プリンセスハーツ~今宵はせめて夫婦らしくの巻~ (小学館ルルル文庫 た 1-9)

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  • 小学館
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  • Amazon.co.jp ・本 (252ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784094521672

作品紹介・あらすじ

アジェンセンを囲む国々の政略が錯綜する中、ついにパルメニアの王冠がルシードの目前に…!?それぞれヴィスタンシア、パルメニア行きの準備に追われるジルとルシードは、野望の達成が同時にふたりの別れを意味するという事実に気づく。もう二度と会えないかもしれない。夫婦でいられる時間は、今宵が最後かもしれない-ようやくお互いへの気持ちに気づいたふたりは…?恋と野望が渦巻く王宮ロマン、急展開。

感想・レビュー・書評

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  •  本人達もがんばりましたが、周囲の人達はもっとがんばりました。そっか、山盛りかぁ…。
     冒頭いきなりセティとオーシーの謀略から始まって、一転して仮面夫婦女子組のコイバナ…この落差にいきなりドキュンとやられ、あとはもう本当…みんなががんばってくれました。元々トイレ大公もジルはやればできる子ですものね! さすがオリエのおじいちゃん。本当によかった…! と、思いきや次から別居編がスタートですか…ううっ焦れ焦れする。命懸けの婚約者ご機嫌伺いとか、“回収”しにきたとか、双子の妹が誘拐とか、ロレアンが描いたならジルじゃね?とか、ジルの出生とか…色々想像してにやにやさせて頂きました。
     あと、今回騎士団長4人が生き生きしていて素敵でした。ジャンシードがついに言ってくれたのにさらりと受け流しやがったぜエスメラルド(笑)

  • シリーズ8作目。

  • 仮面夫婦の二人が、ようやく「仮面」返上?もう会うこともないかもしれない。それでも、「あなた」がほしい。そう思う気持ちは、二人をつなぐ……。いつにないらぶらぶ具合な巻でした!しかし、ルシードのあのセリフは死亡フラグともとれないこともないけど……さすがにそれはないよね!ね!次の巻はいろいろな舞台がありそうで、楽しみです。

  • 今を大事にかー
    ひとまずよかった
    しかし弟君はほんとなにかんがえてんだろ
    着々と包囲網に囲まれつつある主人公たちだなあ

  • ああ、やっとトンチンカンな会話からラブラブになるかしらv と期待を込めて読みました。結構まともで逆に予想外でした(笑) 

  • ヒーッ、可笑しすぎる~~、最高~♪ジルの言葉選びのセンス!Let‘s言葉攻めww。リドリスがルシードに“恋”というものの説明をしてる際にもらした「自分にも覚えがある」みたいな言葉の相手は一体誰なんだろう?…さて、仮面夫婦の『山盛り』実践が寸止めされてしまって、『山盛り』が実現できる日はいつに?

  • ジルとルシードの仲を進展させようと、まわりの人々(あのリドリスまでもが)が画策するなか、オズマニアが策略をしかけてくる。
    その裏の裏をかこうとするジルだが…。
    次巻から、二人は遠く離ればなれになる予定。
    心は通じあったと思えるが、一層の困難が予想されますます目が離せない。

  • ですよねー。ってなったwとはいえ、ようやくジルとルシードメインの話が読めて大満足。次からは別行動→終盤へ突入なのかー。謎が知りたいのに中々明かされないww焦らし上手…!

  • 面白かった。やっと二人に自覚が!でもジルの語彙が相変わらずでルシード大変苦労してますが(汗)や、格好よかったぞ!政治背景も動きが。オースが鬱陶しいなぁ。あと四竜騎士団の人たち楽しすぎる。春狼の女たちはどんだけ怖いんだ。

  • 8巻目。
    オビに「ジルに伝えてくれ。今夜は、そちらに泊まると」とあったので、かなり期待してました。

    ジルとルシードがなかなか自分の気持ちに気付かないのに業を煮やしたナンセ公爵夫妻とリドリス、またリュリュカがいろいろ骨を折ってくれたおかげもありますが、8巻目にしてやっと、ジルとルシードがお互いに気持ちを伝えあうことができました。
    邪魔さえ入らなければ、本当の夫婦になれたところだったのに、おしい!

    今回ルシードはめっちゃかっこいいです。
    竜騎士団長達に、ジルを愛していると告白したところとか、ジル語をちゃんと翻訳して、ジルの欲しい言葉をかけたり、帰って来たらジル本人との婚礼をやりたいと言ったり、もう完全にメリルローズのことはふっきれてる感じがしました。

    ヴィスタンシア、オズマニアといった国やシングレオ騎士団の思惑やいろいろ謎な人はいますが、それがどうまとまっていくのか楽しみです。

  • つーか。
    オリエの祖母ちゃんだか曽祖母だかは、どっちなワケよ!!!!
    何故、バルビザンデは彼女に輝かなかったのか。
    (エヴァの持ち主となったら輝きようがないけども)
    有る意味、壮大な伏線(笑)

    ゼフリートって、初代の精霊王???
    月の時代より更に前もあるんだろうなあ。

  • 周囲のあたたかい(?)「押し」もあって、やっとお互いが愛し合っていることを自覚し、一歩踏み出そうとしたけれど、相変わらずこういったことに不器用な二人の姿にドキドキしました。
    この先まだまだ障害が待ち構えているという予感がしますが、二人の心の絆が、きっと乗り越えてくれると信じたい…

    そういえば、ジルはミゼルコリドに笑顔や涙を奪われているのに、最近表情豊かですね。愛は強いのか?

  • この仮面夫婦、一体いつになったら“夫婦”になるんだろう(苦笑)
    せっかくそれっぽくなってきたのになー…。

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著者プロフィール

1976年兵庫県生まれ。2000年『マグダミリア三つの星』で第4回角川学園小説大賞奨励賞を受賞しデビュー。主な著作に「トッカン」シリーズ、「上流階級 富久丸百貨店外商部」シリーズ、『メサイア 警備局特別公安五係』、『シャーリー・ホームズと緋色の憂鬱』、『マル合の下僕』、「カーリー」シリーズ、『剣と紅 戦国の女領主・井伊直虎』、『主君 井伊の赤鬼・直政伝』(文藝春秋)など。2013年『カミングアウト』で第1回エキナカ書店大賞を受賞。漫画原作も多数。

「2023年 『忘らるる物語』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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