プリンセスハーツ~初恋よ、君に永遠のさよならをの巻~ (小学館ルルル文庫 た 1-6)
- 小学館 (2009年7月31日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (318ページ)
- / ISBN・EAN: 9784094521221
作品紹介・あらすじ
身分を隠すための仮装をして楽しむ、10年に一度の賭博祭の最中、アジェンセン公国北部のナンセで領主の継承問題が起こった。その頃ジルとルシードはお互いを思いやりながら、秘密裡に進めていることがあった。つけ込んで来たのは隣国の若き王子オース。13歳の彼は野心家で策略に富んでいて、ナンセを自分の支配下に置こうと考えたのだ。ジルとオースの知力合戦が始まった!その時ルシードは…。
感想・レビュー・書評
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5作目。
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アジェンセン大公夫妻は、実はある契約のもとに協力関係にある仮面夫婦。賭博祭はいよいよ終盤、ジルの元に戻ったルシードはジルをも唖然とさせることをいい放ち、予想外の展開に……。
いやー、賭博祭ばんざい!と言いたくなるような展開でした。すげー!賭博祭!悪魔のように頭の良いジルと、天然だけど人をひきつける能力のあるルシードのそれぞれの力で困難を乗り越えていくシリーズですが、今回はルシードのターン!ラスト近くのいちゃいちゃにももんぜつしました。こ、これ、外で読んでなくてよかった……!(笑)少女小説ではなかなか類を見ない、政治をテーマにした小説ですが、ラブコメも絡めて面白く仕上げています。おすすめです。 -
退っ引きならなくなってきた
時間を稼いで、次の一手を考えて、しのぎつつ先手をいろんなところに仕掛ける
幸せになる人が全然いないのが辛い -
前半は挿絵と文章の位置がおかしくて、読んでてイラっとした。
構成、どうにかならなかったのか。 -
【5】面白くて4巻からページ捲る手が止まらない。ルシード大公の天然筋肉バカは無敵だわー。最後あたりの大公・公妃のかけあい『監視』は、この間の『管理』の変奏みたいで面白かった。ナンセ公爵領問題は解決したけど、普通ならバレるのは持ってあと数年じゃあないの?胸の痛い別れがあって13歳の君たち大人の階段のぼってね。何はともあれ賭博祭、いい仕事するナ~。
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途中でタイトルの意味がわかってふおおっとなりました。
今回はお祭りだったり、トーナメントだったりととにかくわくわくして、本当に面白かった。策略の攻防はすごかったし、ルシードがかっこよくみえたし。色んなキャラがいて楽しかった。 -
オズマニアの雹王子ことオースとの息詰まるような権謀術数を巡らせたやりとり。
でも、やっぱり王道が一番強かった。
バカっぽかったルシードがどんどんかっこ良くなっていく。
あっと言うようなどんでん返しもあり、読者を最後まで飽きさせないストーリー展開だった。
不吉な伏線もあり、次巻以降の展開が楽しみ。 -
ルシードの初恋かと思ったら…w本編は追い詰められすぎて、あぁ、もうあかん・・からの~で、面白かった。そういや、ジルとそっくりさんがいたのね(オースの母)そろそろジルの背景あたりがじっくり読みたい所。