桜嵐恋絵巻 ~夢咲くころ~ (小学館ルルル文庫 み 1-17)

著者 :
  • 小学館
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感想 : 19
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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784094521740

作品紹介・あらすじ

大人気シリーズ「桜嵐恋絵巻」番外編。9つの恋物語を収録した短編集。恋が始まったばかりの詞子と雅遠のちょっぴりドキドキのエピソードや、詞子に一途に仕えてきた女房・葛葉の恋、そして、平安の色男、敦時が出会った本物の(!?)恋。艶子と利雅のその後や、年を重ねた詞子と雅遠が叶えた幸せで穏やかな日々…など、ファン必見の1冊。

感想・レビュー・書評

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  • 前巻の9巻でめでたくお話は終わっていて番外編。雅遠と詞子の日々の出来事と14年後の2人の娘が東宮の妃になるという話であり、二人も周りの人々も幸せな日々を送っていることが分かる。雅遠と詞子の人徳のなせるところかな。乳兄弟の保名と葛葉、異母弟の利雅と艶子の恋なども描かれている。安心して読める。

  • ・恒例の短編おまけ集
    ・雅遠様と詞子さんは安定のいちゃいちゃ(ちょっとえっち)
    ・敦時様と白菊さんの恋を!!!もっと!!!読みたかったです先生!!!!
    ・艶子さんに男の影があると途端に流暢にしゃべって怖い顔する利雅さん最高かよ

  • 詞子×雅遠、淡路×信常、葛葉×保名、艶子×利雅...主人公、脇役とみんな幸せになってよかったです。
    そして遂に、宮様にも...宮様についてはこの先が気になる。

  • 9つの恋物語を収録した短編番外編集。
    恋が始まったばかりの詞子と雅遠のちょっぴりドキドキのエピソードや、詞子に一途に仕えてきた女房・葛葉の恋、そして平安の色男・敦時が出会った本物(?)の恋。
    艶子と利雅のその後や、年を重ねた詞子と雅遠が叶えた幸せで穏やかな日々など、ファン必見の一冊。

    大団円で終わった桜嵐恋絵巻の短編集。
    短い話は本当に短い。詞子と雅遠は本編同様たいへん仲睦まじくて良かったけど、今回はどちらかというと脇役たちの恋模様が描かれているのが嬉しかった。
    葛葉と保名は本当にじれったいなと思っていただけに、葛葉の爆弾発言にはこっちも衝撃を受けた。告白とかプロポーズとかぶっ飛ばしてすでに結婚してるつもりだったとか、ある意味一番大胆だよ葛葉。
    あと恋多き敦時さんが、今までにないタイプの白菊さんといい感じになったのが微笑ましい。意外性あるほうがこういう場合はトキメいちゃうもんだよね。
    艶子と利雅も初々しいながらに進展があって良かった。すっかり兄、姉と仲良くなってる二人が実に喜ばしい。しかし兄弟姉妹で結婚とはすごいなぁ。
    最後はちょっと未来の一幕で、本当に皆円満になっててすごいハッピーエンド感だった。終わっちゃって少し寂しい。

  • 番外編です。
    未来もすこし載っていてよかったです。
    できれば、惇時の未来もみてみたかった。

  • 詞子ちゃんと雅遠さま、艶子ちゃんと利雅さま、この二組みがエラくツボで、仕方がありません。ニヤニヤしながら見守りたくなる…

  • シリーズ序盤な頃の小ネタ4本と、後日談5本。
    猫とガチバトルする雅遠の(詞子関係限定な)大人気のなさはすごいですねw

    後日談は…安名と葛葉のも宮様のも艶子と利雅のも左大臣夫婦のも十数年後のも大変美味しいです。宮様がこの手の方に惹かれるなんて意外すぎて…(*´∇`)

  • ほんとにこれで終わりなんですねー。
    私的には、葛葉と保名を書いた「今日をその日と」と、宮様と白菊を書いた「初雪」、艶子と利雅を書いた「わかくさの」、あとは30歳を超えた雅遠と詞子たちを書いた「花のころ」がよかったです。

    ■今日をその日と
    保名は葛葉への求婚にもんもんとしていたのに、葛葉はすでに結婚していると思っていたって、なんか二人らしいなぁって思いました。
    結婚しても保名は葛葉の尻にしかれるんでしょうね。

    ■初雪
    あの兵部郷宮様が雅遠に迷惑をかけたあの1件以来、恋愛に後ろ向きになっちゃって、恋人0になるっていうのも驚きですが、彼の心を捕らえたのが、雅とは縁遠い白菊っていうのも新鮮です。
    この話は続きが読みたかったですね。

    ■わかくさの
    本編で絶対続きが読みたいと思っていたお話があったので、うれしかったです。あれから2年、全く進展していなかった艶子と利雅ですが、当て馬が出てきてくれたことで、一気に進展です。
    左大臣も以前に比べて、理解のあるパパになってて、打算はあるでしょうけど、艶子と利雅の結婚には賛成してくれてたし、なんか、いい話に進んでて、うれしかったです。

    ■花のころ
    季節は過ぎ、雅遠と詞子が30歳を過ぎたころのお話。登花殿の女御と帝の間に生まれた東宮に、雅遠と詞子の間に生まれた姫が入内することになり、雅遠が花嫁の父らしく、ブツブツ言っているのがいいです!
    ただ、難点は、本編後半でボロボロ出てきた各カップルの間に、お子さま達がたくさん生まれているんですけど、彼らの名前と誰が親なのかが、ちょっと把握できなかったです(^^ゞ

    番外編も終わって、ほんとうに終わってしまい、寂しくもありますが、ダラダラ長いよりかは、スパッと終わる方がいいですよね。

    次作は大正時代のお話らしいですけど、イラストは今度もぜひ藤間麗さんでお願いしたいところです。

  • これで本当に終わっちゃうんだぁ…と思うと、とても淋しい。

    主人公組以外のカップリングも魅力的な組み合わせが多いので、もっと掘り下げた話が読みたかったなぁ。
    特に、宮と白菊。艶子と利雅の話は、“一冊書いても良いんじゃない?”と思えるほど気になる!!

    が、これ以上は刊行されないだろうから、大正時代が舞台だと言う次回作に期待しましょう^^

  • 1巻から登場人物達の幸せをずっと、見守ってきたからか。
    まるで、子供が独り立ちしていくような気分。

    次回作は、大正時代ものらしいので、楽しみに待っていたいと思います。

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