おしんの心 (小学館文庫 は 14-1)

著者 :
  • 小学館
3.00
  • (0)
  • (0)
  • (2)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 14
感想 : 1
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (268ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784094088618

作品紹介・あらすじ

ホームドラマの名手が綴る不器用女の一代記

30年前に放送され、テレビ史上最高の平均視聴率52.6%を記録した『おしん』は現在も世界中の国々で放送され続けている日本を代表する不朽の名作です。

激動の時代を、辛苦に耐えながら不器用に、そして愚直に生き抜いた「おしん」の生きざまは、著者が歩んだ88年の人生そのもの。

しかし、著者はそんな苦難の日々さえ、懐かしむように笑顔で振り返ってしまいます。

ここでは、「夫婦喧嘩の心得」「嫁姑の賢い距離」「生涯現役の秘訣」「ブスの矜持」…女性が明るく楽しく元気に生きるための知恵を、ホームドラマの第一人者ならではの視点で軽やかに綴ります。

今秋(10/12~)映画としても蘇る「おしん」の心には、女性が元気になれる人生哲学がぎっしりと詰まっています。
気持ちがちょっと塞いでしまったとき、自分に自信が持てなくなったとき、誰かを信じられなくなったとき、ぜひ本書を開いてみてください。愛くるしいおしんの笑顔が、胸の中で大きく広がることでしょう。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 小学生のころ、「大根メシ」がワードとして流行っていた世代です。もちろん、「おしん」は知っています。でも記憶にあるのは辛抱に耐える少女時代だけ。親の世代が熱狂していたのだけ。そんな「おしん」が辛抱をテーマにしていないと雑誌の書評で知り購入して読んでみました。
    「おしん」というよりは「橋田壽賀子」でしたね。でも改めて「おしん」を見てみたくなりました。そして「橋田ドラマ」をじっくり見たくなりました。
    とてもタメになりました。とか、とても楽しかったです。なんて感想はないんですが、時にはふと、どこでもいい1章を読んで見たくなる内容でした。
    とりわけ、後半はそれこそ「おしん」に熱狂していた団塊世代やこれから家族になる人に読んでもらいたいですね。

全1件中 1 - 1件を表示

著者プロフィール

1925(大正14)年、京城(現在のソウル)生まれ。日本女子大学校卒、早稲田大学中退。1949(昭和24)年、松竹脚本部に勤務。1959年、フリーの脚本家に。1966年、TBSプロデューサーの岩崎嘉一氏と結婚。1989(平成元)年、死別。TBS東芝日曜劇場「愛と死をみつめて」、NHK朝ドラ「あしたこそ」、大河ドラマ「おんな太閤記」、移民をテーマにしたNHK「ハルとナツ」やTBS「99年の愛」など多数の脚本を手掛ける。中でも、1983年のNHK朝ドラ「おしん」は大反響を呼び、広くアジアでも放送される。また、1990(平成2)年からスタートしたTBS「渡る世間は鬼ばかり」は国民的ドラマとなっている。NHK放送文化賞、菊池寛賞、勲三等瑞宝章などを受賞・受勲。2015年、脚本家として初の文化功労者に選出される。主な著書に、『ひとりが、いちばん!』『夫婦の覚悟』(共にだいわ文庫)、『私の人生に老後はない。』(海竜社)、『安楽死で死なせて下さい』(文春新書)、『恨みっこなしの老後』(新潮社)などがある。

「2021年 『渡る世間にやじ馬ばあさん』 で使われていた紹介文から引用しています。」

橋田壽賀子の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×