偏差値70の野球部 レベル3 守備理論編 (小学館文庫 ま 4-4)

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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784094087222

作品紹介・あらすじ

天才女子高生・ヒカルさんが率いる映画研究同好会との試合に敗れ、支配下に置かれた野球部。物理学を応用したヒカルさんの大胆な理論は、真之介の野球の常識をことごとく脅かした。打撃練習ばかりで守備練習をしない野球部に不安を覚える真之介に、ヒカルさんは「打球の落下地点が分かる」超難解な運動方程式を教えてくれるのだが…。守備練習の重要性を示すため、真之介は後輩たちがプレーするリトルのチームに試合を申し込む。ところが試合中、リトルのエース・和田諒が投じたボールがヒカルさんの逆鱗に触れた。小さなエースの「心」に涙する、感動の第三幕。

感想・レビュー・書評

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  • 放物線の方程式とか三角関数で飛距離割り出すとか簡単そうに言ってくれてるからなんだかできるような気がしてきてはっとなる。そして時間がないとかちょっと不穏な複線が..
    4までしか図書館なかったからそこで回収されるといいな。

  • やっとまともな野球の話になってきた。我慢してここまで読んだ甲斐があった。

    ユキの語尾に苛つく。これを普段JKらしいこの口調で、真面目な話の時は普通にしゃべるだけで読みにくさは変わるだろうに。

    佐久間くんの出番が減って残念。その代わりリトルリーグの監督や選手がいい味出してるね。諒くん可愛い。

  • 真之介実家帰宅編。

    野球をやっているのか、映画を見ているのか、よく訳の分からない理論を勉強しているのか、よく分からない野球部の話。
    このペースだと、甲子園は無理かも…とか思うけど、最初の頃と比べるとかなり力をつけたといっても過言ではない野球部が、何だか少し逞しく思えないでもなかった。

    ヒカルさんを野球部から追い出そうとしても、追い出すどころかヒカルさんの野球部内の存在感が増すだけだというのがまた何というか、真之介っぽい。

    ボールを投げたらあんな難解な公式で飛距離とかを教えろとか、無茶ぶりにもほどがあると思う。

    多少、中だるみかな?と思った。
    そこだけ残念。

    個人的にはリトルリーグの和田くん達が気になる。

    長文駄文失礼しました。

  • なつかしい

  • 内容紹介

    とんでもなく面白い野球小説、できました!

    書いたのは超弩級の新人作家!
    史上初の“高偏差値”野球小説、涙の第3幕が始まります。

    天才女子高生・ヒカルさんが率いる映画研究同好会との試合に敗れ、支配下に置かれた野球部。物理学を応用したヒカルさんの大胆な理論に野球部のメンバーはどんどん洗脳されていく。
    バッティングマシン「ムラタ3号ヴァージョン3改」を使った打撃練習以外、守備練習をまったくしない野球部に不安を覚える真之介。
    するとヒカルさんは、「打球の落下地点が分かる」という超難解な運動方程式を教えてくれるのだが‥‥。
    三角関数におびえながらマウンドに立つことを恐れた真之介は、野球部のメンバーに守備の重要性を示そうと、後輩たちがプレーするリトルのチームに試合を申し込む。
    ところが試合中、リトルのエース・和田諒が投じたボールにヒカルさんが突然怒り出す。いったい何がヒカルさんの逆鱗に触れたのか?

    それはリトルで禁止の変化球(スライダー)を投げたからだった。
    三振禁止の真之介の投球で、野球部はリトルチーム相手に惨敗。セバスチャンは夏も勝手に辞退。そんな中バッティング練習で真之介の球は野球部メンバにメッタ打ち。バッティングマシンは真之介の投球にセッティングされていた。

  • レベル2をよんだのはいつだったか。内容をまったく覚えていない。野球部は着実に成長している…のだろうか。

  • 野球に興味があっておもしろそうだなと思ったので選びました

  • 三巻では小学生のリトルリーグチームと試合したりしますが、今まで練習していた打撃方法が、投手が変わると役に立たないというくだりだとか、守備には重きをおかず、取られた点よりも打って点を取ればいいとか、ボール落下地点は計算によってわかるだとか、普通に野球を見てきたものからすれば、わけがわからない理論だったり、ある意味納得だったり。
    何故ヒカルさんの言う理論がすんなり受け入れられるのか、ある意味ものすごく頭が良くて素直な野球部員たち。
    いっそ主人公も一般野球常識を捨てて鞍替えすればいいのにと思いますが、それが作者の意図なのかな…。

  • (1~4巻を読んでの感想)
    子どもから借りて読みました。

    野球小説の主人公って、
    だいたいピッチャーで、かつ自分が行動をおこして状況を変化させていく話が多いと思うのですが、
    読み手と書き手双方とも大前提に野球のセオリーを置いていると思います。

    主人公の野球部の男子たちは、
    野球のセオリーの世界に住んでいますが、
    もうひとりの主人公たる映画研究会の女子高生たちは、
    セオリーを超えたところから野球部にかかわりはじめます。

    前提が異なるので、途中の何もかもが違ってきます。
    拠って立つ根拠を崩された主人公の男子たちのとまどいっぷりは笑えます。
    そして、女子高生たちのセオリーで戦うようになった野球部の、
    快進撃がはじまってしまいました。
    秋の大会で、筋肉もりもりの強豪高と互角以上に戦います。
    そして最後は・・・(笑)

    もしドラより話が浅いようにも思いますが、
    濃くて変なキャラがたくさんでてきて暴れまわっているのはとても面白いです。
    物理法則とかあんまり難しく考えずに、楽しんでよんだらいいかな。

    個人的には3巻めが面白かったです。

    2013/10/31

  • 連載のほうで2巻の途中まで読んでいた。選手や映研女子のキャラは忘れてたけどそれなりに面白く読んだ。難しい理論は飛ばし読み。

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著者プロフィール

1976年福岡県生まれ。高等専門学校を中退し、ニューヨークに在住。国内外を転々としながら小説を執筆。著書に『エルメスの手』、『あやかしの小瓶』、「偏差値70の野球部」シリーズ、「真田十勇士」シリーズなどがある。

「2021年 『南総里見八犬伝 5 八犬具足』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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