に頼って書いたものであるらしい。
    そのような、人々によって作られたイメージを剥がしていき、冷静に綱吉の政策をみていくと、とんでもない名君であった可能性が浮き上がる。(というか、こちらである方が、筋が通る)彼は世に蔓延していた“武断”の雰囲気を、憐などの道徳でまとめあげるものへと改革を行ったのだ。


    イメージを打破し、何が真実に近いものなのかを見極められる力があれば、新たな歴史がみえてくる。

  • この巻は江戸初期を中心に鎖国の成立や、茶道、演劇などの文化面を「井沢節」で語りながら江戸早期にあった政治の転換点を明らかにしていきます。
     鎖国になった原因や利休の死の推理、歌舞伎の持つ独自さは幕府から規制された結果とかいつもながら面白く読みました。綱吉名君説の肉付けは次巻発売までの楽しみです。(単行本は出てるんですけどね)
    週刊誌の連載だからか自説の繰り返しの多いのだけ難点。

  • 利休のところ、実に興味深い

  • 鎖国にいたった理由、経緯、
    歌舞伎と能の違いにみる演劇史の変遷、
    武断主義から文治主義への大転換、
    愚昧とされた綱吉の政治家としての評価、等
    長いスパンで歴史を見る著者ならではの見解に納得。
    個人的には千利休切腹の真相が新鮮だった。

  • 歴史は繰り返されると実感させられる

  • この本の前の巻を読んだのが2008年6月なんだけど、そこから2年以上音沙汰なくて、何があったんだろうねぇ、漸く今回13巻。中国との間が酷いことになっているけど、本当に我が国の外交下手には呆れ返るよね。この本の作者は、戦後の中国との関係を「対中土下座外交」と呼ぶけれど、ともあれ、日本人の外交下手は昔かららしく、そうした日本人がキリシタン禁令からなし崩し的に進めた政策が鎖国であると喝破する。浪人と島原の乱の関連の指摘や綱吉と生類憐れみの令に対する評価など相変わらず独自の視点に立つ舌鋒は鋭い。読み様によっては牽強付会の謗りを免れぬ理論構築ながら、いやまあ、色んな見方があることが分かって、それもこの本の価値ですね。江戸時代の文化の特徴を茶道と歌舞伎と朱子学から斬るという試みにはちょっと勝手が違った感じ。

  • 2010/9/10 メトロ書店御影クラッセ店にて購入。
    2015/1/19〜1/30

    久しぶりの逆説シリーズは安土桃山時代から江戸にかけて。利休、鎖国、家光に関する考察が面白かった。

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