さびしがりやのロリフェラトゥ (ガガガ文庫)

  • 87人登録
  • 4.24評価
    • (8)
    • (10)
    • (3)
    • (0)
    • (0)
  • 4レビュー
著者 : さがら総
制作 : 黒星 紅白 
  • 小学館 (2015年4月17日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (276ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784094515459

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
米澤 穂信
有効な右矢印 無効な右矢印

さびしがりやのロリフェラトゥ (ガガガ文庫)の感想・レビュー・書評

  • 常盤さん視点の話を読んだ後、シギショアラ視点の常盤さんを読んで、こんなかわいい娘がこんな変態だなんて。。素晴らしい!とか思ったw

    主観って怖いと思えて面白かった。

  • 章ごとに異なる人物の視点から1つの物語を描く形式の小説で、その形式を最大限活かした構成の上手さが印象的だった。一方で物語の終わらせ方というか、シメ方がイマイチで、もやっとした読後感が残ってしまったのがもったいない。

  • わたしは多分、この物語を読むために生まれてきたのだと思う。

    テキスト、構成、キャラクターの生き、どれをとってもピカイチで一気読みした。柔らかなタイトルとあらすじから想像できるポップな雰囲気はとてもなくて、夜の闇の友情と心と心が分からない人とが出てくる。

    語られるのは同じことなのに、こうも主観が異なると違う物語になるのか。同じものを見ているはずなのに全然違くて、その見せ方が非常に鮮やか。だって一章からはこんなに結末ですこんな話になるなんて全くもって想像できない。

    変猫シリーズのようなポップな恋愛はないけれど、さがら総が好きなら読んで損はない。いや、読まないと損をしている。あらすじがミスリードしているのかと思うほどポップな軽さはなくて、でも重苦しいわけではなくて、語られる出来事は重いのに全然重さを感じさせない。語り口も素敵。

    デカルトやアンリマユをどことなく思い出させるところがある。我思う故に我有り。この世すべての悪。世界は主観と主観で成り立っていて、私が見ているものは私だけしか見えていないのかもしれない。彼女と言葉を交わしてもお互い分かった気になっているだけなのかもしれない。知らないどこかで何かがあって、それが日常なのかもしれない。世界はそんな風にできている。

    大変素敵な物語だった。さがら総という期待を全く裏切らなかった。変猫シリーズが好きなら間違いなくおすすめできます。初さがら総としても自信を持っておすすめできます。とても大切にしたい一冊です。

  • 主観における危うさ。主観を外から見る狂気のようなもの。

全4件中 1 - 4件を表示

さびしがりやのロリフェラトゥ (ガガガ文庫)を本棚に「いま読んでる」で登録しているひと

さびしがりやのロリフェラトゥ (ガガガ文庫)を本棚に「読み終わった」で登録しているひと

さびしがりやのロリフェラトゥ (ガガガ文庫)の作品紹介

「変猫」のさがら総が贈る、新青春エンタ!

ぼくらの学校には、血を吸いつくす吸血姫がいる――。クラスメイトたちのあいだでまことしやかに囁かれる噂は、真実だった。理想と現実のバランスに苦悩する高校生作家、常盤桃香は深夜の旧校舎で怪異と出会い、風変わりな姫とおかしな会話を紡ぐことになる。「汝、無礼である。如何なる理由でここを訪れるか?」「おでんを作ったので」「……おでん?」「こんにゃくもあります!」「……こんにゃく?」けれど、ふたりの奇妙な友情は、死体の出現をもって終わりを告げた。常識人的いじめっ子、自爆系宇宙ロボット、そして“正義の味方の敵”のぼく。優雅なる吸血姫を取り巻く人間関係は多角的に入り組んで、表と裏が混じりあい、複雑怪奇な青春群像劇を織り成していく。「だれもが静かに平和に暮らすだけの話を書きたかった」「いいかな? だれもそんな話は読みたくないんだ」――これはぼくたちの悩みを笑い飛ばす物語だ。そして、ハッピーエンドになるべき物語だった。『変態王子と笑わない猫。』のさがら総が挑む、新機軸の黄昏ロリポップ! 誰にも先が読めない青春ミステリアスコメディ、開幕!

さびしがりやのロリフェラトゥ (ガガガ文庫)はこんな本です

さびしがりやのロリフェラトゥ (ガガガ文庫)のKindle版

ツイートする