羽月莉音の帝国 10 (ガガガ文庫)

著者 :
  • 小学館
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感想 : 12
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  • Amazon.co.jp ・本 (360ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784094513257

作品紹介・あらすじ

「革命部の栄光のために!」かけ声とともに膨大な数のミサイルが日本へ向けて飛び立っていった-。全世界から宣戦布告を受けた俺たちの新生国家『大革命部帝国』は、国連から国家として承認を受けるため、この世界大戦を勝ちきらねばならない。電撃戦で日本の主要戦力を奪うことに成功した俺たちは、次なる敵・アメリカ軍の全力攻撃に備えていたのだが、敵は予想だにしない方法で攻撃を仕掛けてきた!大戦の勝敗の行方は?そして、革命部が描く新世界構想とは?超弩級のスケールで描く少年少女たちの革命の物語、ついに終幕。

感想・レビュー・書評

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  • 9,10巻が怒涛の展開で、たまらないです。

  • 堂々完結.
    電撃作戦で日本へのミサイル攻撃.
    そしてアメリカとのミサイルの撃ちあい.
    連合軍なんか編成されたらどう考えても勝ち目がないから
    日本と,ラスボスであるアメリカを倒すことで終わらせようという作戦で.
    そして大革命部帝国の終焉.

    いやー,このシリーズ面白かったわー.
    激安オンボロ一軒家から始まって
    実力と仲間と舌先三寸と運と縁と
    その他もろもろを使って建国宣言をして
    世界に革命を起こしたとか.
    ちょっとは「世界の支配構造を変革できた」んじゃないかな.
    経済を破壊して構築したり.

    革命の魂は永遠に――。

  • 最後の最後で肩透かしを食らった気分。このシリーズは革命後の新世界を描いてこそ、その本懐を遂げるのだと思うけど、それが曖昧なままじゃ失敗なんじゃないかと思う。電撃SSガールで見れなかったものを見たかったし、このシリーズを追っかけていたのは未知なる世界を覗きたかったという気持ちが大きかったからこそ残念な気分。
    それでも一企業が一大国に経済戦争を仕掛ける等後半からの圧倒的なエンターテイメントがあったのは確か。

  • 堂々完結!!

    …つーか、

    2010年2月に1巻発売で、
    2012年2月に10巻完結とか…

    しかも薄いわけじゃないし、
    内容も時事ネタ絡めつつ濃厚。

    さらに言えばこの人他でも書いてんだぜ?w

    まじパねえな至道流星…。

    そのペンネームに偽り無し。

    変化球の王道ながら、見事な完結でした…!!

  • 面白かった!
    ラノベの範疇に収めておくには勿体無い名作だと思う。
    いろいろとハチャメチャえではあるが、グローバルな経済の仕組みを概略だけでもわかりやすく理解させてくれつつ物語としても面白いという異色の作品であると思う。
    9巻10巻は特にそうかな。

    とりあえず3巻程まで読んで気に入ったらすべて買って申し分なしです。

  • いい加減恒太の中二病キャラがうっとおしく、他のキャラは
    完全に食われていた印象。

    ラブコメ的な路線における決着がなく、
    あくまで革命や帝国、それから世界がどうなったか?というところのみが
    描写されていたのはちょっと残念。
    そういう意味で、今巻のメインキャラは首相で御座いましょう。
    いい役もらったなーと思います。

    ところで、作中の描写に「軌道上の核爆発で人工衛星全滅」というのがあるのですが、これどうなんだろう。
    EMP攻撃が全世界で発生したらあれどころじゃ済まないだろうし、
    そうでなければ広い宇宙空間、どうやったら「衛星全滅」とかできるんけぇ・・?という。 まぁ、やっぱり野暮だな。
    話になる。

  • 感動のフィナーレ!今までにないスゴい本だった。このシリーズはみんなに読んでほしい。

  • 後味爽快、いい仕事です。

  • 全巻読破。
    元々の構想だとヨーロッパと中東がらみでもう1~2つぐらいあったらしいんですが、それを削って10巻。
    正直、9巻を読んだ時に「あとはどう落とすか」しか興味がなかったので、この一冊を以て「面白いよ」とは薦められない。あと、オチも微妙だったかな?

    他の方も書いてらしたけど、あの富豪達が達観視しちゃったってのもマイナスポイントかなぁ。どうせなら離合集散してどことどこが組んでるかわからないぐらいまでやってほしかったなぁと。至道先生としては、「あれだけ世界がぐちゃぐちゃになっても大富豪は達観視できる」ということなのだと思うけど、その割に複線貼りすぎたのではないかと。

    じゃあ、なぜ☆5かというと、10巻で完結のご祝儀と言うのもあるけど全体としては評価してるから。市場経済のダイナミズムを感じられる作品だと思います。

  • 全15巻予定が全10巻に変更ということでかなり不安だったんですが、思っていたより綺麗に終わりました。

    気になったところは、
    終盤に秘密結社や世界の富豪達の行動がほぼなかったところでしょうか。
    ここらへんはたぶんカットされたんでしょうね。
    とはいえ十分楽しく読ませてもらいました。

    次は雷撃☆SSガール読んでみようと思います。

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著者プロフィール

小説家、会社経営者、投資家。
第7回講談社BOX新人賞・流水大賞を受賞し、『雷撃☆SSガール』(『世界征服』に改題し星海社文庫より好評発売中)にてデビュー。
著書に『大日本サムライガール』『東京より憎しみをこめて』『世界創造株式会社』(星海社)、『羽月莉音の帝国』(小学館)などがある。

「2017年 『勇者の武器屋経営 3』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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