プリンセスハーツ~初恋よ、君に永遠のさよならをの巻~ (小学館ルルル文庫 た 1-6)

著者 :
  • 小学館
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  • Amazon.co.jp ・本 (318ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784094521221

作品紹介・あらすじ

身分を隠すための仮装をして楽しむ、10年に一度の賭博祭の最中、アジェンセン公国北部のナンセで領主の継承問題が起こった。その頃ジルとルシードはお互いを思いやりながら、秘密裡に進めていることがあった。つけ込んで来たのは隣国の若き王子オース。13歳の彼は野心家で策略に富んでいて、ナンセを自分の支配下に置こうと考えたのだ。ジルとオースの知力合戦が始まった!その時ルシードは…。

感想・レビュー・書評

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  • 5作目。

  • アジェンセン大公夫妻は、実はある契約のもとに協力関係にある仮面夫婦。賭博祭はいよいよ終盤、ジルの元に戻ったルシードはジルをも唖然とさせることをいい放ち、予想外の展開に……。
    いやー、賭博祭ばんざい!と言いたくなるような展開でした。すげー!賭博祭!悪魔のように頭の良いジルと、天然だけど人をひきつける能力のあるルシードのそれぞれの力で困難を乗り越えていくシリーズですが、今回はルシードのターン!ラスト近くのいちゃいちゃにももんぜつしました。こ、これ、外で読んでなくてよかった……!(笑)少女小説ではなかなか類を見ない、政治をテーマにした小説ですが、ラブコメも絡めて面白く仕上げています。おすすめです。

  • 退っ引きならなくなってきた
    時間を稼いで、次の一手を考えて、しのぎつつ先手をいろんなところに仕掛ける
    幸せになる人が全然いないのが辛い

  • 前半は挿絵と文章の位置がおかしくて、読んでてイラっとした。
    構成、どうにかならなかったのか。

  • 前巻から続くナンセの後継問題。ジルのライバル、オース王子は子供ながら手強い。ジルが負けてる…。活躍したのが意外にもルシードでした^^ ここのところ彼の成長には目を見張るものがありますね。やっぱり“守りたいもの”が出来ると違うのでしょうか。折角いい雰囲気になってきた二人ですが、ジルの天然発言 “管理”“監視”のあとに 「わたしをもっと可愛がりなさい!」にはびっくり(笑) なかなか言えないセリフですよ^^  
    ナンセの問題が片付いても、まだまだピンチは続きそうな気配。早く続きが読みたい!

  • 【5】面白くて4巻からページ捲る手が止まらない。ルシード大公の天然筋肉バカは無敵だわー。最後あたりの大公・公妃のかけあい『監視』は、この間の『管理』の変奏みたいで面白かった。ナンセ公爵領問題は解決したけど、普通ならバレるのは持ってあと数年じゃあないの?胸の痛い別れがあって13歳の君たち大人の階段のぼってね。何はともあれ賭博祭、いい仕事するナ~。

  • 途中でタイトルの意味がわかってふおおっとなりました。
    今回はお祭りだったり、トーナメントだったりととにかくわくわくして、本当に面白かった。策略の攻防はすごかったし、ルシードがかっこよくみえたし。色んなキャラがいて楽しかった。

  • オズマニアの雹王子ことオースとの息詰まるような権謀術数を巡らせたやりとり。
    でも、やっぱり王道が一番強かった。
    バカっぽかったルシードがどんどんかっこ良くなっていく。
    あっと言うようなどんでん返しもあり、読者を最後まで飽きさせないストーリー展開だった。
    不吉な伏線もあり、次巻以降の展開が楽しみ。

  • ルシードの初恋かと思ったら…w本編は追い詰められすぎて、あぁ、もうあかん・・からの~で、面白かった。そういや、ジルとそっくりさんがいたのね(オースの母)そろそろジルの背景あたりがじっくり読みたい所。

  • 人間の心をさらけ出す賭博際に乗じて様々な人の思いが錯綜して、読んでいて面白かったです。謀略を巡らせるジルとオースのやり取りにハラハラさせられ、一体どうなるの!?と思っていたら、まさかのルシードに持っていかれました。
    ジルに足りないものをルシードが補い、それでオースに勝ったという結果に痺れました。なんかルシードがたくましくなってる……あのトイレに籠っていた王が……!とちょっとした感動を覚えました。
    少しずつ距離が埋まっていく二人の関係もよかったです!

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著者プロフィール

1976年兵庫県生まれ。2000年『マグダミリア三つの星』で第4回角川学園小説大賞奨励賞を受賞しデビュー。主な著作に「トッカン」シリーズ、「上流階級 富久丸百貨店外商部」シリーズ、『メサイア 警備局特別公安五係』、『シャーリー・ホームズと緋色の憂鬱』、『マル合の下僕』、「カーリー」シリーズ、『剣と紅 戦国の女領主・井伊直虎』、『主君 井伊の赤鬼・直政伝』(文藝春秋)など。2013年『カミングアウト』で第1回エキナカ書店大賞を受賞。漫画原作も多数。

「2023年 『忘らるる物語』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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