史上最強の内閣 (小学館文庫)

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著者 : 室積光
  • 小学館 (2013年3月6日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (333ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784094088038

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史上最強の内閣 (小学館文庫)の感想・レビュー・書評

  • 笑い、お笑い、、そして哀愁。。
    現在の内閣は実は2軍!?本物が京都から3両編成(真ん中お座敷w)のノンストップ新幹線で東京にやって来る!
    何もない平時は二世三世のボンクラでもいいが、経済不況、北朝鮮から核による脅し等々の有事のために温められていたwww
    北の将軍の長男坊のバカっぷりも愉快
    現内閣はそのまま名前をもじり、最強の内閣は歴史上の人物からと実際に日本ならびに世界のことを考える政治家はいないのかと考えてしまう。

  • 面白かった。いや、面白かったけどさ。「だいたい、よその国を憎んだり蔑むことでしか培えない愛国心は間違いどす」という二条首相のセリフがブーメランにしか感じられない。つまり、日本をヒーローにしたい小説なのだが、そもそも国がヒーローになることは間違いなのだ、という言説を作中でぶちかましてるくせに、と思ってしまうのだ。これが国内の問題を扱っていればまた違っていたかもしれない。しかし、外交を扱い他国の主要人物をコメディ要素として出す。そして自国の内閣は「ザ・キャビネット」と銘打った「史上最強の内閣」である完璧野郎揃いである。ちょっとは恥ずかしく思わないのかね。「ザ・キャビネット 」という名称はさすがに恥ずかしく思えたのか、後半ではあまり使われてない。僕の政治への不理解のせいも多分にあると思うが、全体的に読んでるこっちがむず痒くなる、なんともなブラックユーモアもどきコメディであった。

  • 世論操作と諜報工作で拉致被害者を取り戻し北朝鮮から「謝罪」の言を引き出すというちょっと胸のすくお話。とりわけ山本防衛大臣の言動は痛快。読了後、「椰子の実」の唄を初めて全部聴いた。

  • 本当に面白かった。国政の危機に首相が言った言葉は、「私たち内閣は二軍、実は最強の影の内閣があるんです。」と。この本物の内閣・ザ・キャビネットは二条友麿総理をはじめ名前も性格も個性的。魅力たっぷり。北朝鮮に対してどう向かって行くのか楽しみ。そして最後の最後には胸にグッと来る。

  • 北朝鮮との関係が悪化し、核ミサイル発射寸前という日本国家にとって危機を迎えた時期。
    あろうことか、この問題に対応できないと考えた内閣は勝手に総辞職する。
    そこに現れたのは、謎のシャドーキャビネット。
    その影の内閣は、数十年前からずっと有事に備えて京都に存在していたのだという。
    さて、影の内閣は日本存亡のこの危機をどうやって救うのか?

    という荒唐無稽なユーモア小説。
    肝の据わった影の内閣の大臣たちが実に頼もしい。
    まさに、二世三世議員ばかりになった今の内閣ではこうはいくまい。
    北朝鮮の将軍様やその息子、さらにいつも勇猛な言葉ばかりを吐く有名なおばさん女子アナウンサーを風刺した様子も実に楽しい。
    将軍様の息子シン・ジャンナムの脳天気な行動も笑いを誘う。
    この本を北朝鮮の人々に読ませたいなあ、と思った。
    もちろん、すぐに燃やされるだろうけどね。
    持ち込んだだけでも、間違いなく拉致されて帰ってこれないだろう。

    馬鹿馬鹿しいと思わずに、こんなこともあり得るなと思って読めば、実に有意義な小説だ。
    憲法九条を尊重し、いかに戦争を回避するかという方法論は、ある意味的を得ていると思わされたし。
    (※以前読んだ『それでも日本人は「戦争」を選んだ』(加藤陽子著)が参考文献になっていたのには驚いた)
    ラストの、北朝鮮でスパイ活動に従事していた人間の正体がわかるところなどは、思わずほろりとさせられたしね。

    数十年前に読んだ小林信彦のユーモア小説や筒井康隆の作品を思い起こさせるような、実に愉快な作品でした。
    最近、こういったユーモア小説が少なくなったなあ------。

  • 単純に多くの日本人の本音が表現されているのではないか?
    痛快でテンポよく読めるが、大臣のキャラがかぶるので、誰が誰だか分からなくなる。
    最後の1ページはグッとくるものがあった。

  • すげー面白かった。Newarkからの帰国便で一気に読了。日本人のどこがダメなのか、コミカルに書かれてて笑えるけど、笑ってばかりもいられない。

  • 史上最強の内閣

    ~あらすじ~
    緊迫化する北朝鮮との外交関係に行き詰まりをみせた浅尾総理率いる内閣は
    京都に隠されていた「真の内閣」に政権を移譲します。
    歴史上の人物を思わせるような名前とただものならぬスケールを感じさせる「ザ・キャビネット」の面々。
    期間限定の内閣は挑発と威嚇を繰り返す北朝鮮とどのように交渉していくのか。
    中距離弾道ミサイル発射による国家危機にどう対応するのか。

    声を張り上げてニュースを読み上げるおなじみの某中年アナウンサーや将軍様の長男○ョンナム氏も登場するコメディー小説です。

    こんなに易々と事態が改善されるはずないと冷ややかな目線を持ちながらも
    これくらい機知に富んでいてはっきりと他国にモノが言えるわかりやすい内閣だったらいいなと思いを抱きながら読みました。

  • kamosigiさんきっかけです。ありがとうございます!

    借りたのはけっこう前だったけど、読み始めたのはちょうど7月の参院選前後。
    そういう意味ではタイムリー。

    それからなかなかテンポが上がらず、先日ようやく読了。

    途中まで、なぜか「プリンセストヨトミ」のイメージが抜けなくて、
    全然ストーリーが違うのに、それに悩まされる。

    中盤以降、この作品の軽快さやテンポのよさを感じた。

    パロディーながら、未だリアルな部分もあって、
    おもしろさのなかに、時々どきっとするほど的を得た、鋭い台詞があったり。
    史上最高~シリーズはもう1冊出ているようなので、そちらも読みたい。

  • いろいろ思うところはあるけれど、私は好きだなぁ。

    この作者さんの本、ちょっと続けて読んでみよう。

  • 久々に本を読んで大笑いしてしまいました。明らかに実在の人物をモチーフにした登場人物達がキャラ立ちまくりの発言、行動を繰り広げます。これってギリギリというか、ほぼアウトなんじゃないかな・・・。

    ただ、後半からは笑いの中にも、憲法第9条と戦争に関することや日朝問題、アメリカや周辺諸国との関係、政治による情報操作について、さまざまなテーマが盛り込まれていてとても興味深く読むことができました(脚色部分はあるでしょうが)

    最後は非常に痛快でスカっと終わると思いきや、思わずグッとくるような展開で読み終えた後も余韻が残るお話でした。

  • 溜飲が下がるとはこのことです。
    二世、三世のボンクラばかりがはびこる政治の世界で、実はこのボンクラ内閣は二軍で、一軍は京都にいる本格派チームだったという夢のようなお話。
    二世、三世のボンクラ及び諸外国のヘッドがほぼもろ名前出しの状態で語られるこの話、少し前に発行されたもののようですが、
    まさに今の状況を言っているとしか思えない…。
    こんな一軍が諸外国を相手に一発かっこよくやってくれたら…本当に溜飲が下がることだと思います。
    最後は歴史は時として、たった一人の肩にかかってくる時がある…と、意外な涙を誘う展開です。

  • 現実もこんな政府があれば、どんなにいいだろう。
    ただ、ありえない話かも。現実がこんなにうまくいけば、、ヽ(´o`;

  • 上手く出来てまんなぁ〜
    著者が拉致されませんように

  • 今の日本人の不幸は、満を持して政権交代させた民主党政権が思った以上に無能だったことと、そこに東日本大震災という有事が起こったことで、その無能さが際立ったことかしらん。
    民主党が自爆した昨年末の衆院選後も、アベノミクスで盛り上がる割に給料は上がらず生活は楽にならず、国民はそのレベル以上の政府を持てないというけれど、自分のことは棚に上げ、昔にあった立派な政治家の登場を待つしかない?
    さて、この小説、そうした庶民の思うところを鏤めて、今の国際情勢や日本の政情を思う存分カリカチュアライズして笑い飛ばす。
    馬鹿馬鹿しく都合の良いストーリー展開で、こんなにうまく行けば世話ないわなぁというお話だけど、言いたいことを言い倒し、あの国にだけでなく今の政府や何かと言えば建前に過ぎるマスコミに対しても溜飲が下ることは確かだな。
    情報操作によって世論がひとつに仕上げられていく怖さや米中韓北朝鮮の情勢などもさらりと表現されていて、矛盾を孕んだ論点もあるけれど、お笑いの陰に作者の結構真面目な意図を見る。

  • いやあーありそうで。風刺が効いて面白い。

  • あの国がミサイル飛ばしまくっているので読んでみました。
    もっとも、作品の舞台では、まさおさんはご存命なのですが。

    アクの強い登場人物がコミカルに動いているのは楽しく読めました。

  • 学生の頃読んだ「都立水商!」が今でも印象に残っていて、期待値高めに読んだ室積さんの本でしたが、
    作品全体からこれでもかと迸るディスリスペクト感のためか、
    「笑い」より「嗤い」の雰囲気が強めでちょっと引いてしまいました(;´・ω・)
    それでも、最後は話が思いもよらず切ない展開で閉幕し、
    読後感の余韻という意味では「都立水商!」と同じく長く尾を引きそうな一冊。

  • 最強の内閣とはよく言った!軽快なタッチで超笑える。これNHKでドラマ化したら間違いなく飛んでくるな。

  • 北朝鮮とアメリカの間の危機感が極度に高まっている今、タイムリー化と思って読み始めたが、人名などのつけ方が面白すぎ、栗きんとん大統領には吹き出してしまった。パロディもここまでくるとイヤミかな?

  • 関西弁でテンポの良い展開は、面白かった。ただ特に感動したり、心を動かされるような点は無かったかな。サザエさんの幸福のくだりは、なるほどな-と感心した。

  • 裏の内閣の話。
    キャラはいいが、おふざけの延長に思えた。
    ストーリーも今ひとつ。

  • すごい話だった。これぐらい極端なことや裏工作をしないと、この複雑な問題は解決できない、ということなのか。最後はグッときた。

  • めちゃくちゃである。こんなに上手くゆくはずもない。というのはその通りだし、若干思想が偏っている気もするが、まさに痛快。本当にこういう風になれば平和で面白い世界、社会になるだろうに。日本が滅びるかもしれないが。しかし、一軍の内閣、ないかなぁ…

  • 京都の公家出身の二条を中心とした「本当の内閣」が、強力なリーダーシップで難問をサクサクと解決していく痛快なお話。

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史上最強の内閣 (小学館文庫)の作品紹介

北朝鮮が、日本に向けた中距離弾道ミサイルに燃料注入を開始した。中身は核なのか。支持率低迷と経済問題で打つ手なしの自由民権党の浅尾総理は、国家的な有事を前に京都に隠されていた「本物の内閣」に政権を譲ることを決意した。指名された影の内閣は、京都の公家出身の首相を筆頭に、温室育ちの世襲議員たちでは太刀打ちできない国家の危機を予測し、密かに準備されていた強面の「ナショナルチーム」だった。果たして、その実力は?-。

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