津軽百年食堂 (小学館文庫)

  • 410人登録
  • 3.81評価
    • (36)
    • (67)
    • (58)
    • (5)
    • (0)
  • 73レビュー
著者 : 森沢明夫
  • 小学館 (2011年1月6日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (349ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784094085822

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
三浦 しをん
有効な右矢印 無効な右矢印

津軽百年食堂 (小学館文庫)の感想・レビュー・書評

  • 桜の花びら舞う津軽の地で、百年の刻を超え、受け継がれてきたものとは…。

    大森食堂3代目の事故から始まり物語は過去へ現在へと移ろう。
    初代の賢治と4代目候補の陽一の二人の物語がどこかシンクロしていて不思議な感覚にとらわれていく。
    色んな視点からそれぞれの気持ちが伝わってくる。こんな形好きだ。

    地元を離れた事のない私は陽一や七海が抱える孤独と不安に驚いた。離れたからこそわかる故郷への想い。
    私は娘が頑張っている町の空を憶う。寂しくしてないかな。
    親の気持ち、子供の気持ち、人に気持ちを伝えるのは難しい。好きであればあるほど。

    森沢さんの作品も4冊目。どれも美しくて優しい。

  • 森沢さんの本は【虹の岬の喫茶店】についで2冊目。
    明治時代から続く蕎麦屋。
    4代目の陽一はその思いとは裏腹な日常を送っていたが、3代目の父の交通事故が陽一を進むべき道へと導いていき…
    あたたかくなる物語でした。

  • 「読んだ後、観た後、一週間は心がほかほかです。」
    帯にあったこの文章に惹かれて、読んでみました。

    たしかにほかほかです。
    とてもあたたかい気持ちになりました。
    内容もそうですが、森沢さんの文章がとても心地良いです。

  • 物凄く大きな感動はないものの、温かい気持ちになれる一冊。
    津軽そば食べたいなぁ。

  • 両親のなれ初めを聞いているような不思議な感覚がした。

  • 爽やかな青春?恋愛?小説。
    以前、弘前に住んでいた亊があるので、小説の中に出てくる景色・街並みが浮かんできて、読んんでいてとても懐かしい気分になった。
    ただ、初代から4代までの繋がりのエピソードがもう少し読みたかったな。
    ストーリー展開も無難というか予想通りというか、、、決して劇的な展開を望んでいる訳ではないのだが、、。

  • カバーの津軽美人はトヨなのだな。故郷を離れ、東京で暮らす同郷の若者が出会う偶然。そして恋人同士になるのだが、互いの将来を想いすれ違いになりそうな危機感。陽一の言動にじれったさを感じるが、七海も含めて応援している自分がいた。巻末の津軽百年食堂リストでは中華のお店が多かったが、弘前を訪れる時には参考になってありがたい。津軽蕎麦が食べたくなった。「救急車を配車いたします」など違和感を感じさせる表現があったが、これは校閲・校正に気付いてほしかった。

  • 家族経営の田舎の食堂をテーマとしたもの…うーむ、私は東京に住み核家族で育ったのでそういうのを持たない人間なので、帰る場所がある人達はうらやましいなあと思いました。
    津軽蕎麦食べてみたい。

  • あったかい気持ちになる物語。
    津軽蕎麦たべてみたいなぁ。

  • 最近ときどきテレビでも話題になっていた、青森の「百年食堂」(青森県の定義では3世代70年以上続く食堂のこと)を舞台にした物語。


    勝手にイメージしていたのは、もっと年代記的な物語だったが、ちょっと違ったかな・・・。
    ほのぼのするが、ちょっとパンチが足りないか。
    (こういう物語にパンチはいらないのかもしれないが)

  • 百年前 不器用に暮らしながらも仲間に愛されていた屋台引きの蕎麦屋に 子供が出来たとわかった時 貧しい暮らしに不似合いな豪華な螺鈿の小引き出しを贈られる すべて手作りの時代 幼な馴染みが仕事で漆塗りの生活雑器を作る傍ら 時間をかけて作ってくれたのだろう 情の深さが伝わってくる 贈り主いわく 「いや お前にやるんじゃない そのお腹の子の孫にやるんだ」 短い話し言葉の中で 100年の年月を感じさせて 心に残るシーン
    今回は津軽3部作だという設定を知らずに 完全に逆コースで3冊の本を読んでしまったが この4代目のお姉さんが 頭の回転が速く 男性陣とちがって小気味のいい話ぶりで最後には・・・(最後の本も良かった)

  • 毎回打率.298みたいな感じの本が多くて、外れは無いがホームランも無いという印象なのですが、なんだか好きな作家さんです。ヘビーな始まりだったのですが、なかなかキュンキュン来たりじんわりしたりといい本でした。一番好きかも。
    100年続いた津軽そばの店の1代目 3代目 4代目の話しですが大河的な物では無くもうちょっと普通な人生模様です。
    津軽そば食べてみたいと思いました。

  • 100年続く食堂の初代~3代目、また彼らの家族の視点から描かれた物語。
    初代の話が少なかったのがとても残念。彼の時代の描き方がとても良かったし、
    自然に世界観に入っていくことが出来た。その分、現代編での物足りなさがあって点数は3点。

  • 図書館の本 読了

    内容(「BOOK」データベースより)
    明治時代の津軽・弘前でようやく地元の蕎麦を出す食堂を開店した賢治。それから時は流れ、四代目にあたる陽一は、父との確執から弘前を離れて、東京で暮らしていた。故郷への反発を抱えながら孤独な都会で毎日を送っていた陽一は、運命に導かれるように、同郷の七海と出逢う。ある日、父が交通事故で入院し、陽一はひさしぶりに帰省する。恋人の七海が語っていた幼い頃の思い出や、賢治の娘でもある祖母の純粋な心に触れて、陽一の故郷への思いは、少しずつ変化していく。桜舞う津軽の地で、百年の刻を超え、受け継がれていく美しい心の奇跡と感動の物語。

    ほかの方のブログを見ていて、ふぅん、面白そうだなぁ、と思ったので借りてきました。
    もっとたくさん賢治とトヨの物語がみたかった。
    3部作みたいなので次も借りてこなくっちゃ!

  • 津軽にある百年続く食堂の人たちの話。
    不器用な人たちがそれぞれ自分の生きる道について真剣に考え進んでいる。
    なんとも温かい味わいのある話。

  • 本の表紙の絵もきれい。青森のこんなふうな食堂に行って津軽蕎麦を食べてみたくなった。ほっこりするいいお話しです。

  • 青森県の文化に興味を持ちました。
    人と人との心の繋がり
    時代を超えて人を思う気持ち
    読んでて癒しになりました。

    遠距離恋愛を迎える2人の
    空はつながってるからって言葉が染みました。

  • 「虹の岬の喫茶店」、「あなたへ」に続いてこの1ヶ月で3作目の森沢。あいかわらず、優しくてあたかかくなるストーリーだけど、もうお腹いっぱいって感じかな。こんなの読み続けたら、いい人になってしまいそうで怖い。

  • 登場人物それぞれの視点で描かれる物語。
    さわやかな読後感で、楽しめました。

  • 読んでいる最中や、読み終わった後に、ほっこりとするような優しい話ではありましたが、あまり印象に残らないかなあ……。
    陽一君は、方向性が決まって良かったね。
    七海ちゃんの家の跡取り問題はどうなるのか?
    全部が解決したわけじゃないけど、登場人物がみないい人なので、きっと円満に解決するんだろうなと思わせる終わり方でした。

  • 森沢さんはなんて美しく日常に光る優しさを描く方なんだろうか。
    読み終わった時の、切ないような、甘酸っぱいような、じんわり温まる作品がたまらなく、好き。

    東京と弘前が舞台だけど、私も佐賀から東京へ出てきた身として、故郷や家族との関係とか、里帰りするときの何とも言えないツンとするような想いが自分と重なって、感情が揺さぶられてしまった。

    東京にいるとすり減ることもたくさんあるけど、自分の人生を自分の足で歩むことはどこにいても大切なことで、苦しいことだけど素晴らしいことでもあるんだよな、と自分に言い聞かせるように読んだ気がする。

  • お互いを慈しむ優しさがしっかりと伝わってくる良い作品でした。
     筒井七海という名前を聞いた時、筒井康隆さんの相川七瀬を思い出しました。筒井さんの作品のようにこの作品でも時代が100年の間をいききします。どの時代のどの場面でも、登場する人々がお互いを慈しむ優しさがしっかりと伝わってくる良い作品でした。
     図書館で青森ドロップキッカーズというこの作者の作品を借りて読まずに持っていました。司書の方にこちらの方が先に読む本ですよと勧められての読書です。早速、青森ドロップキッカーズ、読んでみたくなりました。

  • 人のつながりが綿々と、時を経てもつながっているのがほのぼのと心にしみて、読後感がすごくいいです
    螺鈿を送る相手が、これまた粋ですね!

  • ライトノベルというのかしら。すっと読み終えてしまう。

全73件中 1 - 25件を表示

津軽百年食堂 (小学館文庫)を本棚に「いま読んでる」で登録しているひと

津軽百年食堂 (小学館文庫)を本棚に「読み終わった」で登録しているひと

津軽百年食堂 (小学館文庫)の単行本

津軽百年食堂 (小学館文庫)のKindle版

ツイートする