人類は衰退しました 2 (ガガガ文庫)

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著者 : 田中ロミオ
制作 : 戸部 淑 
  • 小学館 (2011年11月18日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (328ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784094513097

人類は衰退しました 2 (ガガガ文庫)の感想・レビュー・書評

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  •  1巻とは打って変わってSF臭さが沸き立つ2巻。1巻を読んだ時は世界史チックな流れになると思っていたのでそこは寂しいのだけど、それはそれ。
    <人間さんの、じゃくにくきょうしょく>
     「あるじゃーのん」というのはやはりあの小説のパロディだろうか。同じく自閉症(だっけ?)をテーマとした『くらやみの速さはどれくらい』しか読んだことはないけど、その手の小説を読んだことがあるなら、この短篇の恐怖はより一層伝わってくるんじゃないかと思う。

     <妖精さんたちの、時間活用術>
     今後のストーリーに強く絡んできそう。とりわけp.228から始まる「助手さん」の歩んできた世界の話は、この小説の世界観ともがっつり結びつく。
     また、文面に少しだけ顔を覗かせる心の機微が非常にかわいらしかった。そういやこれライトノベルだったな、と今更気が付いた。これはボーイミーツガールの香り。
     タイムリープモノは読んでて疲れるから好きじゃないんだけど、楽しめたと思う。

  • 「人間さんの、じゃくにくきょうしょく」
    頭から出てくる薄力粉の正体は。
    薄力粉の正体に気付かずに、最後まで使い切ってしまったらどうなるのだろう。
    数字と比例して体が縮んでいくのなら、最後にはやっぱり消えてしまうのだろうか。

    「妖精さんたちの、じかんかつようじゅつ」
    滑って転んで、戻って進んで。
    みんな同じ時間軸から来たのかと思いきや、思った以上に幅広くて驚いた。
    妖精さんたちは一体どうやって、こんな幅広い時間軸の私に出会いに行ったのだろう。

    「五月期報告」
    なんだかチグハグな報告書だと思ったら、逃げた知性をまだ回収しきれてなかったのか…。
    そして今回より登場の助手さん。
    不思議な雰囲気の彼が、今後どのように活躍するのか楽しみだな。

  • 読むスピードの遅い私でも比較的するりと読めました。積極的に妖精さんが人間に関わってきた結果、大変な事件になります。
    「私」が妖精さんと同じ目線で大冒険する前半と、うっかり自分の発言からお菓子を作るためだけに大変な目に合う後半の二本立てです。
    前半は一巻とはうってかわって「私」が主軸になって妖精の世界を体験します。主観的に描かれる妖精の世界は鮮やかで、次々に現れる意外な事実に飽きることなく、非常に面白く読みやすい仕立てになっています。
    対して後半は「難解」。新キャラである助手くんが主軸なのになかなか登場せずムラムラしたり、度々登場する「女の子」「犬」「バナナ」という謎のキーワード、物語が前後で矛盾(パラドックス)するなど、読みながら頭がこんがらがりそうになります。しかし隠れテーマである「自己の定義」と「初恋と成長」、ハッピーエンドな結末など、今までの中では一番好きな話になりました。小難しいのが好きな方はのめり込める面白い話なんじゃないでしょうか。
    この巻に副題をつけるなら「とてもとても長い一日」ですかね。

  • 913.6 タ (2) 登録番号10293
    生徒リクエスト

  • ほのぼのに見えて、ちょっとギョっとさせられるようなブラックさも持つ変な作品。
    「じかんかつようじゅつ」はやっぱ判らなかったなーw

  • 特に読むメリットがないと思うものの、一応読んでみる。

  • ループものという既にバリエーションが出尽くした題材なのに、オリジナリティのある展開になっているのは素晴らしいと思います。これも妖精さんパワー?
    あとセクハラ耐性がなさそうなわたしさんなので、どれだけの精神ダメージを負ったのか心配されます。

  • 妖精さんかわいい。
    おっそろしいスプーンとタイムバナナの話が収録。

  • 人間のかわりに妖精が世界の主になっている世界の物語。
    前巻にくらべ、若干シリアスな展開になっている。
    妖精が作った不思議な道具が原因の事件が起きるが、妖精はあまり出てこないんで、ちょっとアレ。

  •  ちっちゃくなっちゃった!と、「わたし助手さんのなんなのさ」の巻
     後半の話はアニメ化もされていましたが、こちらのほうがわかりやすかったです。つーかアニメは略してはいけない部分をばっさりカットしていたような…?アニメではお茶会に集まった他の皆さんがわたしちゃんと全く同じ姿だったので、あれっ?となってしまったのです。なるほどそーいうことだったのですね。原作読んで納得。
     前半のノロイネタににやりとして、それから目盛が0になろうとする時の恐怖感にぞっとしました。
     続きも買うことにします。

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人類は衰退しました 2 (ガガガ文庫)の作品紹介

わたしたち人類がゆるやかな衰退を迎えて、はや数世紀。すでに地球は"妖精さん"のものだったりします。そんな妖精さんと人間との間を取り持つのが、国際公務員の"調停官"であるわたしのお仕事。…なんですが。高い知能を持つ妖精さんのまわりは不思議なことだらけ。理解不能なおかしな道具を創って、わたしの身体を小さくしたり。現場復帰する、祖父の助手さんのお迎えに、何度も何度も行かせたり。…そんなこと、報告書には書けません!えっ?わたしが一因?ではないですよ!?お疲れの人類の脳に刺激と安らぎを…。

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