横柄巫女と宰相陛下 もっとふたりで (小学館ルルル文庫 あ 2-12)

著者 :
  • 小学館
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感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (249ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784094521719

作品紹介・あらすじ

宰相陛下に戻ったカノンと普通の女の子になったノトがいよいよ結婚。挙式を前に、二人のときめき生活が物語に!怪しい占いに余命宣告をされたリリィがついにミー様に…!?白の貴公子キルテが結婚を前にレノウとの愛を再認識する事件とは…!?スライとローロのラブっぷりも目が離せない!エリオとラメダの不思議な恋模様も必見。オールキャストの恋の行方がわかる、幸せ花嫁達の番外編。

感想・レビュー・書評

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  • 一気読み終了。

    ところどころに細かい小ネタが散りばめられていたち、あとがきで知った。

  • 甘い!!!!!!!ヤバかったです。
    スライとローロの話が個人的にツボでした。人タラシたるスライが可愛く見えるから不思議。この人ら主人公でほかの話が読んでみたかったです。

  • ノト可愛いなぁ。
    鮎川はぎのさんはすごい新人だよ

  • 番外編とはいえ、最終巻の続きのようになっていて、全編通して、超あまあまです(^.^)
    特にカノンは、もうノトへの気持ちを我慢しなくていいって思うのか、なんか外れたみたいです。
    本編の後半はちょっと重い感じだったんで、最後はこんな感じで終わるといいですね。

    <ノト、花嫁教室へ行く>
    カノンの婚約者となったノトが、カノンが留守の間にローロのおうちで、リリィとキルテ、オディルと共に、カリスマ主婦のヴァレント夫人に結婚生活の秘訣を教わるって話です。
    これは、次からの話の序章でした。

    <新婚生活は秘密だらけ>
    一足早く結婚したローロとスライのお話です。
    ローロと結婚できて、うれしいのは分かりますが、ローロの心遣いを全く無視してたおかげで、ローロの機嫌を損ねてしまいます。普段怒らない人が怒るとほんとに怖いんですよねぇ。

    最初は楽観視してたけど、ローロが本気で怒ったのに気付いて、スライが機嫌を取ろうとするんですけど、機嫌を取ってるスライはローロではないけど、確かにちょっとかわいいです。
    最後には仲直りもでき、ローロに赤ちゃんができたってところで終わってます。

    <愛しき君へ>
    キルテとレノウのお話です。
    結婚1週間前に、レノウのおばあさんから、刺繍のダメだしをもらったキルテ。
    拙いノトの刺繍は褒められたのに、なぜ自分の刺繍がダメなのか理由が分からず、夜中に刺繍を全部ほどいてしまいます。泣きながら刺繍をほどく姿はちょっとかわいそうな感じがします。

    そんなキルテの元にレノウが訪れ、ダメだしの理由が分かったキルテは、二人の愛を確かめあることができましたが、二人ともあんなに長いこと付き合っているのに、キスもまだだったんですね。1回くらいはしてると思ってたんで、ちょっとびっくりです。

    <ある恋人たちの思い出>
    ノトとカノンのお話とおもいきや、オディルとヒロクのお話のようです。

    仕事の休みが3日できたカノンとノトは、オディルを誘って、オディルのおもい人であるグラナの別荘で静養することに。最初は、グラナの別荘に大感激のオディルでしたが、別荘の管理人からおばけの話を聞いて、様子がおかしくなります。オディルはおばけが怖かったのに、カノンもノトも怖がらないので、怖いと言えない状況になってたみたいです。

    実は、おばけの正体はヒロクで、オディルがヒロクをおばけと勘違いして逃げたところ、湖に落ちてしまいます。それをヒロクが助け、人工呼吸をします。人工呼吸なんですが、ヒロクはオディルの純潔を奪ったとして、オディルに結婚を申し込みます。
    戸惑うオディルをよそに、ヒロクは結婚の報告をするため、オディルをさらっていってしまいましたけど、オディルにとっては災難みたいなものかも。どうなることでしょうね。

    <桃色の悲喜劇>
    とうとう出ました。リリィ様とミルンの話です。

    怪しい占い師に騙されたリリィが、至宝の宝をさわりにミー様と一緒に深夜に王宮に忍び込んだところ、そこには、同じく占い師に騙されたアリスがいました。ほんと、この二人はそっくりですね、性格が。

    占い師は実は盗賊だったと分かりましたが、盗賊に殴られたミー様の顔が腫れて、ぽっちゃりさんになってしまい、ようやくリリィにもミー様=ぽっちゃりさんと認識できたようです。
    ミルンもなかなかリリィが気付いてくれないのにも限界を感じていたようで、リリィにプロポーズし、キスもしちゃいました。やっと、リリィの恋も実ってよかったです。

    <艶めく嘘>
    エリオとフローリカの話です。
    エリオは、王とは思えないくらい、下僕体質ですねぇ。
    フローリカに呼び出されると、取るものも取りあえず向かうし、酔いつぶれて寝ちゃったフローリカをちゃんと送り届けるし、王様がこれでいいのか?ですが、平和でよいです。

    最後に、フローリカに肖像画の足にキスしろと言われてたのに、唇にキスして、勝ち誇っているエリオがほほえましいです。

    <肖像のない英雄>
    シリウスとマリィのお話です。
    花嫁の父の心境のシリウスとマリィがカノンとノトの結婚式の前日に、話してます。
    マリィことプロキオンはシリウスを愛していると伝えますが、見た目がマリィならOKですが、これが元の男の姿だと、ちょっとね・・・って思っちゃいました。

    カノンとノトの結婚式は普通に終わっちゃいましたけど、ここはもうちょっと二人の前日の心境とかが見たかったです。

    <もっと、ふたりで>
    ノトとカノンの結婚式の3ヶ月後のお話です。
    これまでの登場人物がちょこっとずつ出てきてます(出てきてない人もいますけど)。

    カノンも相変わらず、ノトへの愛がたっぷりで、ちょっとノトの姿が見えないと「ノトは?」って聞くくらいですが、カノンとスライ、キルテの新婚さん3人が執務室で互いにのろけてて、のろけたあとは、早く帰りたいと執務をあっという間に終わらずシーンは、なんか想像できておもしろかったです。

    あと、ノトが飛ばした手帳の中身を追うっていう設定だったんですけど、ノトがどんな風にカノンを翻弄しようと考えたのか、気になりました。

    これで、「横柄巫女と宰相陛下」シリーズはほんとに完結です。
    二人で書いているからか、よく考えられたお話でした。次のシリーズがあれば、また読んでみたい作家さんだと思います。

  • 本編終了後のアフターストーリーです。何というか、内容もいいのですが、絵師の仕事が・・・。何というか第一巻の時はインパクトのある絵だなぁと、賛否両論だったのですがここまでくると表紙だけでキュンキュンしてしまいますね。

  • 何か、一部、BLくさいものが混じっていたような気もしますが……(笑)。
    キャラたちの幸せな番外編。総評としてはよかったんじゃないかなぁ。

    結局、私は最後まで作者のお気に入りというリリィの魅力がさっぱり理解できず、ウザイと思って終わったわけなのだが。たぶん、挿絵が違っていればもう少し評価が変わったのかもしれない。
    楽しみに読んできたので、これで終わるのはちょっと寂しい気がします。でも、失速せずに面白いまま終わったので、次のシリーズに期待。

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