殺戮のマトリクスエッジ (2) (ガガガ文庫 さ 6-2)

著者 :
  • 小学館
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  • Amazon.co.jp ・本 (292ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784094514797

作品紹介・あらすじ

この街では人の死ですらデジタルだ。

旧東京湾上に建設された次世代型積層都市トーキョー・ルルイエ。
その地下層には、魑魅魍魎が跋扈する。
電脳、機械義肢の違法技術によって生み出される怪人達。そして、ホラーと呼ばれる怪物群。この街で、人の死は珍しくない。毎日誰かが、誰にも知られずに死んでいく・・・・・・。

ルルイエを襲う連続怪死事件。人間が一片の欠損なく殺される。
――それは、あたかも魂を抜きとられるが如く。

私生活の悩みを抱え、自暴自棄のユーノ・柏木は、立入禁止区域である地下層へと向かっていた。
現実離れした社会の暗闇で、地下層に巣食う怪人達と接するユノ。
事件を知ったユノは、軽口ばかりの「S」、何を考えているのか分からない実践的錬金術教団のダキニ&カーリー、不愉快なメンバーと共に、事件の真相に肉薄していく。
その裏で暗躍する、仮面の男《銀の腕》の存在に気づかぬまま……。

そして魔都ルルイエの地獄の蓋は開かれた。
電子と鮮血の満ちる暗闇で、少女は走馬燈を見る。

サイバーアクションシリーズ第二弾。堂々開幕!!

感想・レビュー・書評

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  • 昼は普通の女子高生で小城ソーマの同級生、夜は電脳を喰らう怪物・ホラーを狩る為、深夜のルルイエトーキョーを駆ける薄緑(グリーン)ことユーノ・柏木。奥深くに眠る自らの過去に背を向け続ける彼女はルルイエの地下層で起こる連続電脳死事件の調査を依頼される。鮫のような笑顔を張り付けた荒事屋・Sとアルケミーカルトの電脳魔術師・荼天、黒迦と共に真相へ近付いていくユーノ。ホラーの上位種・アークの毒牙もまた近付いていることを知らずに――

    一巻の内容を既に忘れかけてはいるのだけど、面白く読めました。一巻から既にユーノあやしいことはわかってた、やっぱりソーマと同業だったのね。そして銀の腕の正体がソーマと言うことを知らないからライバル視と言うか敵視してるところも読者からしたらおいしい関係なわけで。ああこの二人が共闘とかしたら面白いな。早くお互いの正体がバレるといい。ソーマの方ははっきり顔を見てるから多分わかっているんだろうけど。続きがどうなるか楽しみです。ユーノの過去もはっきりわかったわけじゃないし…
    そしてSがすごく好き! こういう食べる系キャラに弱い私なのだった。脳内CVは谷山紀章さんでした。ダキニの言うことからすると失われた七種の一つぽい、そしてソーマもその一つぽい、二人はお仲間なんだろうか。好きなキャラだけに敵になったらいやだなーと思ってるのでなるべく敵対しないでもらいたいです。あとユーノはソーマとどうこうよりSとどうこうなって欲しい。単純に好みの問題であった。

  • 意識的に無表情を装う下層潜入パートと、乙女モードな上層パートのギャップが良かった。ユーノ視点万歳。前巻で俺TUEEやってたソーマに匹敵するキャラもわらわらと出てきて、世界観を一気に広げてきた。
    ところで、サイバーパンクとSFってどう違うのでしょうか。

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著者プロフィール

シナリオライター、小説家。代表作として「スチームパンクシリーズ」(Liar-soft)、『殺戮のマトリクスエッジ』(ガガガ文庫)、PSYCHO-PASS『追跡者 縢秀星』(Nitroplus Books)、Fate/Prototype『蒼銀のフラグメンツ』(KADOKAWA)などがある。

「2014年 『灰燼のカルシェール What a beautiful sanctuary』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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