藤井寺さんと平野くん 熱海のこと (ガガガ文庫 か 2-2)

著者 :
  • 小学館
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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784094510782

作品紹介・あらすじ

藤井寺さん。神宮球場の片隅で、データブックを積み上げ書き物をするベースボール・フリークは、謎の魔球を操った名投手・大鹿煙の孫娘。祖父を球史の闇に葬った「投手殺人事件」の真犯人を知るために、彼女は熱海へ向かう。夏休みに、僕・平野謙と。妖しげな女性を連れた老警部・居古井、ホテルの若女将・伊勢崎九太夫に下品な探偵・巨勢羽華世が披露する新推理。事件の真相は球史を変えるだろうか。そして僕たちは-。謎と海と温泉が奏でる湯の町エレジー。坂口安吾作品を「跳訳」した、あらゆる予想を裏切る"野球ポエム"。

感想・レビュー・書評

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  • 坂口安吾『投手殺人事件』とかを下敷きにした野球小説なかんじのライトノベル
    作者に力がないわけではないんだろうけれども
    残念ながら駄目駄目
    ガガガ文庫周辺のかたがたみなにいえるけれども
    無理にライトノベルしなくても良いのでは
    出版機会と売り上げの均衡というより
    悪い面で小説が軽い

  • いまのところ既刊1冊のみ。
    坂口安吾と巨乳美少女に惹かれて読む。
    藤井寺さんは楽しめました。

  • とりあえず、近鉄バファローズ愛は賛同し強く支持する。

    安吾の投手殺人事件の別解翻案ラノベというべきか。しかし安吾を使わずオリジナルにしちゃえば良かったのに。推理小説仕立てにする必要も無く野球好き男女のコージーミステリーで十分面白くできるでしょ。巨勢のキャラ設定はとても面白いからそれだけでも楽しめるだろうに。

    そんなわけで安吾の翻案としては第6章以降だけで十分それ以外はノイズでしか無い。特に各章の冒頭に付けられた野球ヒストリーじみたものがうるさくてしょうが無い。これは本編内で処理すべき経緯だろう。

    総じて文章の水準もイラストのレベルも低くラノベとしても出来の悪い部類に入る。だが、著者の近鉄愛だけは高く評価する。
    でもセカンドを守ったのは大石や水口の前にハリスとアーノルドを忘れてもらっては困るし、二遊間ならこの時期のショートは石渡だ。

  • 祖父を殺したのは一体誰なのか。
    真犯人を探す孫娘と、同じ学校に通っている少年の
    犯人探しの…旅?

    女の子の胸に興味があります、と正直に告白している少年。
    きっぱりと…と言いますか、さらっと照れているように言われると
    あぁそうですか、と納得してしまうものが。

    事件そのものか、女の子のサービスショットか、な内容です。
    野球には興味がないので、その辺りは適当に…。
    とはいえ、1割程度しか出てこないですし
    本編にはそれほど用事(?)もなく。

    推理合戦、という感じでしょうか?

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