月とライカと吸血姫 (ガガガ文庫)

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著者 : 牧野圭祐
  • 小学館 (2016年12月20日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (307ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784094516470

月とライカと吸血姫 (ガガガ文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 久々のラノベだがやはりランキング頼みは失敗が多いな

  • 久々にあらすじだけでときめいた小説。値下げもされていたのでその場で買って一気読みした。興奮した。
    <1960年代の旧ソ連を舞台に、実験飛行で宇宙ロケットに乗せられる吸血鬼の少女と、飛行士候補生の少年が出会い訓練を供にする>という、抜群すぎるログライン! 読み終えても、ほとんど期待した通りの内容で、そうそうこういう感じ欲しいよね! みたいなのが素晴らしいシェフの献立のように用意されていた。二人がバディになるまでが早い分、訓練生としての日常パートは必要最小限かつちゃんと面白いものになっていて、ぐいぐいと最後まで読ませてくれた。ちゃんと資料をあたったであろう部分は特に出色だった。
    逆に、ライトノベルだからなのかもだけれど、キャラクターの心情をかっこ悪いくらい明からさまに地の文に書いていたり、セリフが色々直接的すぎていたり、もうちょっと伏線が丁寧に出来るはずじゃないか、と思える場所がとにかくあって、「よしよし! ここからは大人の力でさらに直していけば完璧だね」みたいな……感じがあった。後半にあるどんでん返しもぜんぜんサプライズじゃないしな……。小説というより、超ー長いアニメ映画の初稿プロットのようだった。終わり方もロマンティックだけれど、盛り上がりには欠けていたと思うし、何より飛躍がまったくなかった。
    しかしとにかく食材が一流なので、がっかりするというより充実感のほうがずっと上回るし、何なら自分ならさあどこを直そうか、みたいな建設的な頭の回転が始まるので、やっぱりこれはシンプルにいいアイデアの話だと思う。「ラノベでしょ?」って多少食ってかかれば、ちゃんと想定年齢の読者以上でも楽しめます。……どうしても『とある飛空士への追憶』がちらついたけれど。あっちは「小説」としてもパーへクトだったんだよな……(逆に言えば、あらすじだけならあの作品以来くらいの衝撃でした)。

  • ラストも含めたシーンの美しさは文句なし。二人の関係性が伝わって来る暖かいエピソードが素晴らしい。あとはもう少し物語に緻密さがあると良かった

  • 純朴でおもしろい出来やった。
    ソビエトやから、もっと悪辣な陰謀や密告を想像してたけど、ほどほどやったな。

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月とライカと吸血姫 (ガガガ文庫)の作品紹介

宙に焦がれた青年と吸血鬼の少女の物語。

人類史上初の宇宙飛行士は、吸血鬼の少女だった――。
いまだ有人宇宙飛行が成功していなかった時代。
共和国の最高指導者は、ロケットで人間を軌道上に送り込む計画を発令。『連合王国よりも先に、人類を宇宙へ到達させよ!』と息巻いていた。

その裏では、共和国の雪原の果て、秘密都市において、ロケットの実験飛行に人間の身代わりとして吸血鬼を使う『ノスフェラトゥ計画』が進行していた。とある事件をきっかけに、宇宙飛行士候補生を押されかけていたレフ・レプス中尉。彼は、ひょんなことから実験台に選ばれた吸血鬼の少女、イリナ・ルミネスクの監視係を命じられる。

厳しい訓練。失敗続きの実験。本当に人類は宇宙にたどり着けるのか。チームがそんな空気に包まれた。
「誰よりも先に、私は宇宙を旅するの。誰も行ったことのないあの宇宙から月を見てみたいの」
イリナの確かな想い。彼らの胸にあるのは、宇宙への純粋な憧れ。

上層部のエゴや時代の波に翻弄されながらも、命を懸けて遥か宇宙を目指す彼らがそこにはいた。宇宙に焦がれた青年と吸血鬼の少女が紡ぐ、宙と青春のコスモノーツグラフィティがここに。



【編集担当からのおすすめ情報】
『HiGH&LOW』や『ペルソナ5』などの脚本・シナリオに携わった、牧野圭祐が送る最新シリーズ! 宙に憧れる人間の青年と吸血鬼の少女が人類史上初の有人宇宙飛行を目指します。〈飛空士シリーズ〉のような切なさと爽やかさのある宇宙と青春の物語にご注目!

月とライカと吸血姫 (ガガガ文庫)はこんな本です

月とライカと吸血姫 (ガガガ文庫)のKindle版

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