- Amazon.co.jp ・本 (259ページ)
- / ISBN・EAN: 9784094401028
作品紹介・あらすじ
史上最大の敵、機械獣母艦フォッグ・マザーと最強戦士仮面ライダーJの死闘。映画では見られなかったフォッグ・ライダーも登場。
感想・レビュー・書評
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仮面ライダーJのノベライズです。
ほんの十数年前に発売された書だというのに、マイナーさからか、増版もされず、プレミアがつきつつあります。
本当ならば、仮面ライダーZOのノベライズの方が読みたかったのですが、こちらはすでに入手困難になっています。
そのうち、なんとかして手に入れたいものです。
本書は、設定、キャラクター、ストーリーなどは原作準拠で、書き足りなかった部分、カットされてしまった部分、また、小説でないと表現できない部分を膨らませて書き下ろした小説となってます。改変も多少あり。
もともとあった設定かもしれませんが、木村加那が地空人の生き残りとなっており、加那が生け贄として選ばれる理由付けができています。また、そのために原作とはもはや別キャラとなってしまっていて、映画では強気ではあるが基本的に逃げたり叫んだりのキャラだったのが、本作では狙われながらも、フォッグに立ち向かう地空人の王女という位置づけになっています。
バッタのベリーもキャラクターが変わっているのですが、語尾に“ゴザル”をつけたキャラクター付がされているのは、愛河里花子のかわいい感じの声ではちょっと合わない気がします。
ベリーは王女にJパワーを分け与えられたため知能が芽生えたという設定が加えられているのですが、ゴザル口調はいらない設定と感じました。
また、適役にフォッグライダーというオリジナルライダーが出てきます、がすぐにやられます。
話の流れからして倒されるのが目的だと思うのですが、せっかくのオリジナルライダーなので、もう少し活躍の場があっても良かったのではと思いました。
映画では語りきれなかった部分、オリジナル要素があり、Jのファンならおすすめです。詳細をみるコメント0件をすべて表示