- Amazon.co.jp ・本 (328ページ)
- / ISBN・EAN: 9784094513202
作品紹介・あらすじ
わたしたち人類がゆるやかな衰退を迎えて、はや数世紀。すでに地球は"妖精さん"のものだったりします。そんな妖精さんと人間との間を取り持つのが、国際公務員の"調停官"のお仕事。…閑職ですが。そんな絶賛衰退中の人類のすべての記録を目指した、ヒト・モニュメント計画の影響で通電することとなったクスノキの里では、"夏の電気まつり"が開催されることに。一方、妖精さんは里帰り。…!?妖精さんがいなくなる!?微妙なお別れののち、わたしたちは都市遺跡の調査に向かったのですが…。
感想・レビュー・書評
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『人類は衰退しました』第3巻。
『妖精さんの、おさとがえり』
国連の事業で、失われた人類文明の様々な記録を大容量記憶装置を内蔵したモニュメントに残す「ヒト・モニュメント計画」。その情報発掘拠点として、周辺に都市遺跡が多く遺っているクスノキの里が選ばれる。調査のために静止軌道上からの電力供給を受けることとなり、お祭り騒ぎのクスノキの里。"わたし"もお祭りの準備等で大忙し。そんな中、妖精さんらが「お別れ」を告げにやって来る。妖精さんは電磁波を苦手としているとのこと。突然の「お別れ」にどうすることも出来ない"わたし"。そうする内に都市遺跡での調査が始まり―――。
都市遺跡内の(生死を賭けた)調査がメインで、衰退する以前の人類の超高度文明や、衰退するきっかけとなる事件を窺うことができる回。前巻に続き、ほんわかしてるけど状況はハードに絶体絶命な"わたし"。(ラストの"罰"もなんだか生々しい・・・。)
更なる展開を期待して次巻へ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
文明が崩壊(衰退)するキッカケとか、ピーとかオーとかがああなってる事について原作だと説明があったのね
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「妖精さんの、おさとがえり」
ヒト・モニュメント計画の為に都市遺跡へ。
妖精さんたちにも苦手なものがあるというのにも驚いたが、何故電磁波なのだろう。
それにしても、罰とはいえ女の子に対して断髪とは…。 -
アニメでは「じかんかつようじゅつ」に次いでよくわからなかったエピソードでしたが。
妖精さんがいなくなったせいで、前半は比較的シビアな展開、徐々に妖精さんが増えていくに従いはちゃめちゃになっていく…というような話だったのですね。 -
913.6 タ (3) 登録番号10294
生徒リクエスト -
巻を追うごとにシリアス度が増しているような・・・
妖精との軽妙なやり取りが好きなので、妖精がほとんど登場しないこの巻はあまり楽しめなかった。 -
「文明は最高です。滅びたりしなければ。」
「人類は衰退しました」3巻。
前作で登場した助手さんと「わたし」の姉と弟のような、母と子のような、はたまた将来助手さんが成長すればもしかしたら恋愛関係に発展することもあるのではないかと思えるようなうっすらとした微笑ましいやりとりがとてもときめきました。
助手さん、超無口で無邪気な金髪少年。
萌えます。
助手さんの描いた絵本やイラストがとても可愛らしい!でもちょっとシュール。
アニメでもあった妖精さんの名言各種(「はぁー、なんかむなしいです?でもやれいうなら、やるです?」「まるくなってしにたい」)などもありとても楽しめました。
個人的に2012年最も面白かったアニメ「人類は衰退しました」。
アニメでは途中の展開がはしょられていたので(限られた尺の中できっちり収まっていましたが)、原作を読んでさらに深みが増しました。