桜嵐恋絵巻 ~はるかな日々へ~ (小学館ルルル文庫 み 1-16)

著者 :
  • 小学館
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感想 : 26
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  • Amazon.co.jp ・本 (283ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784094521863

作品紹介・あらすじ

鬼姫と呼ばれ、世間から疎まれひっそりと生きてきた詞子は、雅遠と出会い恋に堕ち人知れず愛を育んできた。そんな詞子に、雅遠の両親と妹が住む左大臣邸へと、正式な招待が舞い込む。いよいよ雅遠との関係が、許されるのか?それとも二人は引き裂かれるのか?大人気シリーズ「桜嵐恋絵巻」最終巻!二人の恋が永遠となりますよう…。ドラマチックなラストは必見!感動のクライマックスです。

感想・レビュー・書評

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  • 一波乱も二波乱もあったが、最後はバタバタと諸事が解決してゆき、感動の大団円。9巻も読んできたが、それだけ読ませる文章力があったということかな。登場人物たちの会話がなかなか自然で,息が長くてよかったと思う。ちょっとおまけで、猫の玻璃と瑠璃が顔が不細工らしいが、人の言葉が分かっていて、行動や仕草がなかなか可愛かったよ。

  • ・淡路さんご懐妊いつの間に
    ・利雅さんそんなことが・・・
    ・利雅さんと艶子さんの仲を全力で応援し隊
    ・前巻から艶子さん株爆上がり
    ・詞子さんまでご懐妊・・・おめでとうございます
    ・愛鈴ちゃんのときもだけどいつの間にEND多い

  • 鬼姫と呼ばれ、世間から疎まれひっそりと生きてきた詞子は、雅遠と出会い恋に落ち、人知れず愛を育んできた。
    そんな詞子に、雅遠の両親と妹が住む左大臣邸へと、正式な招待が舞い込む。
    いよいよ雅遠との関係が許されるのか? それとも二人は引き裂かれるのか?
    大人気シリーズ、感動のクライマックス!

    ついに終わってしまった…という感じ。もっと読んでいたかった。
    左大臣には何だかんだですっかり認められ、雅遠の実家の宴に招待された詞子。雅遠の姉妹である麗景殿の女御や奏子にも暖かく受け入れられて、これはいい感じと思った矢先の不吉な展開。からの母宮の痛烈なトラウマスイッチ。うーん、何というか本当にタイミング最悪。
    これは思わず関連付けちゃう母宮の気持ちも分かるし、落ち込む詞子も不憫。
    一方で何気に艶子が気になっている利雅に、雅遠が粋な計らい。これはまさか本当にこの二人くっつく感じなのか? この場合兄弟姉妹同士で結婚という事に? まぁだいぶ先は長そうだったけど。
    艶子の女房名が自虐なの?って感じだったけど、別にそう言う意味ではなかったのね。姉と主人の為に怒ったと言うことで、なんかもう艶子成長したなぁとしみじみ。ある意味この作品の中でわかりやすく成長を見せてるよなぁこの子。
    あと利雅もいつの間にか貴殿呼びが兄上に戻っててなんか安心した。ひねくれたツンデレだったなぁ弟。
    それにしても最後まで強情だったのが母宮だというのには驚かされた。
    最初の頃は、割と早々に息子の応援してくれそうなイメージだっただけに、左大臣よりも遅いとは予想外。でもそれだけに、最後に裳着の儀をしてくれて、母親らしい言葉をかけてくれた時の感極まった感じはすごい。ちょっとうるっときた。
    最後の最後を飾る事件の犯人が詞子の父というのは本当にもう情けない。落ちるところまで落ちたなぁ。
    占いをした光遠自身の口から「呪われてなどいない」と太鼓判ももらえて、呪い持ちの姫としての部分も綺麗に解決。本当に全部すっきりした感じで、おまけに詞子の懐妊も分かって、すばらしいハッピーエンド。
    ここまで綺麗に終わった作品は久しぶりな気がする。
    艶子の姉様呼びがすごくニヤニヤしました。

  • なんかいろいろ良い方向にいきましたが。
    呪いはそんなおち?
    さすがというかなんというか。

  • 正式に結婚した雅遠と詞子は、雅遠の実家である左大臣家の宴に招かれる。しかし、宴の最中に弓矢が打ち込まれ、雅遠の母は不吉だと呟く。

    大団円!
    本当に納まるべきところに納まったという感じです。
    最後まで破綻なく、安心して読めるのはこの作家さんの力量あってのことなんだろうなぁとしみじみ。
    艶子がかわいくて、利雅といいカップルになりそう。

  • 納まるところに納まった感じですね。
    幸せに終わってよかったです。

    利雅と艶子の弟妹コンビの胸の内が語られてよかったです。
    後はこの二人が幸せになったら良いかなぁ。

    詞子の父は最後までアホな感じ全開でした。
    もういっそ不憫なほどでした。

  • 終わっちゃって淋しいなぁ・・・・ わかっちゃいたけど、大団円。著者はハッピーエンド至上主義だそうですが、こういうのは やっぱり幸せにならないと! あっちもこっちも全部片付いちゃって、エーッ!って感じですが、それが嬉しいです。 とても楽しく最後まで読めました。前の中務卿宮様のくだりは、ジーンときました。番外編で、脇の人たちも皆しあわせになれるといいな♪

  • 全9巻で完結済み(番外編「夢咲くころ」も発売中)

    二条中納言家の詞子姫は、鬼を呼ぶ姫と皆から疎まれ、16歳で無実の罪を着せられて白河の別邸に移される。
    そんな詞子が美しい桜に惹かれて庭に降りると、そこには長身で凛々しい顔立ちの源雅遠の姿があった!
    詞子は見ず知らずの公達に姿を見られたと落ち込むが、詞子の可憐さに心を惹かれた雅遠は、思わず詞子に菫の花を贈る。
    様々な思惑が渦巻く京の都で、生まれたばかりの恋。
    平安ラブロマン!

  • 大団円。
    しかし、全ての元凶がダメ父の勘違いって…(-"-;)
    そのせいでずっと『鬼』扱いされてきた詞子や、それに振り回されて来た人達が可哀想。
    まぁ、そのおかげで雅遠と出会った訳だけど、このオチはちょっと酷過ぎる気が……。

    このオチ以外の本編の終わり方は何となく察しがついていたので、後は番外編を楽しみに待つとします。
    できれば、艶子&利雅のお話があると嬉しいかも^^

  • 大団円よかったよかった
    思い込みは身を滅ぼす

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