- Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
- / ISBN・EAN: 9784094511215
作品紹介・あらすじ
「これはきれいに飾り立てられた追放劇だ」数万人もの市民に見送られ、盛大な出帆式典により旅立ちの時をむかえた空飛ぶ島、イスラ。空の果てを見つけるため-その華やかな目的とは裏腹に、これは故郷に戻れる保証のない、あてのない旅。式典を横目に飛空機エル・アルコンを操縦するカルエルは、6年前の「風の革命」によりすべてを失った元皇子。彼の目線は、イスラ管区長となった「風の革命」の旗印、ニナ・ヴィエントに憎しみを持ってむけられていた…。『とある飛空士への追憶』の世界を舞台に、恋と空戦の物語再び。
感想・レビュー・書評
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とある飛空士への恋歌
著作者:犬村小六
発行者:小学館
タイムライン
http://booklog.jp/timeline/users/collabo39698
大空を背景に描く瞼しく切ない出会い。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
まさかの学園もの。しんどい世界観は健在。
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主人公がこの上なく『臭い』。
ナルシストで、泣き虫で、へたれ。
いい所を見つけようと思っても、なかなか見つけられない。
逆にそれがいいのかもしれない。
物語としてはまだまだ始まったばかり。
これからに期待したい。 -
読み始めは前巻よりも主人公がネガティブな気がすると思っていたが、あんな事があればネガティブになるのもしょうがない気がするな。
ただ気になるのは前巻が1冊で完結したから、頻繁に空戦していたけど5冊もあるから登場人物の掘り下げが大分多い気がする。まあ、前巻は主人公とヒロインがほぼ2人きりで過ごしていたから、そこまで人物描写が必要無かったという事かな。
[more]
過去回想の革命側で貴族と市民が手を組んでいる時点でその後の展開が読めたが、その通りになったみたいだ。まあ、史実のフランス革命もそんな感じだったみたいだから当然の結果なのだろう。
カリエルは一市民として生活できるのかと思っていたが、案外とうまく行っているみたいだ。家族仲も良好で一日違いのアリエルとは漫才が出来るぐらいになっているのには笑えた。
カリエルがアクシデントでパニックになったのにも笑えたな。その後の強がりも含めて
カリエルが旅たちの際に養ってくれたミハエルの事を「お父さん」と言うシーンは不覚にもジーンときて、すごい良かった。 -
早く続きが読みたくなる作品。
今後の妹との絡み、クレアとの絡みが楽しみ。
果たして元皇子は人を許すことができるのか?
妹にマザコン!!って罵られてる主人公、面白い。 -
風の革命後に引き取ってくれたアルバス家の皆が素敵。
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バレステロス皇国の第一皇子カール・ラ・イールは、「風の革命」によって両親を殺害され、ベラスカスの飛空機械整備士のミハエル・アルバスという男に引き取られることになります。カールは、ミハエルのもとで「カルエル」と名を変えて、ノエル、マヌエル、アリエルの3人の姉妹とともに育ち、飛空士になることをめざします。
しかし、やがて彼は身の安全を確保するため、義妹のアリエルとともに空飛ぶ島イスラに移住して、「空の果て」を探し求める旅に参加することになります。この計画には、「風の革命」の旗印となった、風を操る少女ニナ・ヴィエントも参加すると聞き、カルエルは母の復讐を心に誓います。
カルエルの性格にまだなじめず、物語に入り込めないのですが、ストーリー自体はおもしろそうなので、ヒロインたちとの交渉の中で成長することを期待したいところです。 -
全5巻完結。「飛空士」シリーズの第2作品目。
読んでいる途中で何度も涙ぐみました。
最高クラスのライトノベルです。