封殺鬼 帝都万葉 (小学館ルルル文庫 し 2-9)

著者 :
  • 小学館
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感想 : 21
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  • Amazon.co.jp ・本 (249ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784094521856

感想・レビュー・書評

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  • 封殺鬼シリーズ再始動。昭和初期に、神島家の当主である桐子は恋心を自覚!?読み切りになるの、かな?「桐子」と「恋」をつなげるのには……無理があるんでは!ってな感じの桐子が「もやもや」するのが楽しすぎる。事件も「恨み」がなくてよい話だった。ちゃんと結婚するまで続けてほしいです。

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  • 安倍晴明の陰陽道を継ぐ本家と安倍晴明が使役に下した2人の鬼の話で本編は現代の話で一応完結しています。

    そして、新に始まったのは、現神島当主代行、神島達彦の祖母、先々代の鬼遣い、神島桐子さまと2人の鬼、弓生(雷電)・聖(酒呑童子)の話です。

    私、現代版に出てきたときから、この神島桐子さまが好きで、当時も番外編として「花闇を抱きしもの」で彼女の話が書かれていました。

    その頃より桐子さまは成長しています。

    前作「鵺子ドリ鳴イタ」では、桐子さまの伴侶となる武見志郎が登場しました。
    ま・・・桐子さまの性格では、なかかな恋愛というか、甘々な話になるわけないのでとりあえず出会い編。


    そして、今回、桐子さま、15歳。もうお見合いの話も出るお年頃。
    2人に進展はあるのかな~と期待大。
    ですが、桐子さまも志郎も期待は裏切らないな~と言うのが実感。

    そして、ちょっと意外なのは、弓生
    「鵺子ドリ鳴イタ」の時も感じたのですが、弓生って桐子さまが相手だととっても人間らしいというか・・・なんか安心するわ~。

    そっか~「鵺子ドリ鳴イタ」で2人をくっつけたのは聖だったけど、2人のキューピッドは、弓生だったのね~(笑)

    志郎・・・最後には、ちゃんと男らしいところ見せたな~。
    桐子さまは、桐子さまでまったく変わらず。

    このシリーズ、なかなか出ないんですが・・・。

    レーベルが小学館のルルル文庫のせいもあると思うんだけど(お話がルルル文庫の路線とはそぐわないように思うのね)・・・でも、ちゃんと桐子さまと志郎の続きが読みたいので霜島さんには書き続けて欲しいな~と思います。

  • 桐子と志朗のなれそめが読みたいー!と思っていただけに嬉しい続き。

    だけど、もうそこまでいっちゃうのか?
    でも、ゴールテープきるまでが長そうなひとたち・・・と思います。

    うう、それにしても最後の志朗のモノローグにはぐっときました。そのあとどうなるかがもう「封殺鬼」本編の物語の中でわかっているだけに。

  • 1年半ぶりの新刊。嬉しい、嬉しすぎる。甘くない封殺鬼らしい2人の想い合いに燃えましたw

著者プロフィール

大阪生まれ。『出てこい!ユーレイ三兄弟(ブラザーズ)』でデビュー。ファンタジーとホラーのジャンルで活躍。「封殺鬼」シリーズ 、「カラクリ荘の異人たち」シリーズ、「九十九字ふしぎ屋 商い中」シリーズ、「あやかし同心」シリーズほか、著書多数。

「2023年 『七人怪談』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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