母恋旅烏 (小学館文庫 B お- 2-1)

著者 :
  • 小学館
3.58
  • (9)
  • (14)
  • (27)
  • (2)
  • (0)
本棚登録 : 111
感想 : 11
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (445ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784094100099

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 旅芸人のお父さんに翻弄されながらも絆を強めていく家族の物語。お母さん以外(お母さん以外な理由はここでは伏せます)の家族それぞれの視点で物語が進んで行く。行き当たりばったりで演劇を愛してのめり込むお父さんに反発しながらも、演劇を通して少しずつ家族としてつながっていく子ども達がいじらしくてホロリとくる。お父さんも実はかわいいけど、自分の親だったら大変だなあと思う。荻原浩さんらしい小ネタがちりばめられていて、楽しく読める。

  • 荻原浩はあるテーマを通常と違った見方で描写するのがうまいと思う。

  • 面白いことは面白いが、後半がうまく行き過ぎでつまらない。

著者プロフィール

1956年、埼玉県生まれ。成城大学経済学部卒業後、広告制作会社勤務を経て、フリーのコピーライターに。97年『オロロ畑でつかまえて』で小説すばる新人賞を受賞しデビュー。2005年『明日の記憶』で山本周五郎賞。14年『二千七百の夏と冬』で山田風太郎賞。16年『海の見える理髪店』で直木賞。著作は多数。近著に『楽園の真下』『それでも空は青い』『海馬の尻尾』『ストロベリーライフ』『ギブ・ミー・ア・チャンス』『金魚姫』など。18年『人生がそんなにも美しいのなら』で漫画家デビュー。

「2022年 『ワンダーランド急行』 で使われていた紹介文から引用しています。」

荻原浩の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×