月華の楼閣 (小学館ルルル文庫 あ 4-1)

著者 :
  • 小学館
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本棚登録 : 73
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (251ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784094522617

作品紹介・あらすじ

第7回ライトノベル大賞優秀賞デビュー!

江国の王が乱心して五年。王をいさめた第一公主・玉華は、月華楼に幽閉されてしまう。だが近衛将軍・清鳳が反乱を起こして王を討ち取り、解放された玉華は女王として即位すると同時に、清鳳と政略結婚することになる。
玉華は幼い頃から自分の護衛官を務めてくれていた清鳳を心ひそかに慕っていたが、清鳳は玉華に、好きな男を後宮に迎えて世継ぎを作れと言う。清鳳と心を通わせることができず、慣れない政にもとまどううちに、北方に幽閉されていた異母弟・怜真の減刑願いが出されるが…。
重責に堪えかねる玉華をさらに襲う試練! 「女性であるからこそ造れる国」などあるのか!?
第7回小学館ライトノベル大賞ルルル文庫部門優秀賞&読者賞をW受賞。
受賞時のペンネーム塚原湊都から改名して、鮮烈デビューを飾ります!!

感想・レビュー・書評

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  • イラスト目的で購入したのですが、おもしろかったです。玉華や清凰の葛藤やらにもだもだと悶えましたww

  • 甘い。甘すぎる。

  • 昼ドロみたいな設定だったけど、最後はちゃんと少女向けになった。

  • 買ったのに長い間、積んだままになってたけど2巻が発売したのをきっかけに1巻を読んでみた。

    愛する妃を亡くしたショックで悪王に成り果ててしまった恵秋王。主人公の第一公主・玉華はそんな王に唯一、意見できる存在だった。けれど、ある時、とうとう王の怒りに触れた玉華は辺境の月華楼に幽閉されてしまう。けれどそんな幽閉生活も長くは続かなかった。恵秋王の信頼厚く、そして玉華の護衛武官だった清鳳が革命を起こし王を討った。そして玉華は女王となり革命の将軍・清鳳と結婚することになり…。

    公主ということもあり政には不慣れな玉華。女ということで玉華を王を認めない臣下。期待されるのは世継ぎのみ。けれどそんな中、自分にできる事をやろうと頑張る主人公。けれど思うようにはいかない。初恋の相手、清鳳と結婚できたけれど、その気持ちはお互いすれ違ったまま。ラストはハッピーエンドですのでそこは安心して読みましょう(笑)暗殺事件の真犯人などは何となく予想はつきましたがその理由はちょっと唐突だったような…。
    でも個人的には主人公の相手役が好みのタイプではなかったので、そこまで物語に引き込まれませんでした(苦笑)

  • 自分を罪人だと思う彼。政略結婚だと知りつつ、思い描いていた人と結ばれたことに胸踊らせていた彼女は、己に卑しさを思い知る。
    女であることで嘲笑する声、世継ぎを求める家臣の声。
    政を学びたいと考えた玉華は、清鳳から由宇を紹介される
    不安的な政局を狙ったかのような北方からの侵攻に…

    お互いを思い合う心と、すれ違う想いが大変切なくてよかった。恋愛ものとしては良。政治ものとしては物足りなさあり。
    ヒロインの王としての不甲斐なさが、受け入れられるかどうかで、感想も変わってくと思う作品。

    つくづく甘い(By.Y)
    同意。あまちゃんだォ(流行の、あまちゃんとは違う)
    http://books117117.blog110.fc2.com/blog-entry-3114.html

  • 中華系のものは結構好きなんで、新刊で買ってみました。
    お話的には結構好きかもしれません。

    それまでよい王だったのに、王后をなくしてからは悪行ばかりの父を諌めてきた王后唯一の姫玉華は、とうとう王の逆鱗に触れて幽閉されることに。1ヵ月後、王を倒して迎えに来たのは護衛武官の清鳳で、そのまま政略結婚。

    お互いに好きなのに、玉華は清鳳は政略結婚で仕方なしに結婚したと思っているし、清鳳は玉華が親の敵である自分と結婚しても幸せになれないって思っていて、よくあるすれ違いものですが、玉華側だけでなく清鳳側の心情もところどころに書かれているので、分かりやすいです。

    最終的には誤解が解けて、ハッピーエンドになるまでは予想通りでしたけど、本当の悪役が彼っていうのとか、その理由は予想外でした。確かに自分の恋人のときはあっさり殺しちゃったのに、自分の好きな子が同じ目にあいそうになったら、簡単に謀反を起こしちゃったら、心中穏やかではいられないだろうなって思いました。

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