- Amazon.co.jp ・本 (360ページ)
- / ISBN・EAN: 9784094516555
作品紹介・あらすじ
こんなの弱キャラの夏じゃねえ!
怒濤の一学期が終わり、夏休み。
薄々特訓漬けになる気はしていたが、日南葵というリア充モンスターは俺の予想のはるか先をいっていた。
「まあ簡単に説明するとね、優鈴と中村をくっつけようって合宿なのよ」
BBQからの川遊びからの男女お泊まり。まあ、リア充を絵に描いたようなイベントだなと思う。問題はただひとつ。そこに俺も参加するということである。なにこの圧倒的違和感。
男同士のトークも頑張れって日南の意図は分かるけど、中村となに話したらいいんだよ……。さらに、日南のスパルタは止まらない。
「この夏の目標は、『菊池さんと付き合うこと』ってところね」
いやいやいや、それもうほとんど最終目標だろ! 俺の夏休み、どうなっちゃうの!?
バイト、合宿、デート……弱キャラにあるまじき、充実した夏が始まる!!
『このライトノベルがすごい!2017』で新作部門3位にランクインした超話題作、待望の続刊!! 弱キャラが挑む人生攻略論第3弾!
感想・レビュー・書評
-
正統派青春小説で良い。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
アニメのファーストシーズンの終わりと、同期している話。日南と友崎の関係性は、どこか比企谷くんを思いだされ、引き込まれる。菊池さんと上手くいく方がいいと思うのだけど、そうではないと思わされる作者の表現力に脱帽です。
-
渋谷で菊池さんと会ったときの表現とか、三人の水浴び姿を見た時の表現とか、もはや恒例化しているあとがきの表現が凄まじく楽しかった。こういう書き現し方がラノベならではの良さだと思う。
友崎君は順調に強キャラへ成長中。 -
日南さんの考え方に違和感があるのに何も言わないのでこのままなのかと思ったが盛り上がる展開で面白かったのと菊池さんの時の描写が友崎君の印象がわかるような面白い書き方がよかった。
-
夏休み編。しかし葵からの課題には休みがありません。弱キャラを抜け出すために、クラスメートたちをどうにかいじりながら、単なるリア充たちだった彼らをより深く知っていきます。
努力とコミュニケーションを前面に出しつつ、それぞれを掘り下げています。またその先で主人公自身の考えが明確になり、師弟関係も少しずつ変化します。淡々としながら熱い巻でした。
にしても菊池さんが女神すぎて苦しいです。もちろんヒロインたちは全員魅力的ですが。 -
日本一のゲーマーにして非リア充の男子高校生が、日本二位のゲーマーにしてスーパーリア充の女子高校生からリア充になるための指南を受ける話の第三弾。
今回はリア充および青春の代名詞的イベントである泊りがけBBQがメインになる話で。
そこでの目的は友崎くんが「男友達を作る」ことにあるのですが……よくよく考えなくても順番が逆のような。ガールフレンドの前に男友達ですよね普通。まあ、男性向けラノベですし、その辺はお察しですか。
にしても、友崎くんは自分も他人も誠実に当ろうとする姿勢に好感が持てますね。変に誤魔化そうとしないところがいいです。
この巻で完結といってもいいような終わり方でしたが、できれば続きが読みたいところです。菊池さんが泣くような展開にさえならなければ、ですが。