婚約者の引継ぎ書 (小学館ルルル文庫 さ 1-4)

著者 :
  • 小学館
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本棚登録 : 42
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (253ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784094522426

作品紹介・あらすじ

父が負った借金を返済してもらう代わりに、大富豪の息子バートと婚約したクレア。借りのある人生なんてまっぴらと借金を返済し、念願の婚約解消に成功!そこにバートから旅行のお誘いが!行き先はなんと次の婚約者のもと!?こうなったら、親の手を焼く変わり者バートの取り扱いを、きっちり次の婚約者に引き継ぐ!と決心するが…。波乱の旅行は恋の始まり!?本当は私のことをどう思ってるの-?トキメキ満載、すれ違いラブファンタジー。

感想・レビュー・書評

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  • バートの作為的な天然キャラ(実はクレアにベタぼれな出来る男)設定が、想像通りかつ期待通りで安定感バッチリでしたな。もう一冊くらい、バートが心置きなくクレアとイチャコラする話があっても良さそうですが、出ないのかな~。

  • 父親の借金を返済し、晴れての婚約破棄、自由の身!
    しかしそれは、今月が終わるまで。

    お祝いされるわ、突如の旅行のお誘いだわ
    元婚約者が何を考えているかさっぱりです。
    しかし、それも読み進めるうちに納得な心情。
    ものすごく突飛な事をするけれど
    実はそれも作戦のうち、という。

    主人公はともかく、面白いぐらい頑張る元婚約者は
    みている分には他人事で面白いです。
    これが自分となったら…どこかでうっかり、とか
    してそうです。
    途中うっかり本音を言いそうになってるのを
    最初からの契約か、どうにかしてもらってますし。

    結局な中ボス(?)にも、やはりな反動にも
    なるほどな、と。
    結局、自然を人間が制御、なんてできません。
    欲をかいてがりがり削ってさようなら、が
    関の山、です。

    護衛の養い子、が気になります。

  • ”リラ”という力を持つ物質を凝縮して『玉珠』という石にして形成する『採珠師』の彼女は、普通の人が見ることのできない”リラ”を見ることができる特殊な能力をもっている。
    婚約解消で狙われる彼女。
    引き継ぎ書のキュンな乙女心が、なかなか可愛いお話で楽しかった。

    読んじゃ駄目よネ
    バートのいじわるッ!
    http://books117117.blog110.fc2.com/blog-entry-2988.html

  • しっかり物のクレアと、めでたくクレアとの婚約を解消する事になった変人バートが、バートの次の婚約者に会うため、一緒に旅行をする話です。

    発売してすぐに買ったまま、半年くらい積みっぱなしにしていてごめんなさい、と思うくらい、面白い話でした。
    というか、こんな陰謀渦巻くなか、旅行をする話だとは・・・

    舞台がどんどん変わっていくのと、タイトルになっている引継ぎ書をはじめ、ちょこちょこっと出てくるものが伏線となっていて、最後の方で話がまとまっていく構成が素晴らしいと思いました。
    キャラクターも魅力にあふれていて、もっと、彼や彼女たちのエピソードを読みたいです。

    しかし、世界の平和は保たれてめでたしめでたしって感じで終わってますが
    メガネの発明品は壊しても、作れることが解ってしまったので、他の誰かが同じものを作りそうなんですけど・・・

  • 父親が負った莫大な借金を立て替えてもらう代わりに、大富豪の一人息子で何故か突飛な行動で周りを困らせるバートラムと婚約することになったクレア。借りのある人生なんてまっぴらと必死に借金を返して、とうとう全額返済。借金を返済できたらバートとの婚約を解消できる約束をしていたクレアは、バートの次の婚約者のために変わり者のバートの性格などを記した引継ぎ書を作ろうと思い立ち……。

    バートがあんなに突飛な行動をするのにはきっと訳があるはず!と信じながら読みました(笑)もうちょっと腹黒さが出ても面白かったかも。主人公ペアも良いですが、ハイラムやミューも良いですね。続きが読んでみたい♪

  • 父の借金の代わりに大富豪のバートと婚約したクレアは、自力で借金を返済し、婚約を解消。次の婚約者の元に行くというバートに連れられて、旅に出るってお話でしたけど、普通に婚約者に行くだけの話じゃなくて、クレアの能力や陰謀なども入って、予想外な展開に終わって、おもしろかったです。

    元々クレアがバートと婚約したのも、バートがうっかり両親に漏らした一言からでしたが、バートがクレアのためを思って、無茶ばっかりしてたってのが分かったり、序盤はちょっと足りない子?って思えたバートが意外とやればできる子で、後半はイラストに合った性格になってきました。

    バートもクレアも最終的には、組織に入ってましたけど、ここで終わるのはちょっともったいないかなぁ。組織の中でのお話とか、ミュリエルとの話とかの続きが読みたいなって思いました。

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