赤き騎士と黒の魔術師 (小学館ルルル文庫 み 2-3)

著者 :
  • 小学館
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感想 : 15
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  • Amazon.co.jp ・本 (243ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784094522136

作品紹介・あらすじ

誰からも恐れられる黒の魔術師・ユハ。その姿は大変恐ろしく、無数の蝙蝠と黴を飼い、それを食事としている…と、世で語られている。絶大な力を持つ魔術師は、国の宝。警護する騎士の存在が欠かせない。だが、その恐ろしさ故、3日と任期がもたないのだ。満を持して派遣された女騎士・ビビアナ。ビビアナには、その任が務まるのか…。

感想・レビュー・書評

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  • 「教官殺し」と呼ばれる美少女騎士(だけど性格と技術は漢らしい)ビビアナ。思い込みが激しく、自分を女扱いされるのがダメなビビアナの新しい任務は、伝説の魔術師のお世話!
    これはよいラブコメでした。みどうちんさんらしいとっぴょーしもない性格のキャラクターたちが、わけわからん小道具とかありながらもよいラブコメをくれます。楽しかった。これの続き読みたいなー。

  • 魔術師で引きこもりのヒーローとむだに暑くて真面目な騎士の女の子のお話です。
    面白かった。
    シリーズにしてもよいぐらい。
    生暖かくみまもっている周囲の騎士達もおもしろかったです。

  • 無駄に熱い女騎士・ビビアナと超インドア引きこもり魔術師・ユハ。騎士として誰よりも熱い心を持ち、「教官殺し」という異名を持つほどの熱血娘ビビアナはある日、上官から地下に引きこもり毎日怪しげな魔術を研究する偉大な魔術師ユハを地上へ連れてくるよう命令を受ける。ユハは恐ろしい噂がつきまとう変人魔術師で、彼を警護する騎士たちは次々と倒れたり、心が病んだりしてしまうという。はたして、ビビアナはそんなユハを地上へ連れて来られるのか!?
    ビビアナがとても一生懸命で面白かったです。テンションが高い娘さんだなぁ~と(笑)異名も教官殺しに脳内お花畑娘、と様々ww本人、無意識なんでしょうけどね(笑)インドア派なヒーローも新鮮でした。ラブはラストにちょこっとあったぐらいですので糖度は低め。もう少しいちゃついても良かったのでは(笑)ただ天然な2人だからどんな感じになるんでしょうねww

  • ひきこもりの魔術師を外に出すべく、新米騎士が奮闘する物語なのですが、なかなかの熱血女の子が面白かったです。

  • 面白かったです!
    ビビアナの一生懸命さが可愛かったです。

  • 主人公のキャラがしっかりしているわりに、魔術師であるユハの立ち位置がややあやふや。
    ツンデレの引きこもりかというと、それほどでもないし、天然という訳でもなし。
    次巻以降に更なる展開があるか?

  • 最初はテンション高めの主人公、ビビアナにちょっと引き気味でしたけど、突出しすぎて、途中から気にならなくなりました。

    ビビアナとユハが初めて出会ったとき、コウモリを捌いて、内臓とか血とかっていう描写が続いて、普通ならウェーって感じになるはずが、ビビアナの気合い入りまくりの行動に、全然嫌な感じにならず、しかも前日の失敗を挽回しようと、せっかく呪いを込めて、素材集めに走ったのに、やっぱり失敗ってあたり、久々に声出して笑ってしまいました(^^ゞ

    途中から、ユハの思ってる国の地図と本当の地図が違っているんだろうなぁっていうのは、予想がついたのが、ちょっと残念。

    ユハが外に出て来たのはいいのですが、ディノとの絡みが少なかったのはもったいなかったように思ったので、できたらユハとディノ、ビビアナが絡んでの続編があったら面白いと思います。

  • くまの柚子さんのイラストに惹かれて購入。

    お風呂の時間にちまちまと読み進めていました。

    コバルト文庫の「橘屋本店閻魔帳」シリーズでくまのさんを知って。

    で、このシリーズは和風なので、登場人物たちのほとんどが和装なんです。

    色っぽい弘人もかわいい美咲ちゃんも基本着物。

    他の作品でくまのさんのイラストを見かけるとだいたい着物系。

    なので、この「赤き騎士と黒の魔術師」を見たときは、

    「おおっ! くまのさんの西洋風イラストー!!」

    と、無駄にテンションが高くなりました。



    いいですね。

    かわいいですね(*´ω`)

    熱血ヒロイン・ビビアナちゃんと、どこまでも引きこもりな魔術師・ユハさま。

    くまのさんのイラストに惹かれて買ったので、この作者さんの作品は初めて読みます。

    おもしろかったです。

    設定とかもいいですね。

    「教官殺し」の異名を持つビビアナは、騎士に憧れて憧れて。

    でも女の子だから、とか差別されるのが嫌で人一倍がんばって。

    おかげでついたあだ名が「教官殺し」。

    悪質なイジメもそうとは気づかず(むしろ、愛のムチ)にがんばるビビアナちゃんがかわいいです。

    でも本当はかわいらしいものや、お花やひらひら、きらきらが大好きで。

    そんな彼女が配属されたのは白騎士という、魔術師を守護するエリート部署で。

    いろいろと問題がありそうな魔術師のお世話役&引きこもり改善という任務を仰せつかったビビアナ。

    噂だけでは恐ろしい化け物と言われていたユハさまの本当の正体は――

    徐々に心を通わせていく二人がすてきでした(*´ω`)

    ビビアナの「私がお守りします!」というシーンは感動しました。

    こういうヒロインは本当好きですね。

    どちらも天然で鈍感っぽいので、恋路はなかなか…かな?

    定期報告が単なる惚気になってるのには笑いました。

    同僚たちよ…南無…(-人-)、なんて。



    脇役の隊長閣下やそのお目付け役さんなども、個性的ですてきでした。

    くまのさんのすてきイラストも拝めて、すてきなお話も読めて。

    すばらしい…(*´▽`)

  • こういう話好みなのかも。何かがツボにはまったらしく、かなり楽しめました。
    熱血天然主人公なラブコメ。

    出だしは空気読めない感じの主人公にちょっと引きましたけど、すごい勢いでガンガン突き進んでくれるから、吹っ切れて楽しくなりました。サラッと書いているけど、コウモリをピーーーできるヒロインは貴重だと思います。

    テンション高くて暑苦しくて、でもニヤニヤが止まらない。
    日記にでも書いておけ!的なのろけにはニヤニヤMAXでした。


    引きこもり魔術師を、元気少女が引っ張り出すお話、

    読み終わったあと落ち着いて考えていたら、ハウル(の原作の方)の楽しさに少し近いものがあると思い当たりました。

    綺麗に終わっているけど、もし続きが出たら読みたいです。

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