やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。3 (ガガガ文庫)

著者 :
  • 小学館
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  • Amazon.co.jp ・本 (312ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784094513042

作品紹介・あらすじ

日々は相変わらず。友達もなく、彼女もなく、孤高の学園生活…のはずが、八幡の中に生じた慣れない居心地の悪さ。それはやはり、部室にいない一人の女子が原因なのか…。それを解決できる器用さが雪乃や八幡にあるはずもなく、発生するのは間違いだらけのイベントばかり。戸塚との甘酸っぱい時間、材木座の慟哭と雄叫び、けっして見てはいけない平塚先生の一面…そして、脱衣トランプ!?誤った方向に力強く暴走するキャラたちに囲まれて、奉仕部の日常は戻ってくるのか?ひねくれぼっちの青春ラブコメ第三弾。

感想・レビュー・書評

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  • 今回は雪ノ下の新たな一面を知ることができたな。結構、奉仕部の関係を気に入っていたんだね。前回の終わりから顔を出さなくなった由比ヶ浜のために行動しているようだしね。
    材木座の話はアニメにはないエピソードだったな。まあ、材木座が現実に存在したらウザそうだし、口先だけでクリエイターになると言っているのを見るとムカついてくるのも理解できるが、大体は同族嫌悪だと思うからスルーが一番だよね。
    [more]
    今回は由比ヶ浜との関係回復に加え、比企谷兄妹の良好な関係と雪ノ下姉妹の緊張感のある関係の対比も盛り込まれていたね。
    八幡が感じたように雪ノ下姉妹にはなんらかの確執があるようだけど、比企谷兄妹にはそれがないように読めた。八幡は家族には恵まれていると思うんだよね。
    それにしても八幡は雪乃が徐々に変わりつつあることに気が付いているんだろうけど、過去のトラウマから触れないようにしているみたいだし、どうなることやら。
    ボーナストラックの平塚先生は読んでいて、心が痛くなる内容だったよ。

  • アニメで放送されてない話が多くてすごく面白かった。戸塚二対してすごく優しい八幡もまたいいな。あと材木座がうざすぎるなwwwアニメじゃこんなに出番なかったのに......カットされてて悲しい。

  •  前巻ラストを回収していくお話群。本巻の結末は全体の小結ともいうべきで、「始まりの終わり」が全てを言い表している。いや、雪乃と、あとの二人とはまだ始まったばかりかもしれないが…。デビル陽乃とブリザード雪乃との関係もそうだが、時折意味深な叙述があり、これからどう展開していくのか…。

  • 八幡自身の行動原理が何なのかが出てきた回。彼が絶対許せない、大嫌いな事柄であるモノが見ることができ、彼が仕方なくぼっちになったのではないという部分が垣間見れてよかった。

  • 大富豪のルールと共に語られる人生のルール(?)が秀逸(笑)

  • 間違っていない話になり始めているような。あの卑屈さ加減が、自虐的に感じているのだが、間違っていなくなったときのテイストは、どんな感じなのだろう。

  • “「三つ巴のバトルロワイアルだから、もちろん共闘もありだ。君たちは対立するだけでなく、協力することも学んだほうがいい」
    なるほど、確かに最初に邪魔な奴を結託して潰すのはバトルロワイアルの定石だ。
    「ということは、常に比企谷くんは不利な状況で争うことになりますけど……」
    「だよな」
    もう反論とか抗議とかする以前にすんなり受け入れてしまった。どう考えても俺VS.あと二人という構図になってしまう。
    だが、悟りの境地に達している俺と対照的に、平塚先生は不敵な笑みを漏らした。
    「安心したまえ。今後は新入部員の勧誘も積極的に行っていく。ああ、もちろん勧誘するのは君たちだが。つまり、自分の手で仲間を増やすことができるのだよ。目指せ、一五一匹!」
    平塚先生は自信満々に言うが、仲間の数に、如実に年齢が現われていた。最近は五〇〇近くいるだろ、あれ。
    しかし、仲間を増やせだなんて簡単に言ってくれるなこの人。
    「どちらにしろ比企谷くんには不利なルールね。勧誘に不向きだし」
    「お前に言われたくねぇぞ……」
    「なに、君たちは現に一人入部させている。難しく考える必要はない」
    まぁ、言われてみりゃ確かにそうだ。ただ、いつもいつでもうまくいくなんて保証はどこにもないけど(そりゃそうじゃ!)。”[P.35]

    由比ケ浜とのすれ違いをリセット。
    兄妹で手を繋いで歩くとか可愛すぎる……。
    エプロンの件可愛い。
    比企谷のボッチまっしぐら思考が辛いよ。
    特装版買えば良かった(でも金なかった)。

    “「つまり、今日一日に限り、恋人のように振る舞うことを許可する、ということよ」
    「すげぇ上から目線だな」
    わー、うぜぇ。
    俺がイラッとしたことは雪ノ下に伝わったのか、雪ノ下はぎろっと俺を睨んできた。
    「何か不満でも?」
    「別に不満はねぇよ」
    「そ、そう……」
    雪ノ下が拍子抜けしたように素で驚いた顔を見せる。
    しかし、驚かれるようなことじゃない。こいつと恋人などまっぴらごめんだが、恋人のふりをするぶんには別に構わない。
    雪ノ下は嘘を吐かない。だから、こいつが今日一日と言えば寸分たがわず今日一日であり、恋人のように、と言うのであればそれは間違いなく恋人そのものではない。
    だから俺は安心してこの提案に乗ることができる。
    雪ノ下が俺のクズさに全幅の信頼を寄せるように、俺もまたこいつとどうこうならないことに関してだけは絶対の自信を持っている。これはこれで信頼と呼べるのかもしれない。なにこれ、全然平和的じゃないんだけど。
    雪ノ下は呆けた表情をしていたことに気づいたのか、隠すようにくるりと背を向け、あさっての方向に話しかけた。
    「……あなたはてっきり嫌がると思ったけれど」
    「いや、特に断る理由もないしな。っつーか。お前は嫌じゃないのかよ」
    俺が逆に問い返すと、雪ノ下は取り澄ました表情で振り返る。
    「別に構わないわよ。知り合いに見られているわけでもないし、周囲に他人しかいない状況なら勘違いされて風評被害に遭う心配もないもの」
    さっくり俺まで他人扱いされていた。まぁいいんですけども。”[P.119]

  • 話は大きく進みはしませんでしたが今回も面白かったです。
    あと八幡は戸塚のことが好き過ぎでしょw

    http://librarianimpressionk.blog.fc2.com/blog-entry-18.html

  • なんか色々グサグサきたけど、戸塚くんがかわいいので心洗われた

  • 彩加マジ天使。ぺろぺろしたい(^q^) でもそれ以外は取り立てて無かった。会話部分は面白かったけどね。

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