- Amazon.co.jp ・本 (262ページ)
- / ISBN・EAN: 9784094513592
作品紹介・あらすじ
「勇樹。お前に必要なのは、燃えるような情熱だ!」「…ってなにか焦げくさくない?」炎上ッ!祭りやマーケティングじゃなくて、人生相談受付BOXそのものが焼失ッ!スクープを前にシャッターを切りまくる第二新聞部部長・彩香の横で消火にあたった勇樹は、燃え残りを集めて切り貼りの相談を作ってみる。…まともな内容にならない!体育会系代表のいくみ、理系代表の梨乃、文系代表ふみの3人のお悩み相談は、学校を出て商店街へ!報道、露出、売上、欲望、解放のこと…。
感想・レビュー・書評
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悩み相談箱に火を付けた犯人捜しと高校以外での悩み収集のため、第二新聞部が学校を出て商店街に進出する今回は、表紙を飾るいくみと彼女が憧れる商店街のヒーロー・コガネンのエピソードが中心。公募された悩み事の相談に応じていくという連作短編のような展開ですが、全然関連性のない悩みにも関わらず、終わってみると全てが一本に繋がるという構成の妙が光りますね。相変わらず楽しい。今回最もツボにはまったのはコガネンの歌でした。電車の中で変顔になっていたに違いないので、マスクしていて良かった。次回は学園祭編かな。読むのが楽しみ。
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合宿が終わっていつの間にか二学期に.
今回は相談ボックスが何者かに放火されて焼失してしまい
その犯人探しをする中でなんだかんだ.
なかなか面白かったよ.
人力嘘発見器はなんて羨ましい状況なんだ.
でもあんな状況だったら何を問われても反応してしまうわー.
で,田中ロミオ氏の読者層の年齢がちょっと高いのは仕方ないよ.
ロミオ氏の書く話はちょっぴりブラック風味が強くて
小学生には受け入れられにくい気がするんだ. -
理系、文系、体育会系の違い+個性で、よくここまで、面白いセリフで、一冊書けるな〜と、いつもながらに感動する。
秘密結社HHHの正体は想像ついたけど、まあ面白く。
なんか今回はちょい下ネタが多かったなー。
サービスシーンも女の子だけのからみじゃなく、主人公と女の子のからみが多かったなー。読者の意見の反映なのか?
ボックスが燃えて相談内容が虫食いとか、スーパーの意見コーナーや電信柱のペット探してますポスターに返事するとか。脱マンネリ♪
女子高生にモテる五カ条のトークとかひどすぎるんだけど、そこからさらに話題広げていくとかw
大声で叫べば伝わるとか、目を見て嘘を見抜くとか(主人公においしいシーンあり)楽しいね。
少年向けって、あきらかに「読者サービス」という場面がよくあるんだけど、ストーリーの中で無理ないし、楽しいんだよねー!
そういうの、少女向けでも取り入れていかねばね。
ギャグで押していく作品だけど、これは普段からのギャグセンスがなければできないから、わたしには無理だなぁ……。独特のものの見方も必要だしなあ~
コメディが流行ってるから、おもしろいものを書きたいんだけど、わたしらしい面白さを考えていきたいなぁ。 -
いくみあんまり趣味じゃない。
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今回もゆるっと解決?人生相談。最後まで読むとあらためていろんなところが伏線になってたのね。変声のツボはちょっと教えて欲しいかも。ロミオ先生、帯だけじゃなく本編まで出てくるとは(笑)
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人生相談ライトノベルも既に第3章。ここまでくると虎舞竜でいうところの『ロード』に通ずる貫禄ようなモノが出てきた感ある。………………ロードって13章まであるんですね……!