プリンセスハーツ 大いなる愛をきみに贈ろうの巻 (小学館ルルル文庫 た 1-12)

著者 :
  • 小学館
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感想 : 24
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  • Amazon.co.jp ・本 (303ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784094522099

作品紹介・あらすじ

『ルシードはアジェンセン大公の血を引いていない』その秘密を知ってなお、支持すると言ったはずのリドリスの裏切りに、意気消沈するルシード。一方ジルは、ジョングー=ガーグと共にテジムに捕らえられてしまっていた…。王座奪取へ邁進するルシードに贈られる、リドリスの、メリルローズの、…そしてジルの贈り物。全ての謎が明かされる中、ふたりの運命は!?王宮ロマン、グランド・フィナーレ。

感想・レビュー・書評

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  • シリーズ11作目。
    最終巻。

  • シリーズ完結巻。パルメニア、ジルの敵など、様々な謎がほどかれる巻でした。まさかあの人がねえ……けっこうシビアな展開も、このシリーズの魅力です。彼らの親世代の物語も魅力的でした。ただ、私はこのシリーズの一番の魅力はジルの策謀とそれをも超えるルシードの魅力だと思うので、それがちょっと存分には感じられなかったのがちょっと残念でした。シリーズ全体としては、その「一番の魅力」が発揮されていて、しかもラブコメも高殿さんの作品の中では一番面白かった!かといって、政治的な話がてきとーなわけもなく、その点においてもおすすめなシリーズでした。シリーズ完結おめでとうございます。ジルの欲望に乾杯!

  • 終わってしまったー!
    さみしい
    副題が良すぎる
    カリスマがある人は素敵な人生を送ると思うけど、残される側にもなりうるとはねぇ
    さみしい
    やっぱり廃園のところがぐっときた
    ロレアンこそ騎士のようだったなあ
    長く生きられないし、精霊のためにも死になさい、という価値観を、実は敵のエクラムが否定しているところから物語が始まっていたことが面白い
    リドリスのような、歴史の影に隠れた真実はきっと隠されたまま忘れられて行くんだろうな
    リュリュカがかわいいところがとても良いバランス
    いいんだ、お約束でも、彼が幸せになれればそれでよい、と皆思って読んでいるはず

  • もう一気に読みました。
    リドリスとルシードの対決、ジルとメリルローズの対決を想像していたのですが、そんな戦々恐々とした展開にはならなかったですね^^; 予定調和というか、丸く収まったという気がします。
    ジルとルシードも結局は落ち着くところに落ち着いて良かったです。でもまだ安心は出来ないですね。いつかジルの性別が変わってしまうかもしれませんものね(笑) もしそうなったとしてもルシードはジルを大切にすると思います。

  • 感動の最終巻でした。リドリスもメリルローズも悲しい終わり方でしたが、人生を自分でデザインして生き切ったと思います。急ぎ足の展開の最終巻だったので、もう少しあの人この人の逸話を詳しく知りたい点が多々ありますが、全巻通してシリアスとコミカルのバランスも取れていて大好きなシリーズとなりました。

  • プリハ完結。ハッピーエンドで終わって良かった。
    しかし、この後の息子・孫は…。

    すべての人が完全に幸せになるわけではない。
    そんなパルメニアシリーズのお話が大好きです。

  • プリハー完結。
    うう、やっと終わった、よかった…。

    最初、ルシードには味方が少なすぎるとジルは心配していたのに、終わってみれば、こんなにたくさんの味方が!

    自分の血統や信条やいろいろなものにとらわれて、そこから抜け出せなかった人々。
    それが、親世代とするなら、ルシードたち子供世代は、変えられないような運命まで打破し、自分の人生を生きたと言えるのだろう。

    それにしても、人間関係が複雑で巻末の人物相関図を見て、うなってしまった。
    ここにはいってこないのって、オズマニアの親子くらいか?

    そして、やはり外伝が出ればうれしい。
    『ヘンテコ夫婦のパルメニア王宮日記』ぜひ読んでみたい。

  • 完結。リドリスそこまでするか!(泣)付け加えられた刺繍の文字にぐっときた。ルシード精神的にかなりぼろぼろだけど、それでも立ち上がってくる彼に、皆付いていくんだなぁ。そして念願の初夜!ここに来るまで長かった!もうリュリュカの叫びが凄くよくわかる(笑)。ラストしんみり終わるかと思いきや、さすがジル。巻末の見開きイラストに和んだ。ぎゅっと詰まった濃い1冊であった。簡潔にまとめられちゃった脇キャラ達の外伝も是非読みたい。「ヘンテコ夫婦のパルメニア王宮日記」だって読みたいよ!

  • 王座奪取へ邁進するルシードに贈られる、リドリスの、メリルローズの、そしてジルの贈り物。全ての謎が明かされる。

    王宮ロマンというよりは、王宮コメディでは?という感想です(笑)
    怒濤の展開に駆け足気味だったのが否めず……残念です。もっと読んでいたかった。
    皆さんが言うように、短編集としてもろもろのエピソードが入った外伝が見たいです!

  • アぁ…終わったなぁ。結局、完全なる悪者も居ず何だか物悲しい気分になっちゃったな。色んな人が去って切なかった。最後あのままだとどうしようかと思ったw良かった;;そういや近親ばっかだけど大丈夫なんかいw

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著者プロフィール

1976年兵庫県生まれ。2000年『マグダミリア三つの星』で第4回角川学園小説大賞奨励賞を受賞しデビュー。主な著作に「トッカン」シリーズ、「上流階級 富久丸百貨店外商部」シリーズ、『メサイア 警備局特別公安五係』、『シャーリー・ホームズと緋色の憂鬱』、『マル合の下僕』、「カーリー」シリーズ、『剣と紅 戦国の女領主・井伊直虎』、『主君 井伊の赤鬼・直政伝』(文藝春秋)など。2013年『カミングアウト』で第1回エキナカ書店大賞を受賞。漫画原作も多数。

「2023年 『忘らるる物語』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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