スパート! (小学館文庫 か 24-3)

著者 :
  • 小学館
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本棚登録 : 115
感想 : 17
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  • Amazon.co.jp ・本 (305ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784094087109

作品紹介・あらすじ

十六歳の女子高生・早坂凛は、怪我でバレーボール部を退部、不登校になってしまう。ある日、川沿いの自転車道で元競輪選手・瀧口に出会い、スポーツバイクの解放感を知る。もっと速く、どこまでも走りたい。休学以来初めて凛が見つけた、生きる目標だった。競輪選手を目指す青年、競輪場に半世紀以上も通う老爺、安アパートの老貴婦人など、それぞれに心の傷を負った仲間たちと、世界最速の証「虹色ジャージ」を目指す闘いが始まる。凛は遙かな地平線の虹をつかむことができるのか?自転車競技を通じて、一度は挫折した人々の成長と再生を描く、スポーツ小説の傑作。

感想・レビュー・書評

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  • 主役が男でも女でも同じってことか。表紙を何とかして欲しいなぁ。

  • 自転車と出会った女の子の話。体育会系の精神がうらやましくなる。
    2014/1/18

  • 面白かったけど、あねチャリと同じ本です。

  • 作者はすごく自転車が好きなんだな。ってことがしっかり伝わってくるのが、読んでてとても良かった。

  • スポーツ青春モノ。川西蘭さんの作品は初めて。調べてみたら、男性だったので少し驚く。
    引きこもり女子高生の、凛が自転車で偶然に元競輪選手に出会い、自転車の魅力を知る。そして様々な一癖ある人達と出会いながら、トラックレースを目指していく、というストーリー。
    作品は全体的には自転車のシーンが多い。せっかく魅力的なキャラクターが沢山出て来るんだから、もっと彼らの心の変化やキャラクター同士の対話を緻密に描いても良かったのにな、と思った。さらっとし過ぎかな。
    「バッテリー」や「風が強く吹いている」に比べちゃうと、だいぶ惜しいなー

  • 旅行のために買った本4。自転車大好き少女の青春もの。しつこく自転車が好きなだけの彼女の魅力は特に伝わらず。ただ、自転車競技、特に女子の世界を垣間見れた点が収穫。早く「セカンドウィンド3」が文庫化されないかな。
    伊集院静が書いていたが、競輪はルールが変わって面白くなくなったというのは本当か?この話に出てくる傷だらけのボスは、ルール改正前の選手なのかな。

  • 爽やかな一冊。
    でも、あんまり好きじゃなかったかな。
    ところどころ、好きな場面もあるんだけど惹かれるものが少な過ぎるかな。まぁ、あたしには向いてないという事で…。

  • 自転車のことが書いてある小説だったので即買い。これまでに読んだ自転車に関する作品は、どれも主人公が男性、しかも競技はロードレースばかりだったのだが、今回の主人公は女性(高校を中退した元女子高生)で、トラック競技。どうかなと思いながら読んでみたが、結構楽しく読めました。ミステリーもいいけど、スポーツ小説の面白さを再認識。

  • すごく自転車に乗りたくなりました。
    小さい時に息が切れるくらいペダルを漕いだ記憶が蘇りました。
    こういうジャンルは始めて読みましたがスポーツ小説にはまりそうです。
    ラストはぷっつりきれてる感じであれ?乱丁本?と思って何度もないページを探してしまいました。

  • 自転車競技(競輪?ケイリン?)を題材にした小説。個人的にはあまりなじみのない題材で、競輪もので思い出せるのは漫画の「Odds(オッズ)」くらい。

    本作は17歳の女の子が主人公ですが、何となく「Odds」と似てる部分がいくつかあります。例えば主人公の師匠が弟子を取らない理由とか、主人公が競輪独特の全力スパートにショックを受ける場面など。

    これは似てるお話というより、一般の人には知られていない競輪界の常識的なエピソードと受け取るべきですかね。

    全体のお話の流れはやや平坦で、展開の起伏はあまりありません。ですが、ほとんど知識のない業界のお話だったので、その目新しさに興味を引かれてサクサク読み進められました。

    ただ、ラストシーンが尻切れとんぼといいますか、バツンといきなり終わっているような印象が強く、その点が若干いただけないかと。あまりに唐突に終わってしまうので、妙にもやもやした感覚が残ってしまい、スッキリしない読後感があるところが残念でした。

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