やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。5 (ガガガ文庫)

著者 :
  • 小学館
4.06
  • (97)
  • (165)
  • (72)
  • (2)
  • (0)
本棚登録 : 1485
感想 : 70
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784094513561

作品紹介・あらすじ

長いようで短い夏休みも、もうすぐ終わり。小町といつもの日々を過ごす八幡の家に、結衣が訪れる。さらには戸塚からの誘い、クラスメイトからの頼み事…。そして花火大会で偶然再会したのは、雪乃の姉・陽乃だった!群れない、期待しない、押してダメなら諦めろ-。人間関係において間違った悟りの境地に達し、孤高を貫く"ぼっちの達人"八幡のスルースキルをもってしても、見過ごせない、やり過ごせない事実が雪乃、結衣、八幡の3人の関係を少しずつ変えていく。間違い続ける青春模様、ターニングポイントの第5弾。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 夏休み回

    少しだけ分かって、少しも分かろうとしなくて、人並みに遊んで、少しだけすれ違う。
    許容できない自分だって好きになって欲しいけど、許容できないのも君の優しさ故だから。
    続きでまた会う。

  • 図書館で。
    この巻を読んでああ、この作品のもう一人の主人公は雪の下さんなんだなぁとなんとなくおもいました。登場し無い割に物凄い存在感。ヒキガヤ君と対を成す存在なんですね彼女は。

    個人的には由比ヶ浜さんは良い子だと思うけれども苦手なタイプだ。そしてヒキガヤ家の兄妹の力関係がすごいことになってるけどアレって普通なんだろうか。いや、そんな事ないよな…彼がシスコンってだけだよな…

    まあでもヒロインは戸塚君かも知れない。なんだあの可愛い子。天使か(笑)←でも男だ。

  • 友もなく、彼女もなく、孤高の学園生活を送る少年達の残念な物語の第5弾。
    今回は由比ヶ浜が夏休みに旅行へ行くためにペットを預けに来てからの出来事。

    八幡の相変わらずの残念さは継続で楽しい作品ではあるんですけど、シリアスパートはあんまり面白くなかったかな。
    ってか普通にデートとかじゃ普通のラブコメになってしまうのでそこが今後気になります。
    でもこのラノ2014のトップ作だし大丈夫と信じましょ!

  • あーもう戸塚かわいいよ、とつかわいい。マジでとつかわいい!!
    今回は夏休み編。
    川崎さんが久しぶりに登場したり、戸塚、材木座、八幡の3人でのトークだとか、平塚先生とのラーメンとか、由比ヶ浜との花火デート…あれ?八幡リア充してんじゃね?と思いがちだけどやっぱり八幡だった。かなりひねくれてた(笑)。
    ただ、話の端々に出てくる雪乃。
    なんか周りから見た雪乃の印象が何となくわかった気がする。
    そして陽乃はやっぱり私も苦手な部類。
    今回はこの陽乃が、由比ヶ浜、雪乃、八幡の3人の関係を乱していくのが気にくわない。
    何がしたいんだろ、陽乃。と感じてしまうな。
    それにしても少し話が進んできたので次がものっそい気になる!!
    ちなみに今回ので一番気に入ったのは川崎さんかな。ブラコンぶりが素敵でした。いや八幡のシスコンぶりも素敵だけどね(笑)。
    あとやっぱり戸塚好きだ。

  • 本巻でもブレることのない主人公。

    人は自分のことを一人で証明できない弱い生き物であるがゆえに、つるみ、群れ集まりお互いがお互いを認めることを是として生きる。
    また、そういうことが世の中では奨励されている。それをできる者が優れているとされる。

    主人公は大多数を占める上記の種とは違い、一人で自分を証明・承認できる素質の持ち主であることが本巻では色強く表現されていた。

    ヒロインとの距離の変化も徐々に、しかし確実に見えてきたのでそろそろ終盤なのでしょうか。

  • 渡航「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。」5巻を読了。花火大会以外は特にストーリーがあるわけでもない、なんてことのない夏休みの数日間。それが読んでいて妙に心地よく、また所々に挟まれる八幡の内省も、笑いだけでなくヒネた高校生らしい自意識で、なんというか凄く青春な5巻だった。

    ほんと、ただの夏休みの数日で、予備校、映画、犬の散歩・・・とか、本当に地味なエピソードなんだよね。その中でのキャラクター同士の会話と、八幡の内省とでしっかり面白い。また、常に背景に「雪ノ下」があることで、エピソードが散漫になっておらず、きちんと1冊で統一感がある。

    とにもかくにも、全体を通しての「ダラダラ感」が夏休みらしくて、不思議で楽しい読後感でした。八幡の強すぎる自意識と不器用さが、もはや可愛いレベルw 八幡とは対照的な不器用さを持つ由比ヶ浜の存在も、この作品では重要だし、魅力的だなぁ。

    ちなみに、私も高校生だった頃、高校生が高校生を「演じる」ことにすごく違和感を持っていたのだよなぁ。皆が右にならえで同じ事をやることにひどく苛ついていた。なんだか当時の気持を整理して文字にされたようで、ちょっとうれしかった。

  • 夏休み回続き。花火大会ガハマさん。
    予備校のとこ、カワサキサキがちょこちょこ出てくるけど、どういうポジションなんかな。
    戸塚とのデートもよかった。とつかわいい話は毎回面白い。
    平塚先生ラーメンメールは笑える。誰かもらってあげてください。
    小町的にポイント高い話もよい。兄弟仲の話は弱い。

    次からは雪ノ下の話が掘り下げられていく感じですかね。期待します。

  • 読みやすい文章で読んでて楽しい。
    夏休みいいな〜

  • audibleで。

  • 比企谷家、小町の 夏休みの宿題 を手伝う八幡。
    結が訪問してくる。
    結の家族旅行中に愛犬「サブレ」を預かる事に。

    夏期講習を受ける八幡、そこには川崎沙希がいた。
    帰り際に引き止められる八幡は、沙希と弟大志と会う。
    大志は沙希や八幡と同じ高校希望。
    男子的な視点からの感想を聞きたいらしい。

    ある日、メールが届く。
    彩ちゃんから「明日、暇かな?」と。
    遊ぼうとのお誘い。断るわけがなく・・・
    二人で入った映画館。上映されるはホラー映画。
    ドキドキする彩ちゃん、違う意味でドキドキする八幡。
    一息入れようと、喫茶店に入ると何故か材木座も一緒だった…

    八幡がラーメンの旅に出ると、結婚式場から美人に呼び止められ、連れ去られる。
    名前を平塚静という…

    預かっているサブレに「イヌリンガル」なるものを試す。
    結がサブレを迎えに来た時、サブレは結を忘れている…
    わんこ、頑張れ。
    お礼と称して花火へ誘うが、小町は遠慮して二人で行くことに。
    小町のお土産リストを制覇して、花火を見るためにウロウロ。
    そこで出会ったのはゆきのんの姉陽乃。父親の名代で。
    貴賓席で一緒に花火を見ながら、陽乃を観察。
    肌で知る陽乃に、警戒感を覚えながら話す二人。
    花火が終わると車で帰る陽乃。見送る二人。
    あの車は、サブレを助けるために八幡を轢いてしまった車。
    ゆきのんは二人に告げていないが。悟る二人。

    九月一日。二学期初日。
    八幡は雪乃と顔を合わすが「部活は今日からか?」と聞くだけ。


    また、八幡の高校生活が始まる。
    ややこしくも、じれったく、物事は進むのだろう。

全70件中 1 - 10件を表示

渡航の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×