- Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
- / ISBN・EAN: 9784094513080
感想・レビュー・書評
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アニメの途中から見て良かったので、原作も読んでみたが、アニメ同様に読み心地が良かった。原作の雰囲気を上手くいかして映像化していたんだなあと再確認。
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タイトルは聞いたことがありつつも読んでいなかったが、アニメOPを聴く機会があり心に残ったので原作に挑むことにした。アニメは多分その後に。
前知識ゼロで読みだしたためこの先どうなるか全く分からないけど、1巻読んだ段階だと世界史のパロディみたいに原始時代から現代までを追いかけるパロディみたいになるのかな?と感じた。高校世界史の教科書とユーモアと皮肉でトッピングしたような面白さ。
妖精というド直球のファンタジーはあるけれど、それを科学的に見つめる祖父の存在。SF、それに付随する哲学臭さも併せ持つ、(自分が読んだ)2000年代後半のライトノベルの馨りが鼻腔をくすぐる。
2010年前後のラノベへのノスタルジーに陥ってしまいそうだけど、ノスタルジーに留まらない何かをこの作品から受け取ることができたら嬉しい。 -
高度に発達した文明華やかなりし時は去り、人類はゆっくりとした衰退期を迎えていた。その人間たちに代わって、地球の「人類」の名を与えられているのは、妖精さんたち。彼らの生態は旧人類の常識とは隔絶している。そんな時代に、今や新旧人類の間を取り持つ機関となった国連の調停官として、主人公の「わたし」は故郷のクスノキの里に帰ってきた。調停官事務所の所長である祖父の下、妖精さんたちとの交流が始まる。
1巻には、「妖精さんたちの、ちきゅう」、「妖精さんの、あけぼの」を収録。
友人に薦められて読んだのだけど、だんだん引きこまれていって、途中から最終巻までは一気に読んでしまった。独特の世界感。イラストも良い。 -
2017.1.24
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「妖精さんたちの、ちきゅう」
調停官としての初仕事。
妖精さんとは何者なのか、謎が多すぎる…。
そういえば、名前を貰ったあの四人は今後も登場するのかな。
「妖精さんたちの、あけぼの」
歴史を辿るペーパークラフト。
彼らは一体どのタイミングで作られたのだろう。
そしてどうやって進化していったのか気になるな…。
「四月期報告」
あのペーパークラフト達はまだ残っているのか…。
出会っても害は無いだろうが、この後まだ進化を続けていってしまうことは無いのだろうか。 -
これは今まで読んでいなかったことを全力で後悔しました。
この世界観、設定、妖精さんの言動に潜むサイエンス・フィクションの美味しいところだけ持ってきて作ったデザートのような奇想が実に素晴らしい。
お菓子のような冗談のような作風で、それが超科学を持ちながら「ゆめとげんじつのあわい」に棲息しお菓子が大好きで暢気なヘンテコ新人類「妖精さん」の設定にマッチしているんですね。
人物造形はいわゆるライトノベル的なゆるい感じなのですが、しかしギリギリのところで紋切型でもない感じです。
「失われし未来史」みたいな話が好きな人とか、ユクスキュルやローレンツが好きな人とか(2巻)、人類学や民俗学が好きな人なんかには相当ヒットする内容かと思います。 -
妖精の生態を知っていく”わたし”さんと妖精のお話。
雰囲気や世界観は違うのにどことなくキノの旅を思い浮かべてしまった。
物事に対する皮肉な捉え方をするキャラ達にくすりとくる。 -
サクサク・タンタンと話が進むので読んでいて心地よい。
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人類が衰退した未来
はびこるなぞのメルヘン妖精
彼らは一体・・!?
みたいな
面白くない~~
わたしだけ・・?
ラノベだけどいわゆるラノベ要素がまったくないめずらしい小説
2巻以降おもしろくなるのかな~