- Amazon.co.jp ・本 (305ページ)
- / ISBN・EAN: 9784094087109
作品紹介・あらすじ
十六歳の女子高生・早坂凛は、怪我でバレーボール部を退部、不登校になってしまう。ある日、川沿いの自転車道で元競輪選手・瀧口に出会い、スポーツバイクの解放感を知る。もっと速く、どこまでも走りたい。休学以来初めて凛が見つけた、生きる目標だった。競輪選手を目指す青年、競輪場に半世紀以上も通う老爺、安アパートの老貴婦人など、それぞれに心の傷を負った仲間たちと、世界最速の証「虹色ジャージ」を目指す闘いが始まる。凛は遙かな地平線の虹をつかむことができるのか?自転車競技を通じて、一度は挫折した人々の成長と再生を描く、スポーツ小説の傑作。
感想・レビュー・書評
-
主役が男でも女でも同じってことか。表紙を何とかして欲しいなぁ。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
自転車と出会った女の子の話。体育会系の精神がうらやましくなる。
2014/1/18 -
面白かったけど、あねチャリと同じ本です。
-
作者はすごく自転車が好きなんだな。ってことがしっかり伝わってくるのが、読んでてとても良かった。
-
爽やかな一冊。
でも、あんまり好きじゃなかったかな。
ところどころ、好きな場面もあるんだけど惹かれるものが少な過ぎるかな。まぁ、あたしには向いてないという事で…。 -
自転車のことが書いてある小説だったので即買い。これまでに読んだ自転車に関する作品は、どれも主人公が男性、しかも競技はロードレースばかりだったのだが、今回の主人公は女性(高校を中退した元女子高生)で、トラック競技。どうかなと思いながら読んでみたが、結構楽しく読めました。ミステリーもいいけど、スポーツ小説の面白さを再認識。
-
すごく自転車に乗りたくなりました。
小さい時に息が切れるくらいペダルを漕いだ記憶が蘇りました。
こういうジャンルは始めて読みましたがスポーツ小説にはまりそうです。
ラストはぷっつりきれてる感じであれ?乱丁本?と思って何度もないページを探してしまいました。 -
自転車競技(競輪?ケイリン?)を題材にした小説。個人的にはあまりなじみのない題材で、競輪もので思い出せるのは漫画の「Odds(オッズ)」くらい。
本作は17歳の女の子が主人公ですが、何となく「Odds」と似てる部分がいくつかあります。例えば主人公の師匠が弟子を取らない理由とか、主人公が競輪独特の全力スパートにショックを受ける場面など。
これは似てるお話というより、一般の人には知られていない競輪界の常識的なエピソードと受け取るべきですかね。
全体のお話の流れはやや平坦で、展開の起伏はあまりありません。ですが、ほとんど知識のない業界のお話だったので、その目新しさに興味を引かれてサクサク読み進められました。
ただ、ラストシーンが尻切れとんぼといいますか、バツンといきなり終わっているような印象が強く、その点が若干いただけないかと。あまりに唐突に終わってしまうので、妙にもやもやした感覚が残ってしまい、スッキリしない読後感があるところが残念でした。