- Amazon.co.jp ・本 (328ページ)
- / ISBN・EAN: 9784094513110
感想・レビュー・書評
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クトゥルー神話ってこんな感じなんですね。
ついにラスボス登場です。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
クトゥルー神話回。情雨ちゃん@がんばる。しかし、いつの間にか完全にデレてるなぁ。
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“否、それは奇妙に蠕動した地面から屹立した、無数の——触手だった。
蛸や烏賊のような、けれどそれにしても妙にでかい——人間の腕ほどのものから、丸太ほどのものまである。
先端に棘々がびっしりと生えたもの、繊毛に覆われたもの、無数のそれが縒りあわさったもの、得体のしれぬ粘液で濡れたもの……。
それらの触手に絡みつかれ、闇の奥ではわたしたちより先にこの悪夢じみた世界に迷いこんだのだろう生徒たちが、屍体のように吊りさげられて陳列されている……。
「触手プレイ、キター!」
つるぎが頭の悪いことを叫んだ。
「これだよ、これがなくちゃなクトゥルー神話は!さぁこい!待ってました!」
何でそんなに嬉しそうなの?馬鹿なの?死ぬの?
「やん、リアル触手なんて初めて見た——思ったより、その、太くて、こ、怖いよう……きゃ〜☆お兄ちゃんのえっちな触手でつるぎにいけない遊びを教えてぇええん♪♪♪」
真っ赤になって身悶えてるが、そんな場合かこれ。”[P.177]
クトゥルー神話とTRPG。
“「お兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃん!馬鹿!何が『頼まれたことは、果たせたと思います』だ!『ささみさんはもう、自分で立って歩けますよ』だ!」
『現代のトロイア戦争』の終幕で、お兄ちゃんが言ったことを、反芻して。
「ふざけんな!勝手にいなくならないでよ、ひとりで結論ださないでよ!わたしは、まだぜんぜん自立できない、だめで、未熟で——甘えたいよ!頼りたいよ、独りじゃ何もできないよ!だから、置いてかないでよ……寂しいよ!もっとお兄ちゃんと一緒にいたいよ!」
ずっと溜めこんでいた弱音を、ぜんぶ吐きだした。
がんばってがんばってがんばって、何もできなくて、失敗ばかりで、泣いてばかりで——でも、それじゃいけないって、努力して死にものぐるいで、でも苦しかったよ。
限界だよ。
もう、無理なんてしたくないよ。
「ごめんなさい、鎖々美さん」
お兄ちゃんは困ったように、素顔を晒したまま、つぶやいた。”[P.280] -
今度はクトゥルー神話。前回少なかった感のあるささみとかがみの絡みが豊富だったので俺得。
多少は神話に詳しいつもりだったけどこの話はバンバン知らない話が出てくるので楽しいです。
そしてアニメ化!!かがみとの絡みをアニメで見れる!!合法ロリなつるぎにも期待。 -
アニメ化おめでとう!漫画化もドラマCD化もすっ飛ばして、まさかアニメ化とは。制作会社は?放送局は?下手な作画で2局くらいしか放送されないくらいなら、いっそアニメにならない方がいいんだけど。有名になって色んな人が知ってくれればいいけど、不安だな~。続報を待つ。
日留女に身体を譲り、ふわふわとした神様として過ごす鎖々美さん。肉ちゃんの身体に入り、かがみや情雨ときゃっきゃうふふな触れ合いをする場面にニヤニヤした。その後は、シリアス展開。たまとアラハバキ首領のパパが作った、クトゥルー神話がベースで学園が舞台のTRPGに翻弄される。ふざけたシーンもあるけれど、基本はシリアスベース。最後のシーンより次巻もシリアスになりそう。うーん、いいんだけど、もっと日常系の小話を楽しみたいなぁ。