横柄巫女と宰相陛下 楽園の塔 (小学館ルルル文庫 あ 2-6)

著者 :
  • 小学館
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本棚登録 : 49
感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (281ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784094521504

作品紹介・あらすじ

ノトたち聖獣殿の皆は、縁結びで有名なキーカ神殿に行くことに。恋人を!と張り切るリリィを横目に、カノンへの恋に悩むノトは、彼と離れることにほっとする一方寂しくもあった。その頃、カノンに「藍の民」という一族の王宮女官が消えたという情報が入る。またノトからは、キーカ地方で毎年「藍の民」の娘が消えているという手紙が来て。奇妙な符号の一致にノトを案じたカノンはキーカに赴くが…。

感想・レビュー・書評

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  • 無表情なために横柄ととられてしまいがちな巫女のノトと、有能な陛下のラブコメですが、今回はかなりシリアス。今回はよかったっ。なんといっても悪役と言いきれないところがよかった。このシリーズの主役は、どうにも「正義」すぎるので、このぐらい「悪」と言いきれない、やりきれない感じの方がとても合っていると思う。おでこちゃんも好きなので復活嬉しいし、犬も今回はめちゃくちゃ役に立ってた。にこにこです。ラブ展開もいよいよ押し迫ってきたので楽しみです。

  • おでこちゃんことオディルさんと離れてしまったり、叶わない恋心を自覚してしまったりと、辛い試練が続く巫女ノト。

    一方の王様は騎士のコスプレしたりと、開き直って人生を楽しみはじめたもよう。

    あ、リリエッタ様は相変わらずの賑やかしで安心です。

  • オディルやローロ達藍の民の話です。オディルカッコいいなぁと思ってしまいました。

  • シリーズ6巻目から、6ヶ月連続刊行とのこと。
    あと6冊続くってのは、六郷が全員出てくるのかな?

    さて、今回のお話は、ノトはキーカ神殿、カノンはメダスと別々の場所に向かったはずですが、途中からはやっぱり一緒の行動となります。

    4巻、5巻でお互いに相手への恋心を自覚したカノンとノトですが、ノトは、「聖剣の巫女」の立場を取り、カノンへの恋心を以前のただの好きに戻したいと、「恋じゃなくなれ」って言い聞かせてます。
    一方カノンは、自分では気付いてないみたいだけど、端から見たら、ノトに対してラブラブな気持ちが結構出てきてるような?

    ただ、すっごい素の状態でカノンがノトのベッドに入ってきてましたけど、普通好きな子のベッドに入ってくるなら、もっとドキドキしそうなものでは?なんて。
    まあ、非常事態ではありましたけど、カノン、クールすぎです。

    今回、藍の民であるオディルが誘拐されたメダスの事件は、珍しく結構早めに展開が読めてましたけど、オディルとヒロクももしかして?って思う場面もありました。
    キルテとレノウ、ローロとスライ・・・。
    あれ?いつの間にかカップルだらけになってませんか?

  • カノンが絵が下手だというのが微笑ましい……。
    二人がお互いに恋心を完全に自覚し、それをこれから大事に育てていくための序章、といったところですかね。
    まあ、イラストは相変わらずあんまりいいとは思えないが、話はそれなりに安定感があって楽しめる。ただ、ここまで来るとリリィの存在はウザイだけなのだが……。別に出番いらない、と思ってしまうのは私だけだろうか。

    これから6ヶ月連続刊行だそうですが、すげーな。途中で失速してつまらなくならないことを祈る。

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