やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 (7) (ガガガ文庫 わ 3-11)
- 小学館 (2013年3月19日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (335ページ)
- / ISBN・EAN: 9784094514025
作品紹介・あらすじ
京都への修学旅行を前に、どこか浮き足立つクラスの雰囲気。文化祭以来、教室内でさらに微妙な立ち位置になった八幡だったが、最初から地位なんてないようなもんだしな、と我関せず。ところが、奉仕部に持ちかけられた意外な人物からの「恋の相談」。そこにはまた別の人物の思惑も重なって…。旅行は一気に波乱の予感。複雑な気持ちが渦巻き、答えを出せないまま八幡たちは京都へ。まちがっている青春模様は、まちがっているラゴフメ=恋愛模様を生み出すのか。TVアニメ化を直前にさらに盛り上がりを見せるシリーズ第7弾。
感想・レビュー・書評
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終盤以外は笑える場面やニヤニヤするシチュエーションが多くあったが、終盤はうってかわってシリアスな展開になった。ここから奉仕部の関係が崩れていくと思うと、少し悲しい気持ちになった。また、人間関係は概して変わらずにはいられないと思うが、人間関係の変化を主題とした話を「変わらずにあることとかわっていくことが併存する街」である京都を舞台に描いたのは秀逸だと思った。
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数頁毎に何かしらのネタが仕込まれているシリーズだが、一段とその要素が強い気がした。
分かるネタと分からないネタがあるのがちょっと難点かな。
今回の問題解決は八幡の良いところであり、悪いところでもあるのが露呈。
ボーナストラックにある“上司や先輩に言われて嫌だった言葉”が刺さりまくり。
本当……やめてくれって感じですよ、世の中の上司や先輩さんよ…… -
うーん、ラノベによくあるマンネリ、ハーレム崩壊の兆項が出てきましたか。
八幡は、ついに最上位カーストと行動を共にして、充実した修学旅行を過ごしています(課題を抱えてはいるのですが)。
傍目からは、完全に孤高なぼっち男子がユニークさを見込まれてヘッドハンティングされたかのよう。
著者or編集は、ある程度取材をしているらしく、使い古された京都修学旅行という題材に頑張って取り組まれている印象はあります。
しかし、作品のコアであるところの八幡の人間関係の洞察、自虐的解決方法が読めてしまうんですよね。その後のダブルヒロインのリアクションも…。
熱心なファンこそ、そうではなかったでしょうか。
ストーリーとしての山場の数、驚きが、6巻に比べて平板になったと言わざるを得ません。
それでも、Amazonレビューは絶賛コメントばかりです。
俺ガイルも、キャラの一挙手一投足でファンたちが騒ぎ立てるようなラノベのピークに達しているのかもしれません。
しかし、八幡を気にしている川崎が微笑ましくも少々辛かったです。ハーレム主人公に恋するのは不憫ですから。
違和感のある最終章。
ドラマCD付き豪華版のシナリオがそのまま掲載されている内容だそうです。
本編と一緒にまとめるのは、微妙と感じる方ですが、大人の事情なのでしょう。
次巻は、ナンバリングからしてお遊び的なので、次々巻で見極めたいと思います。
図書館で借りました。 -
修学旅行の話。
あんなやり方程度で丸く収まるんやったら、そもそも何もせんでも丸く収まったやろに。 -
図書館で。学校行事修学旅行編。
今どきの高校生は修学旅行というと沖縄とか海外とか行っちゃうみたいですが一昔(ふた昔か?もっと前か?)の関東の学生は京都・大阪・神戸辺りが定番だったよなぁ。(自分は行ってないけど)
片方だけが盛り上がっているグループ内ロマンスって厳しいよなぁ…。周囲は無駄に煽るし居場所がなくなる感じが一番困るんだろうな。こういう時のガハマさんみたいな無駄に悪気なく応援する人間が一番うっとおしくて厄介。空気読む子なハズなのに恋愛ネタが絡むとグイグイ来るのねぇ…
結局ユキノシタさんもガハマさんも告白の応援はするけれども相手の子の気持ちは考えてないし、告白が上手くいかなかった時のグループ内の壊れた関係の後始末まで考えてないのがあさはかというか。特に由比ヶ浜さんは一応あのメガネフジョシ、友達なんだろう?お前そっち側からの探りはいれなくていいのか?とその辺りを疑問に思いました。
一番収まりの良い解決法は京都旅行中に無理に二人をくっつけようとするのではなく、あのグループ内に居場所があるガハマさんがフジョシちゃんに付き合いたい人いる?告白されたら誰と付き合うとか男子たちに聞こえるように話題を振っていればヨカッタのではなかろうかと。そうすれば彼女もゴメン、今は男子同士の恋愛模様を堪能するのに真剣なの、とか返せただろうに。そしてもしトベ君が告白してもガハマさんにも言ったけど興味ないんだ、で終わった話だったろうにな。つまり第三者グループのヒキガヤ君が自爆する必要もなかったのではなかろうかと。
ヒキガヤ君の行動は文化祭の時よりはダメージの無い行動だったとも思うんだけどな。これからも葉山グループと行動する訳でもないし告白した本人もされた方も茶番とわかっているし元々壊れほどの関係性も無い。葉山とフジョシは感謝している。なのでユキノシタさんとガハマさんがガーガー言うこともないと思うんだけどなぁ…
というわけで個人的には三浦女王様の株が上がった回でした。そして戸塚君は天使だ。
ヒッキーもパシリ中にラーメン食いに行くなよ… 戸塚君が材木座の相手しなきゃいけなくなるだろうが!(笑) -
ふ~ん、お願いはオネシャス、豆チは豆知識、千葉に天下一品の店舗なし。いろいろ勉強になりまくり。今回はタイトル通りの恋愛成就サポート編。京都の修学旅行をひねずに普通に楽しむ高校生たち。酒もタバコも女子部屋のぞきも無くって今どきね♪太秦映画村お化け屋敷シーンで、主要人物の関係が「境界のRINNE」と似てるのに気づいちゃった。
・由比ヶ浜→八幡→雪ノ下←葉山
・あげは→りんね→間宮桜←十文字
つか、全く同じじゃね。しかも八幡&カマクラ、りんね&六文の猫つながり。八幡にとっての平塚センセが、りんねの魂子で、頭ぐりぐり。さらに同じクラスの川崎とれんげもかぶりぎみ。これってパクりか王道か。どっちもおもしろいから問題ないです。では、現役高校生には難しい豆チー問題。102ページの東京駅混雑描写は何の引用でしょうか。『あんまり人波に流されるものだから、変わっていく私をときどき遠くで叱られちゃうのかと思うレベル』→答えは、荒井由実の「卒業写真」。八幡くん、ユーミン世代だったのね。