身代わり歌姫の憂鬱 (小学館ルルル文庫 み 1-18)

著者 :
  • 小学館
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本棚登録 : 148
感想 : 15
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  • Amazon.co.jp ・本 (251ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784094522396

作品紹介・あらすじ

時は四代国帝の治世、安寧の世。歌が得意な宮妓の銀花は、何故か足繁く教坊に入り浸る皇太子・叡季と、顔を合わせればケンカばかり。いつもイライラさせられて、でもそれが楽しみなようでもあり…しかしある日、王宮で皇太子姫選びが始まり、銀花はお妃候補の令嬢がたの宴会に駆り出される。そこで、最有力候補のお嬢様からとんでもない「依頼」をされて…!?恋と陰謀渦巻く宮廷に花咲くスリリング・ロマンス。

感想・レビュー・書評

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  • ・サカノ景子先生挿絵可愛すぎか
    ・先生にしては珍しい幼馴染みCP
    ・叡季さんがわりと銀花ちゃんしか眼中にないので二人だけの世界感がすごい
    ・お前それ出会ったときから一目惚れじゃねーか!!
    ・怜世さんが気になりましたが出番少なかた

  • 深山くのえさん。初読みです。

    いわゆる王道な話?という事でしたが、
    面白かったです。

    身代わりがあそこまでえげつないのには、
    びっくりしましたが、1巻のみにしては
    諸々丁寧に書かれていたなと。

    ちゃんと子供の時のエピソードをいれてくれたのも
    良かったです。

  • 好きな人の前で声を偽り演技をしなければいけない辛さ・・・。
    大好きなのに、口には出せない。ならばせめて歌で・・・。
    歌姫の、中華風ラブストーリー。

  • 相変わらず、安心して読めるクオリティ。作者買いしてます。
    どうも猿国の皇后は民間人が続いてるようなので、次は貴族のお姫様との恋物語が読んでみたいなーとか思ったり。同じ世界観で再びがあるのかはわかりませんが。

  • 銀花にちょっかい出しまくる皇太子を生暖かかく見守る大人の皆さんが良いですな(笑) 皇太子、我儘なのに育ちの良さ全開で憎めない坊っちゃんでした。銀花の実家との溝的な部分は結局もやっとボカされたままでしたが、掘り下げるつもりはなかった設定なのかな。それともこの話は続くのだろうか?

  • 作者買い。
    安心して読めるラブストーリーです。
    ただ、舞姫~の系統のお話はもういいかな、と思ったり。
    人気のあるシリーズなのかもしれませんが、桜嵐シリーズなど長編シリーズの完成度の高さと比べると、短編でダラダラやって行くのはちょっと、と思います。
    もし続けるなら、長編でお願いしたいところです……。

  • 舞姫恋風伝と同じ舞台なのかな?安心して読めました。ハッピーエンドはもちろんでしょうし。
    今回は舞姫ではなく歌姫の銀花が主人公。相手役の叡季はめちゃくちゃ気さくな太子様(笑)こういう太子様もいいよね!
    そんな銀花の特技は声真似。ある宴でその特技のことを最有力太子妃候補の娘に知られてしまい、その娘の身代わりとして顔を隠して叡季と話すことになり…
    結果としては叡季は銀花の身代わりに気づいていて接していたから銀花だけが辛く切ない想いをしたことになるのかな?でもそれがあったからこそ、自分の気持ちに気づけたんだから結果オーライなのか。ラストあたりはとてもキュンキュンさせてもらいました。一気読み!素直になれない二人の甘酸っぱい初々しい感じが可愛かったです。

  • 声帯模写という小器用な特技を持ってるのに恋愛面では素直になれない歌姫と、意地悪かと思いきや意外と優しい、でも不器用な皇子の恋愛もの。

    会いたいのに婚約者を装って壁越しでしか会話できない、という場面が切ないんだけど、現実の距離と心の距離の対比みたいで良いシーンだなと思いました。銀花が苦悩してた割に最後は爽快なハッピーエンド。なんとなく予想はつきましたが、最後の方で叡季の虫よけが発覚したところの書き方が可愛すぎてツボでした(笑

  • どうやら『舞姫恋風伝』シリーズと関係あるお話のようですが、そちらは読んだ事がないので純粋にこちらの作品についての感想になります。
    とても面白かったです!
    次代の帝になる事が約束されている太子と、宮妓である主人公との身分違い(?)の恋愛物です。
    と言っても現帝も先代帝も妃は民間人を娶っているので、身分違いという概念はこの国にはあまりないようです(笑)。
    サカノ景子氏のイラストも美麗で、ストーリーもある意味王道という事もあり安心して読めました。
    ラストの大人展開に「おおっ!」と思いながらも、続編が是非読みたい作品だと思いました。(*^_^*)

  • 猿国とあれば、「舞姫恋風伝」を思い出しますが、話は似ている感じがしました。舞姫と歌姫の違いと、帝と皇太子ってところは違いますけど。

    話の結末はわかりきってはいますけど、やっぱり、深山くのえさんの話は読みやすいし、たまにジーンってなるところもあって、好きです。安心して読める感じです。

    叡季のお妃候補の楊美珠が叡季を嫌って、自分の身代わりに声帯模写が得意な銀花を代役に立てるってことで、話が進むのですが、途中、叡季が美珠を気に入ってしまったのかと思ったら、最後には、すべてばれていたって、銀花がちょっとかわいそうでした。

    銀花に縁談が全然来なかったのは、叡季が止めていたからっていうのは、途中で予想はつきましたけど、怜世も先生も周りはすでに叡季の妃は銀花でいいって認めていて、知らぬは銀花ばかりっていうのも、それを知った上で、読み直すと、違った感じで読めそうです。

    これはこれで面白かったんですけど、やっぱり、「乙女なでしこ恋手帖」の続きが早く読みたいです。

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