人類は衰退しました 9 (ガガガ文庫)

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著者 : 田中ロミオ
制作 : 戸部 淑 
  • 小学館 (2014年6月18日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (285ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784094514940

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人類は衰退しました 9 (ガガガ文庫)の感想・レビュー・書評

  • 2007年から続いた当シリーズも9巻をもって、一応の完結をした。完結してしまったのだ。
    この作品はライトなタッチで書かれているが、やはりSFなのだと思う。SFだからこそ、こういうハードな結末を、ライトに着地させてしまえたのだろうとも思う。

    さて、今回は『おじいさん』がロケットにのって月に行ったけど、帰ってこれなくなっちゃった!さて、『わたし』はどのようにして『おじいさん』を助けるのか。妖精さんを駆使し、多くの問題を片付け、そして『わたし』は月に到着する。そして、そこで知る事実とは!そして、どのように、ホッポリ投げるのか!!

    作中に色々と仕掛けられた複線。これを見事にさらって、ここに着地したということは素晴らしい。出来れば、あの絶望のシーンを映像にしてみんなに見せてあげたい!
    今作、発売時から追っかけていた。追っかけた甲斐のある最終回だった。
    折角、素晴らしい形で、アニメ化したんだから、この結末をアニメの形でも見せてほしいとも思う。

    が、やはり小説というトテモ力のあるメディアで公開されている以上、先に読んで欲しい。

    最後に、この作者、田中ロミオ氏は出来れば、この小説と言うジャンルでもっと活躍して欲しい。

  • 人類は衰退しました

    8巻の子供も描写がおかしいとは思っていたが、予想を上回る驚きだった。1巻から読み直さなければならないようだ。

    ただ一つ悲しいのは、我々旧旧人類は衰退しました ということだろうか。これまで読んできた楽しい話は、我々の明るいSFではなかった。無駄な感傷にすぎないが。
    助手さん頼んだよ。

  • これがライトノベルっていうのが曲者です。
    ライトノベルっていうのはわりとノリと勢いが肝心なところがありますゆえ、そんな作品群につかってだらけきっていたときに、アニメからこの作品を知り完結まで読んだわけですが。
    あああ、そっか、SFだったのか…。
    SFにあまりつからないひとなので気付きませんで、軽いノリでピュアブラックな皮肉きいた作品くらいに思っていました。
    なので最終巻の衝撃がはんぱなかったです。
    あらららら。でもおかげで眠っていた読解力をがつんを揺り起こされたイメージ。これは良作ですね。何回も読み返したい感じ。ここまで設定がしっかりしているとは思わなかった。(謎解き的な意味で)ミステリにはないSFの爽快感というものをはじめて味わったかもしれません。
    全部細かくネタを解説したわけでもなく、最後の書き方だけで全部の謎が連鎖的に解けるこの構成力にもあっぱれです。
    ネット上にはいろんな考察がありまして、そっちが大変面白かったので、あまり意見は書かないことにします。

    普通にかわいい女の子が、こんなにもSFに溶け込んでいるっていいですね。しかもかなりたくましく成長しているっていう。
    助手さんの口調は最初は衝撃をうけましたが、今ではすっかり慣れました。
    短編集もすぐ読むつもりです。

  • 最終巻にして、衝撃的な事実!!
    何度も何度も読みなおし、おじいさんやわたしちゃんが何を悟ったのか、理解した(ような気がする…)。
    人類は本当に衰退していた!!
    そして、地球は本当に妖精さんのものだった!!
    短編集を待ち望みます。

  • まさか完結するとは……
    ストーリーはSF映画のようですが、人退ならではのゆるい語り口なのでさくさくです。
    ライトノベルの中では殿堂入りレベルで素晴らしいシリーズだったと思います。個人的には現代社会を風刺的に(でも批判的にではなく、ゆるーくちくちくする感じで)捉えていたのが好きです。

  • 本当に素晴らしい作品に出会えてよかった。

  • 「妖精さんたちの、ちきゅう’」
    全ての答えはここに。
    色々起きすぎて初め理解しきれなかった部分もあったけど、何度か読み直して理解した後は驚きの連続だった。
    最初から最後まで本当に人類衰退しちゃってたんだなー…。

  • ちゃんと理解できてるか不安だ!読み直したい。図書館で借りた。買えばよかった…

  • 散文的感想。

    ある意味「呪い」でもあったこのタイトル、本当ちょっとした誤解を解くだけで、未来への希望が生まれようとは。

    ラストのネタ晴らしではイマイチ理解できなかったけど、そこから続く2段3段の展開でようやく腑に落ちる。少々冗長気味に感じたけど、まぁ私にはわかりやすかったです。

    冒頭、一人称主人公が冷静を装いながら明らかに暴走しつつ話が進むというのは凄かったなぁ。

  • お見事、と言う他無い。
    シリーズ最終巻として、積み重ねられてきた伏線がしっかり解かれ、綺麗にまとめきられている。
    そういった伏線回収以外にも、SF要素も面白く、ストーリー展開では緩急が自在に駆使されて飽きることが無い。
    飽きるどころか、どきどきしながらページを繰る手が止まらなくなってしまった。

    とにかく完成度の高い世界観だった。短編集を読んだ後、また読み返してみよう。

  • 妖精さんシリーズ一応の完結。
    そういう設定だったのかと納得して面白く読めてしまった。
    月面基地にも人類一応入植したんだーとか、妖精さんの人間の好きっぷりが愛しい。
    私も妖精さん大好きだよ。
    あと助手さんもそんな伏線があったのかと。
    最初のカラーページが素晴らしいね。

    そっかぁ人間さんは衰退してしまったのですか・・・。
    ま、番外編を楽しみにしてますー。

  • 評価:☆4.5

    祖父の訃報(のようなもの)が届き、わたしは祖父を探しに月に行くことを決心。人類の進化が車窓に流れる蒸気機関車に乗った、わたしが着いた旅の終着駅は夢?それとも……。ついに、かんけつです!!??


    とまぁそんなこんなで人類は衰退しましたも最終巻。
    あらすじは上に書いた通り。

    妖精さんとの楽しいやり取りは相変わらず、いつの間にかわたしちゃんがゴ○ゴ13になってたりと笑いもありw
    ですがそこは最終巻だけあって真面目な内容多め。

    おじいさんを助けようと必死になるわたしちゃんの姿には熱くなった。

    結局人間=妖精さんで妖精さん(の不思議な力)=心の力(何かを変えたいと願う力)ってことなのかな?その辺の解釈が難しかった。
    多分細かいところで読み落としてる部分もあるだろうから考察とかも見てみるつもり。

    わたしちゃんと助手さんのカップリングを推してくれたのはポイント高いですw
    まだ短編集は出るみたいですが本編の方は完結ということで、田中ロミオさんひとまずお疲れ様でした。

    「いいや。おまえはもう、立派な調停官だ」

  • この作品は孫ちゃんと妖精さんのすこしふしぎな日常を書かれたメルヘンチックな作品…だと思っていたので、まさかここまでガッツリ書かれるのは想定外でした。
    思えば以前に妖精さんが関わっていないのに不思議な事件が起こったりと少し釈然としない気持ちがあったのですが漸くストンと納得。
    タイトル回収も完璧でまた余裕があったら1巻から読み直したくなりますね。いろいろ見え方が変わってきそう。
    この最期になって壮大に回収するのはああ、なんだやっぱりいつものロミオ作品だこれ、と思ったり。
    あとどうしても真相の方ばかりに目を向けがちになっちゃいますが孫ちゃんの冒険記とその終着駅での描写には感情が揺さぶられます。
    とても素敵で綺麗な終わり方でした。

  • 相変わらず月に行く手段や概念の辺りのふわっとしたSF感が素敵なのはもちろん、幼い王様と未成熟な妖精のやりとりが可愛かったです。

  • おじいさんを助けに月へ行くために、まずは夢世界から精神だけ月へ。その間、体はゴルゴ13のごとく眉太となり潜在能力フルオープン状態に。軌道エレベーターを修理してしまう。
    月へと辿り着き、いろいろなことを知ったようなよく分からないような。。。

  • 鮮やかとまでは行かずとも「なるほどー」な展開、というか転回。
    最終巻お疲れさまでした。短編集も読まねば。

  • 後半は通勤バスの中では読んではいけないですww
    妖精さんの愛らしさの答えがあったり、家族の物語であったりとスルスルと読めます。
    月面で金平糖と妖精さんがカラフルに散らばり消えていくシーンなんて作者が考えた「科学とメルヘンの大合唱や!」と思うくらい素敵でした。たぶん隣の席のじーさんは朝っぱらから何このオッサン目頭熱くしてるんだーと思っていたでしょうww帰りも後半読み返してしまいました。次は短編に進みます。

  • 「人類は衰退しました」し、まさしく「妖精さんたちの、ちきゅう´」だった。
    うわー、これは確かにSFだった。気持ちよくSFだった。
    人類、思った以上に衰退してた。
    「わたし」の本名、わりと初期からけっこうあからさまにヒントがあったんだな……。助手さんの名前も結構分かりやすいのか。こうなると、Yが気になるな。Y、ゲルマン系かロシア系だと思うんだけどな。
    読み返したりなんだりで、色々と再推察し甲斐がある。

  • いやあ、まさか人類が衰退してるとは。びっくりでした。いやほんと。
    孫…わたしちゃんの名前と助手さんの名前はあれでいいのかな?まああれだろうなあ。
    読み直すといろんなところで胸が熱くなるタイプのしかけで困った…1巻から読み返したいぞ…。

  • ネットオフで購入して読み。

    思いっきり斜め読みして「???」と思った部分があったので、あとから解説サイトなどを見て理解。人類、ホンマに衰退しとるやないけー!
    p260、p278あたりを読み返して合点がいった。

    途中の巻を手放してしまったのでもう一度入手しようかしら。
    もう一回1巻から読み返したい。アニメ版も見返したい。

    田中ロミオの他の作品も読みたいな。

    全然関係ないけど、たまたまこのシリーズは産婦人科の待合室で読むことが多かった。人類が衰退しないように私も産めよ増やせよしていきたいものである。

  • シリーズ最終巻。
    今までの流れと違い、ぽわぽわな感じから一気にシリアスになりました。
    最終巻にふさわしい、ちょっと悲しく、じんわりと感動する本。あぁ…終わっちゃった感が結構します。

  • どんでん返しな設定が素敵。

  • 眠っていた潜在能力、大活躍!

    前回の続き、そして最終巻。
    まさか完結するとは…この状態でオニバム式で
    続いていくものだとばかり。

    月から戻ってこない祖父を、旅行へ連れ出した側からの
    頭が真っ白になる手紙。
    それに切れて、心は妖精さんと
    体は…操られてます状態??

    心の旅はまだ普通でした。
    うっかり感動しそうな程度に普通でした。
    しかし、体に戻ったとたん、なぜこうも
    突っ込みどころ満載な感じになるのでしょう?
    色々謎(?)な部分ですw

    しかし祖父、やりますね。
    無駄に頭使い過ぎ、といういい方もできますが。
    とはいえ、最後だからなのか、驚きの連続。
    気分が浮上したり落ちたり、また浮上したり。

    金平糖と祖父の発言が一番驚きな今回。
    これからも妖精さんと楽しく、幸せに…。

  • (」・ワ・)」(⊃・ワ・)⊃(」・ワ・)」(⊃・ワ・)⊃(」・ワ・)」(⊃・ワ・)⊃(」・ワ・)」(⊃・ワ・)⊃(」・ワ・)」(⊃・ワ・)⊃
    (」・ワ・)」(⊃・ワ・)⊃(」・ワ・)」(⊃・ワ・)⊃(」・ワ・)」(⊃・ワ・)⊃(」・ワ・)」(⊃・ワ・)⊃(」・ワ・)」(⊃・ワ・)⊃

    衰退していた。

    読む前
    妖精さんがいればなんでもできてしまいますが人類がいなくなってしまえば、地球には誰もいなくなってしまうのか?
    そういう風に思うと、衰退しちゃってるんですね。
    高度な発展は人間を駄目にする。そういう実を食べたらいけないとかなんとか。

    読んだ後
    鳥肌。
    なるほど、そういうことですか。いやぁ、さすがロミオ先生です。
    調停官という存在がどういうものなのか、なぜわたしちゃんが適任なのか。
    そういう謎が読んだ人はわかるかと思います。
    取り替えっこ(笑)。そして、我々という叔父の言葉。
    何よりも、彼は違うという一言。
    彼は最後の生き残りというセリフが登場シーンにはありましたよね?(初登場巻がわからない
    そこらへんを思い出してみると、鳥肌しかたたなくんて怖い。
    わたしちゃんの「この月もいつか、地球みたいなおもしろおかしな世界になりますように」
    爺の『憧れがそうさせた。模範するあまり、心の底に追いやってしまっただけだ。我々がなりたかったものを思い出せ』
    あぁ、そうなんだなぁってことですよね。

    妖精は、人類の模倣をする。
    妖精さんは、人類たちが好き。
    妖精は、他のものに干渉することができる。
    妖精さんは、魔法を使える。
    そして、人類はしている。

    彼女がなぜ月までこれたかの、潜在的能力。
    それはすなわち……妖精さんの力もありますが?
    そして、移住区で生命反応がなかったのは?(ここは深読みだと思います

    完結ということですが、
    そもそも衰退シリーズとは、妖精さん世界(SF)の短編集みたいなものだった気がします。
    だからというか、本編が終わっても終わりじゃない感じがします。

    なぜ、人類は衰退したのか、なぜ、妖精さんが生まれたのか。
    すこしふしぎ(SF
    妖精さんのはじまりと、この世界がどうやって進化していくのかをわたしちゃんを通して体験することになります。
    そこは読んで確認してくださいというべきでしょう。

    現代の私たちがそこまで行くことになるのかは別のお話ですが……ちょっとだけ。
    軌道エレベーターというのはよくお話としては出てきますが、実際この文化だと実現可能なんでしょうかね?
    妖精さんの力を借りてようやくできたぐらいですし無理なのかなぁ?と、
    そういう知識がまるでないのでなんともいえないです。

    さて、科学の話はさておき、ロミオ先生は相変わらずというか、本人だけど本人じゃないというミスリードさせるのが痺れますね。
    前はプチモにがわたしちゃんでしたが、今回は潜在能力解放状態(妖精さんパワー)のわたしちゃんを前半部分で書いています。
    わたしちゃん(過去)というものもありましたね。
    『そうだったんだ!』という幕に持っていくパワーは凄まじいですね。
    一見何も関係ない、なんだろうこれ?とか思ってるのが、わかるとすごく楽しめる作品でした。
    今までありがとうございました。短篇集期待しています。
    そして読み終えてみると、もう一度読みなおしたくなる終わり方でしたね。違った目線でまた楽しむことができる。
    (」・ワ・)」


    最後に衰退シリーズは日常系ラノベだったのかと言われると、
    そうでもなくミステリーだったり、サイエンスフィクションだったりと不思議なものです。
    なので、日常が日常じゃない生活を強いられる、人類わたしちゃんを見守るものなのです。
    だらけて過... 続きを読む

  • 衰退した。

    改めて、すごい世界観を持っていると思った。

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つきりょこう、します?

わたしたち人類がゆるやかな衰退を迎えて、はや数世紀。すでに地球は"妖精さん"のものだったりします。そんな妖精さんと人間との間を取り持つのが、国際公務員の"調停官"であるわたしのお仕事。
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しりーず、ついにかんけつです?

人類は衰退しました 9 (ガガガ文庫)のKindle版

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