桜嵐恋絵巻 ~遠雷~ (小学館ルルル文庫 み 1-12)

著者 :
  • 小学館
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  • Amazon.co.jp ・本 (277ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784094521542

作品紹介・あらすじ

互いの家に秘密とはいえ、やっと結婚した詞子と雅遠。妻、旦那様と呼び、愛し合う幸せをかみしめる二人。そんなある夜、伊予国から戻ってきた詞子の叔父が、白河に乗り込んできて…。一方、出仕中の雅遠には詞子の父が!?不穏な雲行きの中、詞子の身に信じられないようなことが起こる!?事態は宮廷をも巻き込み、思わぬ方向へ!信じ合い愛を貫こうとする二人の運命は…!?大人気の平安恋絵巻、波乱の幕開け。

感想・レビュー・書評

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  • 桜姫の叔父が赴任国から帰ってきて、前から執着があった淡路に会いに白河別邸にやって来た。それを雅遠が追い返したことから、雅遠と桜姫が結婚していることが知れ渡ってしまった。事態は最悪の方向へ進む。雅遠は監禁、桜姫と淡路はさらわれて、なんと伊勢神宮の斎王にさせられてしまう!?
    次巻で雅遠が仲間たちの力を借りて、二条中納言と左大臣にどこまで対抗できるか見ものだ。そもそも桜姫は救い出されるのか。桜姫(詞子)自身にも、そろそろ自分を面に出して抵抗の活躍をしてもらいたいところだ。

  • ・歪んだ横恋慕される淡路さん
    ・ついに結婚バレ(というか暴露)する雅遠様
    ・ドサクサで実春さんも大告白
    ・でもなんか奏子さんが駆けつけるまでに一連の流れ、目頭が熱くなった
    ・葛葉さんエピソードも目頭が熱い案件
    ・艶子さん悲しい・・・

  • 互いの家には秘密とは言え、やっと結婚した詞子と雅遠。妻、旦那様と呼び、愛し合う幸せをかみしめる二人。
    そんなある夜、伊予国から戻ってきた詞子の叔父が、白河に乗り込んできて…。
    一方、出仕中の雅遠には詞子の父が!?
    不穏な雲行きの中、詞子の身に信じられないようなことが起こる!?
    事態は宮廷をも巻き込み、思わぬ方向へ!

    タイトルからして不穏な感じと思ったけど、まさかここまでの展開になるとは…。
    親に秘密でついに結婚をし、幸せに浸っていた二人。しかしここで淡路に執着する詞子の叔父が登場。完全にストーカーです。おまけに淡路はあくまで思い人の代用とかふざけた話。
    この叔父のおかげで雅遠と詞子の関係が発覚し、事態は一気に怒濤の展開へ。前巻まで割と事件が起こっても穏やかに静かに話が進んでいたので、今回はすごいスピード感。
    左大臣も右大臣も大激怒。まぁ左大臣の方はまだいいとして、ほぼ捨てたような状況の右大臣が偉そうに切れてるのは本当に不愉快。
    おまけに雅遠が謹慎で自宅軟禁状態の間に詞子が誘拐されるとかマジか。
    実春が男を見せたり、艶子が何気に姉を心配してたり、以前ちらっとだけ出てきた斎王云々の話がここで伏線になってたりと面白くなってきました。
    初めて続く状態で終わったので続きも楽しみ。

  • 次も用意しておいてよかった。
    このままだと気になって。
    それにしても、いつの時代も権力者とは最悪な方が多いですね。

  • やっとこさ、主人公が物語に関係してきた巻。

    このくらいの上げ下げがあると、
    話が面白く感じる。

  • 淡路さんの過去が明らかになりました。
    淡路さんは爽信さんあたりといい感じなんですが・・・お坊さんですしね。

    雅遠が潔く結婚の宣言したのはいいのですが・・・どちらの親も別れさせようと必死ですね。
    挙句の果てに誘拐なって事態になるとは思いませんでした。
    式部卿宮の姫は中々凄いキャラのようですね。
    詞子はどうなってしまうんでしょう。

  • 前巻でようやく結婚できたので、そろそろ嵐がくるな、と。
    韓流ドラマの様にとりあえず来たるべきものがきた、展開。

  • ニヤニヤ♪で始まったはずが、ドカンドカンと雷です。サブタイトルは遠雷ですが、ゴロゴロドシャーンですよ。 詞子の祖父も母親も良い人だったようなのに、悪人世にはばかるというか・・残ったのはカスばかりなのですね。 早く次ッ!!次ッっていうラストでした。

  • シリーズの中でいちばん好きかもです。
    雅遠と五の宮、雅兼、利雅のやりとりが好きです。

  • シリーズ6巻目。
    前巻で詞子と雅遠がやっと結婚できましたが、今回、周りにばれてしまいました。
    サブタイトルが「遠雷」だし、表紙の詞子と雅遠のイラストもなんか物憂げなので、何かあるかなぁって思ってたら、ここにきてとうとうです。

    ばれたきっかけは、詞子の叔父でしたが、ほんと、詞子も周りには、二条中納言も含めて、ろくな人間がいないんだなぁって思います。雅遠の父の左大臣も、今まで二人の中には気付かなかったくせに、気付いたら、手のひら返したように執着する。嫌な大人です。

    双方の親にばれ、左大臣は雅遠と保名を謹慎させますが、詞子を思い、今までふけなかった笛を吹く雅遠、ぐっと来ました。母宮にもその思いが伝わったらいいんですけど。

    二条中納言は、ほんとうに人間として最低ですね。
    強盗に押し入られた風に詞子を攫わせましたけど、いったいどこに連れていってしまったのか。

    この巻、珍しく続きもので終わってますけど、続き気になります。

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