- Amazon.co.jp ・本 (218ページ)
- / ISBN・EAN: 9784094301199
作品紹介・あらすじ
時は平安。京の都から遠く離れた大江山。この山に、いつしか鬼や流民が集結し、京の朝廷をも震えあがらせる盗賊の集団がいた。その首領こそ酒呑童子。戸倉聖の平安時代の姿である。-酒呑童子は悩んでいた。自分が、仲間たちとちょっと違うのである。成長しないのだ。そんな時、迷い込んだ京の逢魔が辻で、酒呑童子が出逢った陰陽師が、天才と呼ばれた安倍晴明であった。運命の歯車は、そこから変わっていくのだが-。表題作「鳴弦の月」と、"オサキ"というかわいいつき物を操る青年を扱った傑作短編「蠱持ち」を掲載。
感想・レビュー・書評
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【収録作品】鳴弦の月/蠱持ち
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同時収録「蟲持ち」が読みたいがためにキャンバス文庫にも手を出しました
真人くんもオサキちゃんもかわいいいい味出してた……
あまりこういう弱気?というかふにゃふにゃしたタイプは出てこない封殺鬼シリーズなので、癒されますね -
図書館に蔵書があったのでこれも読んだ。蟲持ちにほっこり癒された……。
たまに遠野やらに出張したりもするけど、大体東京が舞台の話なので、東京の地理をおおよそでも頭にいれておかないと内容を掴むのにちょっとタイムラグが出るなー……というのを、ここまでシリーズ読んできてしみじみ感じた。
ルルル文庫版で再版されているものは収録内容が違うのかな? -
ルルル文庫の「鳴弦の月」には入っていないお話が1つ。
「蠱持ち」がなかなか面白かった。
過去に二人の鬼が出会った蠱持ちの子孫が実は同じマンションにすんでいた・・・。どにも頼りない彼が放って置けなくて手助けすることに。 -
シリーズの中でも一番好きな巻
聖こと鬼同丸が安部清明と出会
う話。聖の出発点。
同時掲載「蠱持ち」