のぼうの城 上 (小学館文庫)

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著者 : 和田竜
  • 小学館 (2010年10月11日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (219ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784094085518

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のぼうの城 上 (小学館文庫)の感想・レビュー・書評

  • 戦国期、天下統一を目前に控えた豊臣秀吉は関東の雄・北条家に大軍を投じた。そのなかに支城、武州・忍城があった。周囲を湖で取り囲まれた「浮城」の異名を持つ難攻不落の城である。秀吉方約二万の大軍を指揮した石田三成の軍勢に対して、その数、僅か五百。城代・成田長親は、領民たちに木偶の坊から取った「のぼう様」などと呼ばれても泰然としている御仁。武・智・仁で統率する、従来の武将とはおよそ異なるが、なぜか領民の人心を掌握していた。従来の武将とは異なる新しい英傑像を提示した四十万部突破、本屋大賞二位の戦国エンターテインメント小説!

    とても、愉快で楽しかったです。後篇が楽しみ!!

  •  天下統一を目前に控えた豊臣家は北条家に対し軍を投入する。北条家に仕える成田家も例外ではなく、豊臣軍の石田三成の2万を超す軍勢に城回りを囲まれ降伏を要求される。領民からでくの坊を縮めて「のぼう様」と呼ばれる城主、成田長親が下した決断とは。

     前半は史実部分の記述が多いため少し読みにくさはあるものの、三成軍が降伏を要求するあたりからはするすると読めました。

     のぼう様こと長親のとぼけっぷりと、狙ってやっているのか、やったことがたまたまいい方に転がっているのか分からない冴えっぷりは、
    奥田英郎さんの小説の精神科医、伊良部に通ずるものがあるような気がします。

     リーダーが頼りない方が、周りがしっかりするからいい、なんて話も聞きますが、長親のリーダー像はその典型かもしれないですね。

     印象的な場面は、長親が開戦を決意する場面。長親の”世の習い”に背を向ける叫びは、現代人の叫びに通ずるものがあるような気がします。だからこそ、子どもっぽく開戦を叫ぶ長親に自分も感情移入してしまいました。

     長親以外のキャラもいいです。丹波をはじめとした武将たちや甲斐姫のやんちゃっぷり、また三成の微妙な立場や性格もしっかりと描かれています。和田竜さんの歴史物は本当にキャラ付けが上手いなあ、と思います。

     下巻からいよいよ長親を総大将とする忍城軍と、三成軍が激突です。

    第6回本屋大賞2位

  • 忍城に行ったあとで慌てて読みました(笑
    行く前に読んでおくべきだったと・・・
    本の感想ではありませんが。
    上巻は背景説明なので、感想は下巻で!

  • やっぱり上に立とうが、下でいようが、素直な無垢な人には勝てない。
    私も自信もってのびのびしよう。

  • ところどころ笑いの要素も含まれていて、ぷぷっと笑っちゃいました。
    下巻も楽しみです。

  • でくのぼうの成田長親が不思議におもえた。
    下を読むのが楽しみ。
    『それが世の習いならわしはゆるさん』

  •  随分前に買って、そのままストックしていた本。
     ようやく読む事が出来ました。

     面白くて、上下とも一気に読んでしまいました。
     人間味あふれる人々の姿と、それぞれの譲れない信念の強さなど 登場人物がとても魅力的でした。

     とにかく一読の価値アリだと思います。
     歴史が苦手な方にも手放しでオススメ。

  • これは面白い。

    友達から借りた歴史物の本で、歴史物は内容が濃いから余裕があるときに読もうと思っていた本。

    秀吉のあっけらかんとした話や成田ののぼう様ののほほーんとした話からぐいぐいと話に引き込まれた。
    戦場の配置などは文字でかかれていて、想像しにくいから飛ばしたが、おそらく図にすると、絶対頭のアドレナリンが沢山でること、間違いない。

    後半は、のぼう様の心意気を読み、胸や目頭が熱くなってしまった。


    それでは、下巻へ突入。

  • 地元が近いのでなんだかとっても親近感。やはりこの時代はおもしろい!

  • 映画にもなってて、話題作として本屋に並んでて上下巻買ってあっさり読了。なんせ薄いんだよ!これ上下巻に分けなくてもよくね!?売れると踏んで上下巻に分けたんだろうけどなんかむかつく…とか思いながら読んだんだけどまあまあ内容は面白かったwww
    時代は天下統一に向けた秀吉の北条攻めの時。小田原城の支城だった成田家の忍城での攻防。秀吉側の総大将は石田三成。忍城の総大将が「でくのぼう」の「でく」を略した「のぼう様」こと成田長親。多勢に無勢で攻め込む三成の軍勢から、忍城の武士たちが少ない戦力で小田原城が落ちるまで守り切ったという史実に基づいたお話。登場人物のキャラ設定がうまい。どの武将も丁寧に描かれていて楽しめた。
    まあ何と言っても主人公の「のぼう様」がピカイチ。もともと破壊神的なキャラが好きなあたしとしては満足。何をやらせてもドンくさいのぼう様が、クセのある家臣やら城下の百姓やらを意図せずひとつにまとめるのがすごい。
    この宰相は、イメージ的には小渕恵三を思わせる。上司が無能だと部下たちは「何とか助けてやらねば」的な思いが生まれるのかな…と思う。

  • いやー面白いなあ!
    のぼう様のひととなりがいいなあ。

    早く下巻が読みたい。

  • 「でくのぼう」を略して「のぼう様」と呼ばれる、成田長親を描いた歴史小説。
    命をかけた戦でも、のぼう様のためなら仕方ないと百姓たちにまで言わせてしまう長親の人柄がうまく描かれている。登場する他の武士たちも個性的で、勇ましくも微笑ましくもあり、温かい気持ちで読めた。
    いざ、戦!というところで下巻へ。

  • こんな人は誰からも愛されるのだろう。埼玉県民なら読まねばなるまい!
    石田三成と戦い勝つヤツなんてそうそういない。
    頭の中で映像が出来上がる!生々しい人物描画。躍動する。
    関東武士とはかくあるものぞ。
    忍城へ行って見たいぞ!o(^▽^)o

  • 史実に”ある程度”沿った歴史小説(?)。
    「柔よく剛を制す」「判官びいき」
    典型的日本人の私には心地よい物語。

  • 正直、
    学生時代歴史を全く勉強してこなかったので
    当たり前の歴史上の人物がわからないという恥ずかしい私ですが
    【面白い】と感じました。
    (逆に知らな過ぎて新鮮だったのかもしれませんが)

    あのうだつの上がらない長親が戦を決めた瞬間には思わずゾクゾク。

    読みやすいので歴史が苦手な方にもオススメできる一冊。

    下巻に期待大です。

  • 読み始め…16.6.21
    読み終わり…16.6.22

    戦国期、天下統一を目前にしていた豊臣秀吉は関東の北条家に大軍を投じ、支城である武州・忍城攻めを石田三成に託すのですが、その忍城軍の総大将が主人公の「のぼう様」こと、成田長親です。

    忍城は石田三成(本来は秀吉が、というべきなのでしょうか...)が落とせなかった唯一の城ということは知っていましたけれど、のぼう様(成田長親)がどんな人だったのかについてまではほとんど知りませんでした。

    「のぼう様」とは”木偶の坊”からとったあだ名というのですけれど....

    「戦いまする!」と決断したときののぼう様にはプライドが垣間見えたような感じがしました。

    下巻に続けます

  • 周りからは「でくのぼう」とか言われようとも、自分を支えてくれている人、心を守る事を貫く姿がとても清清しかった♪のぼう様をサポートしている重臣達の個性も素敵。DVDも何度も見ました。これは割と原作に忠実で良かったです。野村萬斎さん、はまり役だったと思います♪

  • 久しぶりに歴史小説。
    本の中ののぼう様の描写が、大きな身体で、不器用で、表情に乏しく、びっくりした顔をして、とか…振分親方を思い浮かべる。
    映画を先に観てるので、野村萬斎と振分親方に行ったり来たり。
    戦に決まるところからは一気に読んだ。
    面白かった!

  • 歴史小説というよりは、ダイナミックな描写の歴史解説書を読んでいるかのような感覚で、まずは上巻を読了。野村萬斎氏の主演で映画にもなった有名作は、元々脚本として書かれたと言うことで、いわばこれは映画のノベライズのようです。

    歴史小説にありがちな、重厚な文体やそこから醸し出される厳かな雰囲気は余りありません。特に、地の文にしばしば現代からの視点を入れており、今の時代で言えば何々、現代の地名で言えばどこどこ、という解説をしているので、物語と現実がリンクして、とても理解の助けになります。GoogleMAPを見ながら読む歴史小説ってのも楽しいものです。

    もちろんその分、一般的な歴史小説に期待されていることの何割かは削ぎ落とされていると思いますが、それは上記と引き替えですから詮無いこと。ひとりひとりのキャラが立っているところも、歴史小説よりは昨今のキャラ小説に近いのかもしれません。これはもう、このスタイル(文体)と割り切って楽しむものだと思いますし、エンタメ小説好きなワシはむしろ好むところ。

    物語の中で、戦いの舞台が整った上巻。映画を見ているので展開も結末も分かっていますが、あれをどのように文字で表現するのかを含めて、下巻の展開を楽しみにしたいと思います。

  • 素直におもしろかった。スカッとした。ひとの器、あるよなあ、と思う。

  • ここまで武将と領民の心が近い小説はないと思います。
    何より過酷な時代の中に懸命な生を感じます。
    勝った負けたが重要ではなくて、一瞬というものに命を賭ける、武士の生き方の危うさ切なさが伝わってきました。

  • 歴史ものはあまり読んだことのない私でしたが、さくさく読み進められました。
    初めはどうしても歴史背景の説明にページが割かれてる印象を持ってしまうけど。読み進めるごとにひきこまれました。

    領民がのぼう様をまったく敬ってなくてひどい。笑

    下巻が楽しみに読める上巻、でした。

  • 面白い!一気読みした。歴史物はほとんど読まないけど、長親の人間味ある行動は憎めない。

  • 「のぼう様」こと成田長親と石田三成の戦のお話。
    歴史小説は、あまり詳しくないのですが。
    素人の自分にも、非常にわかりやすくて、面白かった。
    感情移入しやすかったです。

  • 映画を先に見ている。
    のぼうのイメージがそのまま野村萬斎になってしまう!

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のぼうの城 上 (小学館文庫)の作品紹介

戦国期、天下統一を目前に控えた豊臣秀吉は関東の雄・北条家に大軍を投じた。そのなかに支城、武州・忍城があった。周囲を湖で取り囲まれた「浮城」の異名を持つ難攻不落の城である。秀吉方約二万の大軍を指揮した石田三成の軍勢に対して、その数、僅か五百。城代・成田長親は、領民たちに木偶の坊から取った「のぼう様」などと呼ばれても泰然としている御仁。武・智・仁で統率する、従来の武将とはおよそ異なるが、なぜか領民の人心を掌握していた。従来の武将とは異なる新しい英傑像を提示した四十万部突破、本屋大賞二位の戦国エンターテインメント小説。

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