イヴの時間 another act (ガガガ文庫) (ガガガ文庫 み 1-7)

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  • 小学館
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感想 : 17
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  • Amazon.co.jp ・本 (276ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784094511932

感想・レビュー・書評

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  • あるエピソードが削られているかわりに、本編で語られなかったオリジナルエピソードが追加されています。そのエピソードが本編で気になっていた部分をいい感じに掘り下げてくれてたり、本編のラストエピソードが割ともやもやした感じ(個人的見解)だったので自分としては本編よりある意味夢があって良かったで…す……。本編よりスッキリ纏まってるかも。まぁ、こういうのもありなんじゃないかな。
    内容的には本編をそのまま…にオリジナルエピソード追加なのですが、本編でちょっと解りにくかった部分も解りやすくなってます。補完用としてどうぞ。
    ノベライズ→本編→劇場版の順で触れたのですが、理解力不足気味な自分の場合、最初にこのノベライズ版を手にとって正解だったかも……。

  • 原作の雰囲気を良く表現しつつ感情のより深い描写にきちんと立ち入っていて、小説と言う媒体の特性をよく活かせているなと思った。同じ作品をいくつかの媒体を通して鑑賞すると、各媒体の特性により自覚的になれて面白い。 オリジナルエピソードは、正直なところあまり自然には馴染まなかった。描きたかった内容には共感するが、あまりストンと、作品の中に溶け込んでいるような気はしなかった。筆致自体は好きだったので、より一層その点が浮き彫りになってしまった気がする。設定、あと一押しと言ったところか。

  • ネットでの公開、映画化などで知られるアニメ『イヴの時間』のノベライズ。

    ジャンルとしてはSFになりますが、ロボットのいる世界観の描写はひかえめ。ロボットという個性を持った他者、という描き方がされています。アニメをすでに楽しんだ方は少し違った印象を受けるかもしれません。心の暖かさの伝わる作品になっています。

    『another act』とついたタイトルの通り、結末はアニメと違っています。私にとって、泣けたのはアニメの方です。しかしノベライズの方が爽快に締められているので、こっちも好きです。

  • 題材が素晴らしい。
    テーマとしては、人間とロボットの共存。
    おそらく、ロボットが出てくるSF映画やまんがなどで、
    共存を描いた作品が数多くあるけれども、すごくテーマ性としては
    納得いく作品だ。

    この作品は映画を小説したもの。
    映画にはなかった主人公の心理描写も書かれており、オリジナルエピソードもある。

    ぜひとも、すばらしい映画を見て、小説を読んでほしい。

    逆からも可。

  • 原作の世界観を上手く取り込みさらにオリジナルに上手く昇華させていて良かったです。

    キャラクター一人ひとりの特徴を掴んでいて、
    途中に入れ込まれた挿し絵が活きていて話に引き込まれました。

    イヴの時間という空間の中でさまざまな人との関わりの中で主人公が成長していく姿は、
    原作の視聴者や本作の読者の普段の生活でモノに対する接し方を考え直させてくれる良作だと思います。

  • アニメの保管として十分楽しめた。

    リクオ視点の物語でアニメのあのシーンはあんな風に考えてたんだなーとまた違った印象が得らる。

    またアニメ版では語れなかった「彼」のエピソードもイヴの時間らしい、良いエピソードだった。

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