飛べない蝶と空の鯱―たゆたう島の郵便箱〈2〉 (ガガガ文庫)

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著者 : 手島史詞
制作 : 鵜飼 沙樹 
  • 小学館 (2012年10月18日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (422ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784094513738

飛べない蝶と空の鯱―たゆたう島の郵便箱〈2〉 (ガガガ文庫)の感想・レビュー・書評

  • 霧の上を島が浮遊する世界で、霧妖という魔物が棲む空の海を飛び、想いを封じ込めた「封書」を運ぶ武装郵便屋の少年と相方ジェシカの物語。
    今回は渡り鳥協会から突き付けられたある通知を受け、郵便屋を続けられない危機に。
    そんな中、また、厄介な依頼を受けることに…。

    空を描ける爽快感や空でのバトルはスゴク楽しいのだけど、特別な世界観を表す単語が多く、ちょっとわかりにくい結末やラストのジェシカの戦闘シーンがあんまり表現できてなかったりと残念な点も見えてきたかな。
    ワクワク感やキャラ立や世界観はホントに好みなんだけどなぁ。

  • この主人公がブラッドレイ総統と同じことしてて笑った。

  • 第2巻を読破。

    待っていましたー(*´▽`)

    空に浮かぶ島から島へと手紙を運ぶ仕事をしているウィルとジェシカ。

    本当ならば二機一組で飛ばないといけない〈渡り鳥〉。

    けれどウィルとジェシカは二人が一機に乗っていて。

    それが規則違反だと〈渡り鳥〉協会から指摘されてしまうのです。

    査察官の前で二機で飛べることを証明しなければならなくなり、ウィルは一人で抱え込み、一人でどうにかしようと思ってしまうのでした。

    のち、これが仇となり、ジェシカとケンカすることになるわけですが……。

    ケンカしていてもちゃんと“やるべきこと”がわかっている二人は、〈封書〉を送り届けに飛ぶわけです。

    どうも彼らはトラブルに巻き込まれやすい体質のようです。

    〈渡り鳥〉仲間で査察役として同行したケイトもあきれるほどで。

    って、そうか。

    渡りって命がけで大変ですが、ウィルたちみたいな目に遭っているのは珍しいのか。

    どんだけだよ、ウィルたち(;^-^)

    で、今回の仕事は〈七つの鍵〉にまつわる事件で。

    そこで出会ったのは記憶喪失の少女で。

    人間嫌いのジェシカが珍しく少女――レンを助けようとしていました。

    ラスト方面でその行動の意味を知るのだけれど、なるほどなって。

    ウィルとジェシカの戦闘シーンはすごかったですね。

    特にウィル。

    普段はジェシカやレンにまでおちょくられて遊ばれているというのにwww

    やるときはやるんです、ウィルは。



    今回の事件で「空に浮かぶ島を落とす」と企む組織が登場しました。

    今後、どのように絡んでくるのかwktkです(*゚∀゚)

    あとウィルのお師匠さんっぽい人も登場。

    これは続刊も楽しみですね!

    それにしても――

    私としては、わんわんおとしてフェイさんには残ってほしかった……。

    それくらい魅力的な人物でした。

    レンとフェイさんがお話している姿をもっと見ていたかったな、と。

    °・(ノД`)・°・

    でもおもしろかったです。

    ラストページのイラストもすてきでした。

    あと今気づきました。

    帯に「あいしてる」「ありがとう」の文字が……。

    これ見てせつなさが増しました。

    ほんと、余韻のある作品でした。

  • 空を翔るファンタジー第2弾! ウィルとジェシカの事務所の命運に、謎の少女、黒狼、敵……。最後までドキドキで面白かった。再登場はないだろうけどザックス好き。

  • 空を浮かぶ島々を翼舟で結ぶ郵便屋さんの話.フェンリル機関という謎の言葉と,配達の途中で出会った記憶喪失の少女がうまく物語の真相に絡んできて,結構意外な結末までの流れがうまいと思った.前巻でチラっとしか出てこなかったケイトが今回,ウィルとジェシカの行く末の鍵を握る訳だけど,ケイト側から見た2人の評価により,今まで主観的にしか語られなかった2人の立場が明確になったのもポイント.
    最後のバトル,ウィルの“鯱の舞”はカッコいいけど,対するジェシカの絶対言語は派手さがうまく伝わってこないのが少し残念.バトルスタイルからしてしょうがないのかもしれないが.ヒルダのチート魔法は超絶でよかったのに.
    鵜飼さんのカラーイラストが素晴らしい.

  • 1巻の時点で絶対シリーズ化してほしいと思いましたが、これはいける。

    より高く、より速く、より遠くへ。飛べない人間が空に夢見るロマンがここにあります。空を舞台にしてはいるけど、「空戦」ものではありません。キャッチコピーにあるとおりの「爽快冒険ファンタジー」です。

    二人が二人で飛ぶ理由……表向きは「互いの欠点を補うため」ということになってるけど、そんなことどうでもよいのです。どちらも独りでは飛べない未熟者でも、共に同じ夢の先をを見られる相手だから、共に飛ぶのだ。

    既存の作品だと「とある飛空士」とか「アリソン」とか、それらと違って「戦争」が背景にない。地上で抑圧された反動として空への夢を抱いているわけではなく、(少なくとも主人公は)他にも選択肢があった中で、空を飛ぶことを選んだ。良い意味で「悲壮感」がなくて、飛ぶことに対する純粋な夢が溢れている。

    で、大好きな作品になりそうだからこそ、苦言というか改善点を。

    終盤の魔法バトル展開はもう少し何とかならんのか……。既存の神話そのままのネーミングも稚拙だし、アクション描写もわかりにくい。詠唱シーンなんかは完全に自己満足でしょう。空戦をあれだけ書けるなら、戦闘アクションは今後改善するかも?設定に関しても、もう出しちゃった以上引込められないから、頑張って磨いてほしいところ。

    順番としては、地上でのバトル展開を先に片づけて、クライマックスは空を舞台にした方がいいと思うね。今回は大空の追撃戦でハイライトを演じておきながら、辿り着いた目的地で魔法合戦が始まったのが良くなかった。

    あとはせっかく「郵便屋」という設定なんだから、もう少し「想いを届けること」の方に重きを置いても良いんじゃないかな。

    まあそんな感じで、とにかく作品の雰囲気は一級品。頑張れ作者。

  • 1巻と比べるとー…感はどうしても出る。

    それでも物語の作りは自体はさすがですねえ。
    フェンリルとの空戦も楽しめたし。

    ただやっぱりワクワク感は半減してた。
    なんでかって?
    今回の敵が反則の様な。例外の様な相手だったから。
    空旅としての楽しみが無かったから。
    その辺が問題なのでしょう。

    あとちょっと、バトル描写がわかりづらいかな。
    空戦も、あれ?って思う事が多かったかな。

    次巻はもっとワクワクしたいです。

  •  前巻の2週間後の話です。ウィルとジェシカは<翼舟>に二人乗りしていることが協会にばれて、<渡り鳥>を続けることすら危うくなってしまいます。そんなときに引き受けた依頼で出会ったレンという記憶喪失の女の子の身元を調べているうちに、事件に巻き込まれていくという話です。
     強敵っぽかったザックスが以外と笑いを取るようなことが多く、敵ながら憎めないいいキャラクターだと思いました。そのザックスとウィルが戦う場面もかっこよかったです。

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飛べない蝶と空の鯱―たゆたう島の郵便箱〈2〉 (ガガガ文庫)の作品紹介

風を読むことが苦手で、翼舟の操縦が下手な少年・ウィルと、過去に負った傷から空を飛ぶことが怖くなってしまった少女・ジェシカ。お互いの欠点を補わないと飛べない二人は、未だ誰も見ぬ空の果てを目指すという夢とともに、空飛ぶ郵便屋「蝶と鯱」を経営していた。ある日、謎の男からの依頼で持ち込まれた封書を届けると…誰もいない廃墟に唯一残されたトランクの中には、冷たくなった裸の少女が!二人は世界の創世記の伝承「七つの鍵」の秘密に巻き込まれることに。

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