私たちには物語がある (小学館文庫)

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著者 : 角田光代
  • 小学館 (2013年10月8日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (298ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784094088687

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私たちには物語がある (小学館文庫)の感想・レビュー・書評

  • ブクログのフォロワーさんが自分も読んだことのある本のレビューを書いていると、とてつもなく嬉しくなってしまうのだが、この本もまさにそんな気持ちになった。
    角田さんが新聞などに載せられた本の書評と本に纏わるエッセイ。読みたくなるような本もいっぱいで、またブクログの「読みたい」本が増えてしまった。
    それにしても、角田さんという人は「長らく置いてあった本をようやく読んだ」やら「サイン本と書いてあったので思わず買ってしまった」やら…なんだか親近感が湧いてしまったなぁ。

  • 祝文庫化

    小学館のPR
    「本好きの作家がつづる、心躍る読書エッセー

    ひとりひとりの人生が重なり合い、関わり合っただれかの時間が縫いつなげられ、無限へ、永遠へと広がっていく。本が、物語がある世界とは、なんとすばらしいのだろう。
    この本は、まるごと物語にのみこまれることの至福に満ちた、すべての本とすべての本を必要とする人へのラブレターだ。
    著者は語る――「収録してある本はほとんどすべて、読みたくて読んだものであり、読んでみておもしろかった本ばかりだ。こんなにも世界にはたくさんの本がある。私はこれらの活字を追いながらじつに膨大な、幸福な時間を過ごしてきた。その幸福な時間が、この一冊には詰まっている」」
    (単行本)
    「人気直木賞作家による、最高の読書案内!

    小説はもとより、エッセイの名手でもある角田光代さん。
    本書は、幼い頃から活字を追いかけ、膨大な、そして幸福な時間を過ごしてきた彼女の「読書にまつわるエッセイ」と、さまざまなジャンルにわたる「物語」への愛に満ちた書評からなっています。
    物語を見渡す、作家ならではの観察眼。そして読書家としての、物語に向ける誠実な愛情。物語に深く沈みこむことの幸せとまだ見ぬ書物との出会いの高揚感を、教えてくれます。
    角田さんは「あとがき」に、こう書いています。
    「こんなにも世界にはたくさんの本がある。私はこれらの活字を追いながら、じつに膨大な、幸福な時間を過してきた。その幸福な時間が、この一冊には詰まっている。
    けれど世界にはもっともっと本がある。本を読むことで、笑ったり泣いたり怒ったりざわざわしたりどきどきしたりうっとりしたり、これだけゆたかに感情を揺さぶられてきたけれど、また別の方法でふれてくる本が(略)まだまだ多くあるのだろう。そう思うと、本当に途方もない気持ちになる。」そして、「紹介した本のなかの一冊でも、おもしろそうと思って手にとっていただけたら、こんなにうれしいことはありません。これからもともに、本のある世界で愉快に暮らしていきましょう」と。」

  • 角田さん曰く「読書感想文」とのことだけど、読書愛溢れる書評集。自分が全然知らなかった作家さんの本や、最近ご無沙汰している作家さんの本など、読みたい本が増えてしまった。時間や金銭面などで制約はあるものの、自分の好きな本を読むことができるって幸せなことなんだなあって気付かせて貰えました。私も読書ハイ体験してみたい!

  • 角田光代さんの作品を読むのは4冊目。ご本人曰く感想文集とのこと。とても素敵な感想文でした☆角田さんの本への愛情がよく伝わってきます!最初の交際履歴から、あとがきまで素敵♪角田さんがそれぞれの作品を読み素晴らしい時間を過ごして来られたのがわかり、本当に読書を楽しんでいる時間は幸せな時間だなぁと改めて思いました!約150作程を紹介されていてその中で既読の作品は4作しかありませんでした^^;でも読んだことがある好きな作家さんも多数紹介して下さってて嬉しかったです!読みたい本が色々増えました☆とても良かったです♡

  • 角田さんの本に関するエッセイと感想文集。
    川端康成、尾崎翠から、伊坂幸太郎氏、三浦しをん氏等、実に様々なジャンルの本の感想があり、今後の本選びの参考にしたい。

    太宰治の『斜陽』で、10代の頃全く理解出来なかったのに、30代半ばに再読して、その世界観にのめり込んだエピソードにとても共感した。
    サリンジャーの『ライ麦畑でつかまえて』のホールデンのことをパンクだとし、大人になるための通過儀礼と言い切る。
    若い頃、好きな男の子が『ライ麦畑……』を読んだことがないと分かり、彼に対する想いが急激に冷めたエピソードには笑った。

  • 角田さんの書評が集まった1冊でしたが読んだ本や、ちょっと気になっていた作家さんの書評があって新たな発見がありました。

  • なんて希望に満ちたタイトル。とてつもなく大きな味方を得たような気持ちになる。
    面白くなかったらやだな、という理由からあまり新しい作家に手を出す勇気がなかったけれど、著者の読書感想文集にはあらゆる作家の多様な作品の魅力がぎっしり詰まっているので、読みたくなった本をメモしながら読んだ。熱意がこもった読み応えのある読書感想文だった。
    読みたい本が大量になってしまって大変。とてもうれしい。

  • 「書評集・感想文集(角田氏曰く)」の類は、ついつい買ってしまって、新しい本に出合うきっかけでもあったけど、ここ最近は少し食傷気味で、なるべく手に取らないようにしている。

     この本も数年前に手に入れて、途中まで読んでそのままだった。今回、本棚整理中にすべてに目を通す。

     少し年月が経過している感想文が多いけれども、「佐野洋子」氏の書籍を一度読んでみようかなぁと思ったきっかけにはなりました。

  • 本を読むことでインプットして、語ることでアウトプットする。
    その行為が読書であり、生きることであると思う。
    この本を読むことでそのどちらもできた感覚になる。
    本に救われた経験がある人に優しく寄り添う言葉。
    角田光代の言葉は優しく温かい。
    読みたい本が何冊もできた。

  • 2013年10月11日購入。

  • 角田光代はすごい。彼女の紹介で、読みたい本がどんどん増える。その本たちを読むとき、角田さんみたいな読み方はきっとできないし、かと言ってこの本を参照して答え合わせのようにする必要もない。
    ブコウスキーの、「スピーカーから溢れでてきたのは、(…)ゆっくりとした明朗な声で、(…)ときに優しくすらあり、不思議と、こちらを落ち着かせる響きをもっている。おどけ、声音をつかい、弱まったり強まったりするその声を聴いていると、ベッドデ本を読んでもらった幼いころを思いだす。」とかさー、いいなあいいなあ!

  • 若くしてデビューした直後、編集者やら先輩作家やらの容赦ない指摘によりあまりにも読書体験の少なかった自分を知り、書評に類する仕事をいっさい断らないと決心したそうです。
    なんとたいへんな決意を…!
    (現在ではお仕事の許容量を超え、さすがに断念されたもよう)

    まじめで誠実で善意にみちた文章がならぶ。

    本当に本当に、本のある世界でよかった。
    心から同意します。

  • 角田さんの小説は読んだ事はないが、この書評集から角田さんの人柄が伺えた。
    本好きには共感ポイントが満載。
    「再読」の意義を考えさせられる一冊となった。

  • 富士日記の話とライ麦畑の話が好き。そして、アーヴィングと川端康成の本を買ってきた。

  • 書評集。取り扱い数はなんと150冊!
    どうやら2003年から2009年まで連載されてた?書評を
    まとめたものが入っている、書評というよりは感想文
    作家さんのこれだけの感想文を読むことはなかなかないので面白かった

    作家になったときに自分が読んでる本が少なすぎたので
    書評の仕事は絶対断らないと決めた、のでこの冊数になった模様
    ご本人曰く、仕事の性質上、新刊ばかりなのが残念だ、
    ということ、古典もこういうのやってもらえたら嬉しい

    個人的に角田さんのエッセイって酢の物っぽい、さっぱりしてる

    今回の書評集を読んで再認識したけれど
    別れた男性とは別れた後も会う、というのを
    この本で知り納得、うんうんそんな感じ

  • はじめて千代田図書館に行った日、やっぱり初めて行く図書館は読んだことない本がたくさんあるなあ!!!と大興奮でマックスの5冊を借りてほくほく。
    そのうち2冊は、すでに読んだことのあるものでした。これもそう。

  • 14/11/16

    表紙がかわいい。
    “本は人を呼ぶ。本屋の通路を歩くと、私だけに呼びかけるささやかな声をいくつか聞くことができる”と角田さんは言ってるけど、納得。共感。“私を呼ぶ本”て言い方かっこいいなあー

  • 凄くいい書評。
    太宰とサリンジャーの書評は、同じ気持ち。
    角田光代と一緒に、お酒飲みながら本の話をできたら素敵だなぁ。

  • つねにそばにおいておきたい。
    彼女の紹介する本のなかから読みたい本を読んで、読後に気持ちを照らし合わせたい。
    読みたくなった物語がたくさんあった。

  • 本の感想がたくさん書いてある。読んだことがある本についても書かれてるけど、読んだことのない本についてもたくさん書いてある。読んだことがあってもなくても、角田さんの書く文章を読んでいることがおもしろくて興味があって、心地よかった。
    私も面白い本に、どきどきする本に、なんだかよくわからないけど引き込まれるような本に、もっと出会いたいと思った。

  • 「私たちには物語がある」
    そうそう、そうなんだよ…って偶然見かけたこの本を手に取った。どうやら読書感想文なんだ~と帰りの車の中で分かった。

    冒頭の角田さんの書き出し。
    これまでの自分を思い出しながら読むと、泣きたい気分になりつつも、物語があってよかったと思っていた自分に気がつく。

    今考えれば、とても不安定だったあの時期(不安定だなんて今でも書きたくはないけどね)、唯一落ち着いていられる場所は本の中だったなぁ。
    医師に「何をしているのが一番落ち着きますか?」と言われて読書と答えたっけ…。

    「星の王子さま」もっとも好きな本の一つ。初めて読んだのは小学生の時だった。近所の人のお家で、掘りごたつの中に入り込んで読んだっけ。寝そべって読んでいたら、本にその姿勢をたしなめられて急いで姿勢を正して読んだっけ。
    あらすじなんてものは全く分からなかった。でも、それでもこの本が大好きだったっけ。

    少し大人になってから、この本のあらすじが分かるようになって、読むたびに感じ方が違うと気がつくようになって、なんてすごい本なんだ…と陳腐な言葉でしか言い表せない自分がもどかしいけど、
    読書は、自分の状態に優しく合わせて寄り添ってくれるんだ…ってことを小さなころの私は感覚的に知っていたし、不安定だった私はそれにすがっていたし、今の私はあぁ、そういうものなんだ…と大人っぽい解釈をしていたりする。

    読みたい本がたくさんあった。自分がこれまで読んだ本の話もでてきていたとても面白かった。

    私たちに物語があって本当に良かったと思う。

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私たちには物語がある (小学館文庫)の作品紹介

本好きの作家がつづる、心躍る読書エッセー

ひとりひとりの人生が重なり合い、関わり合っただれかの時間が縫いつなげられ、無限へ、永遠へと広がっていく。本が、物語がある世界とは、なんとすばらしいのだろう。
この本は、まるごと物語にのみこまれることの至福に満ちた、すべての本とすべての本を必要とする人へのラブレターだ。
著者は語る――「収録してある本はほとんどすべて、読みたくて読んだものであり、読んでみておもしろかった本ばかりだ。こんなにも世界にはたくさんの本がある。私はこれらの活字を追いながらじつに膨大な、幸福な時間を過ごしてきた。その幸福な時間が、この一冊には詰まっている」

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