ナポリタン (小学館文庫 Y う- 8-1)

著者 :
  • 小学館
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本棚登録 : 26
感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (164ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784094187021

感想・レビュー・書評

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  • 「ナポリタン」という料理はいつから食されるようになったのか。
    西日本ではなぜ「イタリアン」と呼ばれているのか。
    など、歴史と普及の背景を考察するグルメ探求本です。

    ルーツはアメリカのミートボールスパゲッティに有ると言えそうです。
    しかし「ナポリタン」という料理名は、大正時代から存在したそうです。
    あの銀座「煉瓦亭」では、イタリアンというメニュー名でトマトケチャップ
    をからめた料理が提供されていた。

    そのあたりにルーツがあるのか。
    「ナポ好き」にはたまらない一冊です。

  • ナポリタンは日本で生まれた洋食!なのにアメリカやスウェーデンまで行って取材!著者の情熱に脱帽です。

  • GHQがミートボールスパゲティに似た料理を持ち込んだのが、ナポリタンのルーツではという仮説。ホテルニューグランドの2代目総料理長入江茂忠氏がナポリタンの名付け親とのこと。トマトとスパゲティだからナポリを連想して。関東ではナポリタン、関西ではイタリアンという名前。鳥取の1キロもある超ヘビー級ナポリタン。名古屋名物の鉄板のせナポリタン。長崎名物トルコライスにそえられたナポリタン。ちなみに「トルコ」という店で出されていたからトルコライスとなった、という説が紹介され。そしてスウェーデンまで足をのばし、粘った末に、セブンイレブンのお惣菜コーナーにケチャップ炒めシェルパスタを見つける。ルーツ探しから、地理的な広がり、他の料理との組み合わせまで。美味しくてたのしい、ナポリタン読み物。

  • 私はナポリタンが好きだ。それも洋食屋や喫茶店のナポリタン。
    イタリアンレストランではまず頼まない。対外、自分好みのナポリタンに出会えないからだ。
    パスタはトマトソース、クリーム、ペペロンチーノ、カルボナーラ、和風など何でも好きだけど、ナポリタンだけは変なこだわりがある。

    “パスタ”って感じじゃなくて、“スパゲティ”というネーミングがよく似合い、
    “トマトソース”って風味よりも、“ケチャップ”って感じで、
    “本格派”よりも“庶民的”で、
    “流行”よりも“ノスタルジック“なナポリタンが好きなのだ。

    この本はそんな私を満足させてくれた。

    歴史から、ケチャップ工場から、各メーカーのケチャップでナポリタンを作った場合の味の違いなど、幅広く載っていて楽しめる。
    全国のナポリタンの名店が紹介されているのも良い。
    私好みのナポリタンが食べられる店は案外少ない。
    近所にはパスタが食べられる店はたくさんあるが、美味しいナポリタンが食べられる店はほぼゼロ。

    横浜はナポリタン発祥の地というだけあって、ナポリタンが美味しい店はたくさんある!
    ホテルニューグランドがナポリタンの発祥だけど、私はまだ食べていないんだよね。ナポリタン好きの私にとっては聖地とも言える店だけど、値段を見ると1365円…。なんか庶民的じゃなく高級なんで、その時点で惹かれないんですよね…。なんかガッカリしそうで食べるのが怖いというか…。

    私の中でナポリタンが一番美味しいと思うのは、横浜のセンターグリル。アルマイトの皿に盛られた甘めのナポリタンで、値段も650円というのも私のハートを射止めるのだ。

  • 2/2

  • 図書館。

  • 不味いナポリタンが食べたくなる・・そんな想いを抱えた人が他にも居たなんて。しかしその想いからナポリタンのみを題材にここまで掘り下げるとは・・大いなる酔狂ですな。サラッとした味わい、本のナポリタン。

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    鉄板スパの本家は名古屋だったとは。それで釧路はスルーされていたのでしょうか。それとも釧路はミートだからでしょうか。

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