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沙漠の国の物語―風はさらう (ルルル文庫)

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著者 : 倉吹ともえ
制作 : 片桐 郁美 
  • 小学館 (2007年11月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784094520316

沙漠の国の物語―風はさらう (ルルル文庫)の感想・レビュー・書評

  • 砂漠2巻。砂漠の荒涼とした世界観の中に、
    シムシムの緑が覆って行く、そんな物語を想像するだけで楽しい。

  • デビュー作『沙漠の国の物語-楽園の種子』の続編。


    「シムシムの使者」としてたった一つ実ったシムシムの種子を"砂嵐の町" タラスファルに託したラビサは、園丁見習いとして再びこの町を訪れる。
    解放された故郷の復興に忙しい毎日を送るジゼットと、自分がすべきことが何なのか見えずに焦るラビサが、すれ違いながらもだんだん惹かれていく様子がとても爽やかな物語。お互い気になっているのに、本人たちより周りの方が気付いているというのはお約束だけど、ニヤニヤしてしまいますね。

    そんな微笑ましい二人とは裏腹に、取り巻く現実は過酷なもので。

    砂嵐旅団の魔の手がラビサに迫りイフリートの力で何とか難を逃れたものの、旅芸人の一座に拾われ奴隷にされたり、奴隷商人によって売り飛ばされそうになったり。ジゼットの機転で助かったものの、砂嵐旅団頭領のカヤルに捕らわれてしまったり。状況の変化がとにかくめまぐるしい。

    ジゼットは兄と慕っていた砂嵐旅団の頭領カヤルと決着をつける。
    カヤルの闇はジゼットの闇よりもなお深くて。自分の孤独を、他者を憎むことでしか隠すことができなかった、彼の存在自体が歴史が生み出してしまった罪なのだろうと思う。

    ジゼットが過去と戦っている間、ラビサは、自分が使者の旅でもたらした世界の変化の波の一端を見ることになる。少女らしい潔癖さと素直な言葉は、周りの大人をも動かし歴史の大きな転換を迎える。
    光が大きければ影もまた大きい。新たな火種の存在が明らかになるなど、沙漠の世界はまだまだきな臭いけれど、そこは次のお話ということで。

    ゆっくりとお互いを意識し始めたラビサとジゼットの大切な「約束」
    もう二人から目が離せません!

  • 『沙漠の国の物語』第2巻。
    故郷を思う気持ちは同じ…いや、誰よりも強かったかもしれないのに、いつからか道を見失ってしまったカヤルが可哀想でならない。
    もっと早く“楽園の約束”が起こっていたなら、カヤルにも安らかな日々が戻ったかもしれないのに…。

    前文とは全く関係無いが、ラビザが踊りを踊っている挿絵がとても笑えたw

  • 続編。良い文章を書くと思う。多分私にはイラストのせいもあるけれども、キャラも魅力的で面白い。
    ストーリーも王道を外さないながらもカヤルのあたりとかは良かったと思います。

    ただ聖地を巡っての最後の方のシーン、ちょっとあっさり終わりすぎかな・・・もうひと悶着あっても良かったかなぁなんて。
    ルルルならこんなものかなーとも思いましたけど(文庫で判断)

    前作より面白かったと思います。今後にも期待。

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沙漠の国の物語―風はさらう (ルルル文庫)の作品紹介

沙漠に水の恵みをもたらす聖樹シムシムの使者として"砂嵐の町"を解放した男装の少女ラビサと、生まれ故郷"砂嵐の町"を自分の信じる道で救ったジゼット。新しい町づくりに奮闘する二人の前に、盗賊"砂嵐旅団"の頭領カヤルの陰謀が立ちはだかる。碧い空と灼熱の沙漠を舞台に、ラビサとジゼットとカヤルはやがて運命の決着へと向かう…!それぞれの思いが交錯するドラマチック冒険ファンタジー。第1回小学館ライトノベル大賞ルルル文庫部門大賞受賞作。

沙漠の国の物語―風はさらう (ルルル文庫)はこんな本です

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