やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。12 (ガガガ文庫) (ガガガ文庫 わ 3-22)

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  • 小学館
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感想 : 30
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  • Amazon.co.jp ・本 (359ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784094516746

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  • 小町や雪の下の成長に対して比企谷が覚えた一抹の寂しさの正体が、誰かに頼られることで自身の存在意義を見出す依存であると後半で明らかになった。そして、陽乃は比企谷に、奉仕部が醜悪な共依存で成り立っていることを教えた。

    思えば、バレンタインイベントでもそうだが、陽乃は奉仕部のぬるま湯の関係を許さず、その欺瞞のような在り方を目敏く指摘していた。今回は、奉仕部本人たちも薄々感じていた「偽物の関係」の正体の答え合わせ回だったように思う。

    話は変わるが、この巻では比企谷がやたらと由比ヶ浜に対して積極的だったが、どういう感情なのかわからなかった。というのも、由比ヶ浜自身が雪の下と比企谷の間に入りこめないところがあると言ったように、雪の下と比企谷が相思相愛なのだと思っていたからだ。

    あと、最後に雪の下を助けに行く動機である、「いつか、助けるって約束したから」は、仕事でも部活でもない理由であり、今までの比企谷では考えられない理由づけといえる。この助けたいという思いは本物なのか…

  • 別に共依存関係でも、うまく回っていたしいいんでないのと思っている。周りが煽り立てて、無理やりこの流れに持っていった感じ

  • 会社の若い同僚からのいただき物です。
    アニメも観ましたが、やはり原作の方がわかりやすいです。
    ありがとうございました。

  • 小町ちゃんの受験周辺のお話に涙腺を刺激されました。そしていろはすちゃん安定の可愛さ。もう大好きです。

  • そうきたかー。
    作者はそう考えるかーという展開。
    お話の終結に向かってるんだなぁとひしひしと感じた。
    それにしても魔王ポジションの方が怖い。
    あのお姉様が中ボスに見えるんだもの。

    個人的には川なんとかさんが好きなので、もうちょい出番を増やして欲しいです。なんなら、なんとか崎さんエンドでも良し。

  • 自立し始めた話。
    姉貴が段々ええ人になってきてるな。

  • 俺ガイル最新巻。
    前巻からかなり刊行まで間が空いたので、所々忘れている事が有るけど、そのまま読み進んだ。
    一応、前巻の最後から場面は続いているのかな。

    物語はようやく雪乃の、つまりは最後の問題に辿り着いた。
    母親に自分の希望を言うという雪乃の決意表明があったにせよ、表面上は大したこともなく順調に進んでいるように見えた。
    でも、読んでてなんとなくずっと重苦しさを感じていた。
    多分最初に「この選択をきっと悔やむと知っていても」というフレーズを読んでしまったからだ。
    そして持ち上がる問題と、それぞれの決意。
    その結末は次巻へと持ち越された。

    それにしてもラストの平塚先生とのやり取りはまさに八幡の真骨頂だなあ。
    たとえ共依存であろうとも、きっと後悔するとしても、捨ててしまえない想いがある。
    最後に残ったそれこそが、彼の本物だから。
    でも、どうなんだろうね。
    いったい、この3人の関係はどうなってしまうのか。
    見届けなければ。

    いやそれにしても三つ挟まれた結衣の独白がどれも切なくて、苦しい。
    いっそ、ちゃんと告白してしまったほうが良いと思うんだけどなあ。
    そんな場面がこの先にあるんだろうか?
    あって欲しい。

  • うむ・・・当たってほしくないルートに行きそうでいやなのですが。やはりガハマさんは振られるのか・・・?

  • ひさびさの新刊。


    ラノベはあまり読まなくなったけど、

    いまだに読んでいる一冊。


    はじめの頃の面白おかしい感じもよかったけど、

    今のラノベとは思えないほどの

    細やかで繊細な心理描写も好きです。


    結末がどのようになるのか

    楽しみです。

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