- Amazon.co.jp ・本 (310ページ)
- / ISBN・EAN: 9784094086522
作品紹介・あらすじ
「ある朝、星沢皇児が妙に気掛かりな夢から眼を醒ますと、自分が寝床の中で見知らぬ恐ろしくハンサムな男に変わっているのを発見した…」。主人公の皇児は、としまえんにあるさびれたメリー・ゴーランド「カルーセル・エルドラド」をこよなく愛する売れない漫画家。整形外科医も見放すほど見た目も不細工だった彼が、突然、ハンサムになったとたん、人生が大きく動き(狂い?)始めて-。フランツ・カフカ『変身』冒頭のパロディで始まる、勘違い男子の勘違いラブ・ロマンス。世界進出も果たして大ヒットしたあの『下妻物語』のテイストも全開の、嶽本野ばらのスーパー・エンターテインメント。
感想・レビュー・書評
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ビブリオバトルチャンプ本('19.1 校内読書週間)
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美しいものを求めて生きてきたつもりが、ハンサムになったくらいで舞い上がってしまって、見栄や愛想を大事に扱うだけのくだらない嫌な人間になってしまっていたよ。
(P.289) -
少々、バランスの悪い物語のような気がしないでもないですけれども、面白く読めました。暇潰しには最適な一冊かと…もう少し、文学性みたいなものを感じられたのなら嬉しかったのですけれども、あらすじにもエンターテイメント小説! と銘打たれていますから、これでイイのかもしれませんね。
ヽ(・ω・)/ズコー
あの有名な「変身」と同じく、主人公がある朝目覚めたら虫に…というのだと例の有名な小説と同じになってしまいますので、イケメンに…なっていたのでした。
といった感じのパロディ作ですな。イケメンになって富みも名声も手に入れたのだけれども、どこか虚しさを覚える、そんな主人公の行く末は…読んでみてからのお楽しみですね。さよなら。
ヽ(・ω・)/ズコー -
帯文:"職業=売れない漫画家、彼女いない歴=年齢と一緒、しかも超不細工。そんな俺が、ある朝目覚めたら男前になっていた!!"
目次:変身、解説 永江朗 -
変身しても結局はかわらないってことね
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2012.03.21 読破。
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うーん。個人的には嶽本氏の魅力は、非現実感だと思っていたんだよね。現実と二重写しになるような感覚というか。デビューの頃の、「ミシン」や「世界の終わりという名の雑貨店」みたいな。あとは、「シシリエンヌ」のような突き抜けた感じ。この作品は、現実からのハズレ具合がちょっと足りない気がした。
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ん〜。…所々は笑ったが…
ん〜…妙に理屈っぽくて説明がやたら長くてくどくて疲れてしまった(すいません)流し読み。
結局なんでハンサムになったん??? -
びぶりお工房:録音版製作担当者きまりました。(2011.11.22)